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松本アニメの原点>松本零士の『宇宙戦艦ヤマト』のTV放送は、1974年昭和49年10月6日に始まった

2025年01月29日 23時01分48秒 | 歴史的なできごと
松本零士先生を追悼して再送の記事です。

このTV版アニメが、松本零士人気の金字塔であり、中興のランドマークでしょうか。松本先生の漫画家デビューは、ずっと前ですが世の中に知れ渡ったのは、このヤマトのTV番組が原点かなとおもいます。

2021
47年前の今日10/6, 放送が始まった『宇宙戦艦ヤマト』。イスカンダルへの旅を、相対性理論で考える。

10/6/2021



柳田理科雄空想科学研究所主任研究員10/6(水) 8:01

こんにちは、空想科学研究所の柳田理科雄です。マンガやアニメ、特撮番組などを、空想科学の視点から、楽しく考察しています。さて、今日の研究レポートは……。

『宇宙戦艦ヤマト』の放送が始まったのは、1974年の10月6日だった。


上は映画版のポスターですね。1977年でしたか。

舞台は、西暦2199年。ガミラス星人の遊星爆弾攻撃で地球は汚染され、滅亡のカウントダウンが進むなか、人類は大マゼラン星雲まで「放射能除去装置」を取りに行くという一大プロジェクトを敢行する。


これは、TV版の初めが初出の画像ですが、映画版でも使われていましたか。

向かうのは、昭和初期の戦艦大和を改造した宇宙戦艦。目的地は、地球から14万8千光年離れたイスカンダル星。残された時間はたったの1年。――絶望的としか思えない旅であった。

そんな旅が成功したのは、沖田艦長のリーダーシップや、島大介の冷静さや、真田志郎の頭脳や、古代進の運のよさなど、原因はいろいろ考えられる。
なかでも、技術的に大きかったのは「ワープ」であろう。イスカンダル星から波動エンジンの設計図を提供され、地球の宇宙船として初めて実現した「光速を超える航行技術」だ。


本稿では、これについて空想科学的に考察してみたい。ワープ航法が可能になれば、はるか14万8千光年の旅も難しくはないのだろうか?

◆光の速さの29万6千倍!


大マゼラン星雲のイスカンダル星まで14万8千光年。往復では29万6千光年。
光の速さで進んでも29万6千年かかる距離である。総延長280京kmであり、もし時速320kmの東北新幹線はやぶさで往復しようものなら、帰ってくるのは9980億年後だ。



それほどの距離を、ヤマトはわずか1年で往復せねばならない。それは可能なのか?

アインシュタインの「特殊相対性理論」によれば、物体がどれだけ加速しても、光速を超えることはできない。それは「光速に近づくとエネルギーが急激に増大し、光速では無限大になる」から。つまり、どれほど大きなエネルギーを注ぎ込んでも、決して光速には到達できない、というわけだ。

ただし、特殊相対論は、次のことも明らかにしている。「光速に近づくと、運動している物体の時間の進み方は遅くなる」。

つまり、ヤマトが光速ギリギリまで加速すれば、ヤマト艦内の時間の進み方はとてつもなくゆっくりになる、ということだ。

計算してみると、光速の99.99999999943%で航行すれば、時間の進み方は29万6千分の1になり、ヤマトは1年で帰ってこられることになる。おお、すばらしい。

あ。いや、すばらしくない。時間の進み方が遅くなるのはヤマトの艦内だけ。ヤマトに乗っている人々にとっては1年しか経たなくても、肝心の地球ではその間につつがなく29万6千年が経ってしまうのだ。


ヤマトが帰ってくる頃には、人類はとっくに滅亡している! その後、地球にはガミラス星人たちが移り住んで繁栄しただろうけど、そのガミラス星人たちもどうなっているやら……というほどの悠久の時間である。

◆成否を分けるのは「通常航行」


次元波動エンジンとワープについては、第4話で科学班の真田さんが解説してくれた。イスカンダルの技術が、特殊相対論を超越する航海術を生み出したわけだが、とはいえ波動エンジンも万能ではない。

1回のワープでイスカンダル星まで行けるわけではなく、ワープで飛べる距離には限界がある。また、1度ワープするとしばらくワープはできないようで、劇中では「1日に2回ワープをする」と言っていた。なかなかキビシイ制限があるのだ。

連続ワープができない以上、ワープと通常航行を交互に繰り返しながら進むしかない。ワープは一瞬で終わるから、1年のほぼすべては通常航行に費やされることになる。

ヤマトの通常航行の速度は、光速の99%とされていた(『宇宙戦艦ヤマト全記録集』/オフィス・アカデミー)。すると、1年のうちのほぼすべてを通常航行で進んだとしても、進める距離はわずか0.99光年!

残る29万5999.01光年は、ワープで進むしかない。つまり、ヤマトの旅は「ほとんどワープ頼り」ということだ。

すると、あってもなくてもよさそうな通常航行だが、実はこの地道な歩みこそが、ヤマトの旅の成否を分ける。

前述したように、光速に近い速さで運動すると、時間の進み方が遅くなる。光速の99%で航行した場合、時間が進むペースは外の世界の7分の1だ。
裏を返せば、ヤマトが1日しか通常航行していないつもりでも、地球の時間では7日も経っていることになる。

つまり、地球の時間で1年以内に帰ってくるためには、ヤマトとしては52日で旅を終えなければならない!

これは忙しい。テレビシリーズ全26話を見ると、実にさまざまな事件が起こっている。

ガミラス艦隊と戦ったり、途中の星で食料を調達したり、宇宙の嵐で3週間も足止めを食ったり、沖田艦長の手術が行われたり、宇宙に飛び出した相原を探しに行ったり、藪がクーデターを起こしたり、アナライザーが森雪に恋をしたり……!

たった52日間で、そんなにいろいろなことをやっているヒマがあるのか!?
イラスト/近藤ゆたか

すると、もっと急ぎたくなるのが人情だが、それは逆だ。スピードを上げると、使える時間はますます短くなる。
このたびの旅においては、急げば急ぐほど、かえって時間がなくなるという不条理こそが真理なのだ。宇宙の旅は本当に厄介である。

いっそのことヤマトは、通常航行のときは、戦艦大和の最大速力と同じ時速51kmくらいで進んではどうだろう。

そうすると1年かかっても44万7千km=0.0000000472光年しか進めないが、地球と同じ1年をまるまる使えることになる。通常航行では、どうせちょっとだけしか進めないのだから、慌てなくてもよいではないか。

急ぐときほど、心に余裕を。お、なんだか人生にも役立ちそうな教訓。さすが、わが青春の『宇宙戦艦ヤマト』である。




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半年で打ち切りの1974年『宇宙戦艦ヤマト』 強すぎた「裏番組」や「逆転劇」とは

2025年01月29日 22時03分55秒 | 文化と芸能

半年で打ち切りの74年『宇宙戦艦ヤマト』 強すぎた「裏番組」や「逆転劇」とは (msn.com) 


その後、再放送で人気を博して、
現在の「やまと」がありますね☆

















真田志郎

「宇宙戦艦ヤマト TV BD-BOX」(バンダイナムコフィルムワークス)
© マグミクス 提供
初の中高生向けSFアニメで期待されたものの、結果は打ち切りに
 1974年に日本テレビ系列で放送されたSFTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』は、大ヒットが期待されましたが、いざ放送されると低視聴率に苦しみ、半年で打ち切られてしまいます。その裏番組では、高畑勲さんと宮崎駿さんが手がけた『アルプスの少女ハイジ』(フジテレビ系)が大人気でした。今回は放送当時の『宇宙戦艦ヤマト』の強力なライバルと、その後の逆転劇についてご紹介します。


【画像】もう絵柄に「松本零士らしさ」は残ってない? 近年の『宇宙戦艦ヤマト』関連作(5枚)


『宇宙戦艦ヤマト』はそれまで親子で見ることを目的にされたアニメとは、一線を画していました。今までのアニメの定型を打ち破るエポックメイキング的な作品でしたが、当時は時代的に需要が少なかったようです。
 総設定デザインを担当した原作者の松本零士先生も自身の著書『未来創造 夢の発想法』で「『宇宙戦艦ヤマト』の第1シリーズは、放映し始めた最初の頃、視聴率がなかなか上がらなかった。宇宙を舞台にした本格的なSF設定や、アニメでありながら人間ドラマを重視した展開になじみが薄かったためだろう。結局、51話の予定が26話で打ち切りが決定してしまい、(後略)」と語っています。


 さらに追い打ちをかけたのは、日曜日の7時30分という放送時間帯でした。フジテレビの裏番組は、カルピスまんが劇場の『アルプスの少女ハイジ』で、演出に高畑勲さん、場面設定・場面構成に宮崎駿さんと、その後スタジオジブリで数々の名作を残す2大巨匠が手がけており、最高視聴率26.9%を記録するなど圧倒的な人気を誇っていました。


 加えてTBSでは、円谷プロが製作した日本版『猿の惑星』ともいえる『猿の軍団』も放送されて、こちらも話題になっています。そんな強力なライバルたちに押されて、あえなく打ち切りになってしまったようです。


 前述の『未来創造 夢の発想法』によると、松本先生はマンガ連載もいつ打ち切られてもいいように、連続する物語でありながら1話完結形式で物語を作っていたため、少しも慌てずに最終回を迎えたと語っています。


 TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』は打ち切りになりましたが、脚本を担当した藤川桂介さんは自身の著作である『アニメ・特撮ヒーロー誕生のとき―ウルトラマン、宇宙戦艦ヤマトから六神合体ゴッドマーズまで』(文春ネスコ)で、著書内のN氏(プロデューサーの西崎義展さんと思われる)に「時間がたつと、きっと見直されると思います」と、慰めたと語っています。


 そして、藤川さんはアニメを再編集して総集編を上映することを提案しました。視聴者のなかには「ハイジを見てしまったけど、本当はヤマトを見たかった」という人も多いのではないかと思ったからだそうです。


 そして、TVアニメの総集編である1977年の劇場版の『宇宙戦艦ヤマト』は、大ヒットを記録します。さらに、1978年の劇場版第2弾『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』、同年のTVシリーズ第2弾『宇宙戦艦ヤマト2』も人気を博しました。1979年『機動戦士ガンダム』や、1995年『新世紀エヴァンゲリオン』といった、TVアニメシリーズから劇場版が作られる流れの先駆けとなったのです。


『ハイジ』を手がけた高畑監督や宮崎監督らが、1985年にスタジオジブリを設立して次々と傑作アニメ映画を生み出すのは少し先のことでした。


(LUIS FIELD)


https://www.msn.com/ja-jp/news/entertainment/%E5%8D%8A%E5%B9%B4%E3%81%A7%E6%89%93%E3%81%A1%E5%88%87%E3%82%8A%E3%81%AE74%E5%B9%B4-%E5%AE%87%E5%AE%99%E6%88%A6%E8%89%A6%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%88-%E5%BC%B7%E3%81%99%E3%81%8E%E3%81%9F-%E8%A3%8F%E7%95%AA%E7%B5%84-%E3%82%84-%E9%80%86%E8%BB%A2%E5%8A%87-%E3%81%A8%E3%81%AF/ar-AA1idHeN?ocid=msedgntp&cvid=b5cc405671234570a75b377923b0c3c3&ei=14
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