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浦島太郎の真実>本当は「乙姫と浦島の恋愛物語」だった

2024年12月26日 09時03分46秒 | 文化と芸能
ブログを拝見していると、「浦島太郎」に関して興味深いお話がありました。




ソース:


むかしむかし浦島が、助けたカメに連れられて竜宮城に行ってみれば。
 現在よく知られている浦島太郎は、じつは巌谷小波さんが書いた児童小説がベース。しかしお話のもとをたどると、8世紀の日本書紀に登場するお話『浦嶋子』につきあたる。そしてその内容はかなり大人っぽい。

<中略>


五色の亀が美人に化けた

 むかしむかし、水の江の浦 島子さんという男性がいた。丹後国の沖合で釣りをしていると、五色の亀が釣れた。亀は絶世の美人に化け、島子は結婚することにした。美人の名前は亀姫といい、天上界から来たという。



 島子は美女と海中御殿に潜っていき、夫婦生活をすごすことになる。
 亀姫の兄弟・姉妹たちも御殿を訪れ、一緒にお酒を飲んだ。近所の少女たちも、きれいな恰好で遊びに来たりした。島子と亀姫は身を寄せ合い、肩を並べ、袖を重ね、夫婦のことわりをなした(要はセックスした)。

 やがて島子が故郷を離れて亀姫と一緒になってから、三年の月日が流れた。
 ふと島子は故郷の両親が恋しくなる。島子が訥々と思いを語ると、亀姫は涙を流した。しかし両親に会いたいという思いを知り、別れを受け入れる。そして別れの印にと、櫛などを入れるきれいな玉匣(たまくしげ)を島子にプレゼントした。

「わたしを忘れることなく、ふたたびここに戻ってきたいと思うのなら、けっして箱を開けてはいけません」

 亀姫はそう言いおき、島子は故郷に戻ってくる。

 ところが、故郷の様子は昔とはすっかり変わってしまっていた。自分の家族はどこにいるのか島子が村人に尋ねると、その家があったのはもう300年も前のことですよ、と驚かれる。島子もびっくりしてしまう。

 島子は呆然としたまま村を歩くが、両親はおろか、知っているものも1人もいない。10日間が過ぎ、島子は別れた亀姫に思いをはせる。島子はつい、あの約束を忘れて、玉匣をひらいてしまった。

 あっというまに島子の体は老いてしまう。亀姫にも二度と出会えないことを悟り、島子は悲しみを歌にする。すると海の彼方から、亀姫の歌が返ってくる。島子は悲しみにたえず、海の向こうに歌を返すのだった──

<中略>

浦島太郎は恋物語だった

 というわけで浦島太郎の原典は、美しいラブシーンもある大人の恋物語だ。
 しかしその後、室町時代の『御伽草紙』などいくつもの「別バージョン」が生まれてきた。原典をもとに、二次創作をくりかえしてきたわけだ。そして現在、子供も楽しめるファンタジーという形で伝わっているわけ。

以下はリンクで>

2015・8・25


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