土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

良い未来も、悪い未来も自分で作る。

2011年03月01日 21時51分44秒 | Weblog
少し前になるが、里帰りした時に、三原村のKさん宅にお邪魔した。久し振りに会ったら、子供達が見違える程大人になっていて、時間の経つ早さを感じた。住まいはていねいに使ってくれていて、見た目には、新築時とあまり変わらないようだった。しかし確実に年を重ねている事は、良く見ると感じられる。深みを増した丸太の色、所々に見られる、丸太のひび割れ、傷。しかし貧しさは感じられない。古くなり、より豊かな感じを受けた。子供達も丸太の家がとても好きなようで嬉しい。この家が、彼らの人生の一部に深くはいり、彼らの将来に、影響を与え続けると感じました。丸太の家は、引き渡した時に、完成された物ではありません。職人は一生懸命に作りますが、完成は、人が住み、その人が手を入れ、人生や生活の一部になった時、いやお互いが成長し、土にかえった時が完成なのかも知れない。木の家は引き渡しの時、クロスや、張り物の家のように、綺麗でないかもしれませんが、張りものにない、強さ深さがあります。板の傷も削れば良いし、傷のない板の製品は、厳密にはありません。丸太や、板の個性だと認める事から、生活が始ります。今安く簡単に買える物が溢れていますが、人と物の関係が、目的を達成するためだけの物とし、、一時的にしか続かないような関係しか、表面的な関係しか作れなくなって来ています。本当に豊かなのは、他人を思いやれる関係を作ることで、目的を達成することではないと感じています。生きている木の家に住む事で、新しい関係が築かれれば、これに勝る喜びはありません。良い未来も、悪い未来も自分で作ると感じています。出来るなら、美しい未来を。


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