土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

屋根を美しく。

2009年05月24日 21時49分29秒 | Weblog
今では使われる事が少なくなった瓦。日本の風景には欠かせない物ですが、近頃では重くて、地震に対して重量が心配とか、洋風の家が増えてきて合わないとかで、アイビーログ工房でも、使う事が少ないのが残念です。しかし、一番需要が減った要因は、単価が高いと言う事でしょう。スレートや板金に比べると倍以上する事も有り、アイビーログ工房の設計する、軒の大きく出た屋根では「大手ハウスメーカーのモデルハウス」の家の倍以上の屋根面積になるので、坪単価が上り、予算オーバーになる事もあり、使う事が難しいのが主な理由です。でも一概に高いと言う訳では有りません。日本の瓦は耐久性が高く、天災が無ければ、現代の屋根材より、確実に長持ちし、しかも古びた時、風合いに味がでます。写真は清滝寺の、瓦屋根ですが、40年^50年前後経っていると思いますが、貧しい感じではなく、いい味を出して、お寺に風格さえ与えています。寿命も長く、再利用も出来る素材なので、長い目で見れば、安いと言えるかもしれません。瓦も進化してきて、地震、台風に強い物が、出て来ています。一度薪で焼いた瓦で、屋根を葺いて見たいと思っています。焼斑があり、不揃いの瓦はアイビーログ工房の建てるポスト&ビームに似合うと確信しています。性能も大事ですが、愛される事も大切だと考えています。