国民がコロナ禍で塗炭の苦しみを味わっている最中、国家公務員が税金で「パパ活」の相手をし、10代の少女にクスリを飲ませてわいせつ行為に及んでいた。

10代少女に睡眠作用のある薬物を入れた酒を飲ませ、性的暴行を加えたとして、復興庁参事官補佐の菅原久興容疑者(46)が19日、わいせつ目的略取と準強制性交の疑いで警視庁に逮捕された。
8/5/2020
■「食事のみ」の約束を反故
「パパ募集!」
10代少女がツイッターに書き込んだ投稿を見た菅原容疑者は、メッセージにパクリと食いついた。約2週間後の5月27日の夜、「食事のみ」という約束で2人は東京・池袋駅で初めて会い、近くの居酒屋で酒を飲んだ。
「菅原はスキを見て、少女が飲んでいたハイボールに薬物を入れた。意識がもうろうとする少女を抱きかかえ、すぐ近くのホテルに連れ込み、服を脱がし、抵抗できない少女の体を弄んだ。
少女はその間、意識がなく、ホテルから出てタクシーに乗せられ、ようやく意識が戻った。食事の途中から記憶はなかったが、体に違和感が残っていたため、あわてて警察署に駆け込んだのです。少女はハイボールを2、3杯しか飲んでおらず、それぐらいで意識がなくなることはなく、薬物使用が疑われた」(捜査事情通)
少女のスマホには菅原容疑者とのやりとりが残っており、付近の防犯カメラには、菅原容疑者が少女をホテルに連れ出す様子が写っていた。しかし本人は「ホテルで少女に何もしていない。睡眠薬を飲ませたりしていない」とシラを切っているという。
■内閣府から出向中
菅原容疑者は内閣府から復興庁に出向中。内閣府に尋ねると、「復興庁に直接、問い合わせてください」とのことだったので、復興庁に電話で話を聞いた。周囲に内容を聞かれたらマズいのか、「別の電話に移します」と言って場所を移動。仕事内容を問うと、「事実関係を確認し、情報の収集に走っているところです。いずれにせよ、現時点で本人は『自分はやっていない』と強く申し立てている状況ですので、より詳細なことについて説明するのは控えさせていただこうというのが現状です。当庁としてどう考えるかについても、これから政務に上げて組織として意思決定をしようという段階です」(総括担当参事官)。
初対面の未成年者に酒と薬物を飲ませ、意識を失わせ、性的暴行まで加えていたのに、随分、のんびりしたものだ。