アイビーログ工房が、FSCの認証を受けてから、早、6年目となりました。その間にだいぶFSC認証についての認知度は、上がって来ていると感じていますが、まだまだ高知県内では、評価は低いようです。今朝の新聞に、MSC、海洋管理協議会の事が載っていました。FSCと同じで海の資源を、持続可能な状態で、枯渇する事がないように、管理しようと言う、理念はFSCとまったく同じです。どちらも世界中から、日本が飛びぬけて買い、消費している物で、世界中から問題を指摘されています。アメリカでは、特定の魚の不買運動によって、消費者が問題に気ずく事が出来たそうです。日本では、複雑で、そう単純には行きそうもありません。消費者は資源枯渇の問題をニュースで見た時は、感心を示しますが、コンビニで、ツナや鮭のおにぎりを買う時、おいしくて安い物をとしか考えない。環境と食が結びつかないのだそうです。消費があるから、取る。悪循環が繰り返されるのです。最後にこうありました。資源悪化で希少な魚を珍重するのでは無く、豊富な魚を選んで食べる。それが「本当の「ステータス」ではないでしょうか。」材木も昔は希少な輸入木材、高級天然木で家を建てるのがステータスだった時代があります。今は木の事を知らずに、木造なら良いと、勘違いしている事もあり、知識が不十分で建てて、いる事もあるようです。アイビーログ工房の建てる家は、梼原町のFSC の森の、杉、桧で建てています。施主さんが望めば、その山を見に行く事も出来ます。将来的には、切る前に行き、使う木を選んでもらう事が、出来るようにしたいとも考えています。そうする事で、施主さんの愛着も出来るでしょうし、ステータスにもなると思うのです。三世代住み続けてもらうには、そう言う物語があると、きっと大切にしてくれると思うのです。CO2排出について言っても国産材はステータスが有ると思います。写真は、高知城の西の遊歩道脇にあった切り株。切り株の中に新しい生命が育っていました。