無化調ラーメン”が650円とは…!店主のラブが詰まった中華そば
こんにちは。ほぼ毎日ラーメンを食べる会社員、麺すすり子です。
みんな大好き定番の中華そば。定番の中でも昨今の流行スタイルといえば、澄んだスープに美しい中細麺、ピンクなレアチャーシューではないかと考えているすすり子です。さらに無化調(化学調味料、現在で言う「うま味調味料」を不使用)のものもたくさん。
Info:
中華そば さわ |
〒173-0016 東京都板橋区中板橋25-14 |
不明 |
11:00〜14:30 |
月曜日、火曜日、第1・3水曜日 |
カウンター6席 |
禁煙 |
東武東上線『中板橋駅』(121m) マップで周辺を見る |
「中板橋駅」徒歩3分 |
駐車場なし |
2018年12月1日 |
店主さまたちの努力と工夫に思いをはせると胸がアツくなります。中でもすすり子が衝撃を受けた中華そばがあります。
いわゆる“無化調ラーメン”が650円とは安いっ
特製中華そば(¥850-)
それが『中華そば さわ』の特製中華そば(850円)。「特製」というのはいわゆる「トッピング全部のせ」です。
こちとらほぼ毎日ラーメンを食べているわけですが、850円はシンプルな基本の中華そばでよくある価格。そこに全部のせをするとだいたい1000円前後かかります。でも『さわ』では「特製中華そば」が850円。基本の「中華そば」は、650円!
ん――、安いっ!急にここだけ物価が変になりました。そうなるとやはり特製ポチできちゃうよネ?
着丼から動物と魚介の香りがプンップンです。はぁ~ん、スケベじゃん?この興奮が好きです。ひとくち含めば、ぎゅううううっとお出汁の味…!泌み入るぅ~~~舌が喜んでいます。まさかこの風味は…「無化調スープ」!!
ひえぇ。このお値段で?まいったまいった。
このお値段でこのスープ…いかに大変か
中細麺を持ち上げると、繊細なスープがしっかりと絡みつく
無化調スープの手間のかかり方が尋常じゃないって話をさせてください。だって、使う素材には個性がある、でもお店の味は毎日同じにしなければならないわけです。そこで素材の個性差を上手にカバーするのが、うま味調味料です。それを使わないということは、ほんっとーに繊細な調整が必要になるのです。
「無化調のほうが美味しい」という意味ではなく、ラーメン愛と努力がないとできないという意味で、ものすごい技であるとすすり子は思っております。
チャーシューは低温調理で仕込んだもの
中細麺がスープをグイグイっと持ち上げる。ドン、ピシャってハマってます、この麺。そして綺麗~なピンクしたチャーシューちゃん。
ありがたく噛みしめると、じゅわ~~ってお口に脂が溢れ出す。ジュ~シィ~~~。そしてお肉のニクニクしいうまみたちが追いかけてくる。
トッピングもすべて店主の手作り
手締めされたワンタン。餡の中から生姜がピリッと際立つ
さらにワンタンちゃんの生姜がピリッと効いた餡からも肉の汁が出てくる。愛おしい。すべて飲み込むべくレンゲにのせてゆっくり食べます。
なんとなんと、このトッピングたちもぜんぶ、店主・森田さんの手作りなのです。
手作りトッピング&無化調スープ。ラーメンへのビッグなラブがなければなし得ないこと…。そのラブの結果、毎朝5時半から仕込みを行っているという森田さん。…おいしいラーメンってほんと簡単じゃない。(お身体には本当にお気をつけてください…)
真心あふれる中華そばを、心ゆくまで味わって
こじんまりとした佇まいながら、隅々まで店主さんの想いが溢れているお店です
20代の頃、ラーメン店で働いていたという森田さん。子育てのため一度ラーメン店員を辞めましたが、子育てがひと段落した現在、「自分の店をもちたい」という夢を叶えるべく『中華そば さわ』を開業したそう。
「真心込めて、頑張って、無化調ラーメンを提供しています。たくさんの人に足を運んでもらって『おいしい』と喜んで帰っていただきたいです」と語る森田さん。ラブがたっぷり詰まった無化調中華そば。
「おいしかった」という形のラブでお返しできること間違いなしです。双方のステキなラーメンラブで世界がまたひとつ平和になりますように。 ごちそうさまです!
(※編集部注:現在では「化学調味料」でなく「うま味調味料」と呼ばれています。「うま味調味料」は自然食材から工業的にうま味を抽出しており、「化学調味料」だと自然に存在しない人口物質と誤解されやすいため。
ただ、現状では「うま味調味料不使用」を「無化調」と呼ぶことも多いので、そのまま使用しました)
https://nikkan-spa.jp/1639474?cx_clicks_art_mdl=2_title