去年は見逃した「アートアクアリウム」。
今年は絶対に行こう!と決意して、やっと時間を作って行ってきました。8月の最初の日!!
(金魚、とか、ガラスの風鈴、大好き!)
入口から暗い通路を行くと、いくつもの円形の水槽が光を発するように並び、中で金魚が悠々と泳いでいる。
会場は暗く、金魚の水槽だけに照明が当たっている。
見るからに透明で、濁り気のまったくない水と水草、泳ぐ金魚。。。
それぞれの水槽に金魚の種類が書いてあるのだが、暗くて読めない(。。。)
黒い金魚、赤い金魚、白黒、白赤、白金。。尾びれがヒラヒラと羽のようなもの、目が飛び出たもの、小さいの大きいの、次々いろいろ。。
通路の奥に突然現れる、階段の上の巨大な水槽。。。そこに何十種類もの金魚、金魚、金魚。。。
何段にも重なった水槽のそれぞれにたくさんの金魚が泳ぎ、白、赤、青、緑、黄色と、次々に変化する光にライトアップされて幻想的な世界が出現!!(うっわ~っ!!)
上から覗いたり、下から眺めたり、金魚と目が合ったり、ある水槽では、金魚に触れることも出来るのだった。。
光のマジックでプリズム効果をもたらし、金魚の群れが大きくなったり小さくなったり、目眩まし状態に。。。もう何がなんだか分からない~~!!
巨大な水槽は、金魚鉢と蓮の花をイメージした造形。流れ落ちる水は、江戸の水芸のよう(!)
江戸切り子ガラスの水槽の中には、底に切り子のグラスを置いて、水槽を囲むようにビー玉が幾重に敷き詰められている。。
贅沢で、遊び心に満ちた、まさに江戸の粋と金魚をアートに昇華させた、素晴らしい展覧会だ。
大きな屏風型の水槽は、墨絵のように、雲や鳥、流水、五重塔や山々などの風景が投影されて雄大な自然の揺らめきを見るよう。。。それに光の変化も加わって、いつまで見ていても飽きることがない。。
奥の一角にはバーカウンターがあり、ナイトアクアリアムでは、日本酒を飲みながらこの魅惑的な金魚と光のアートを楽しめるようだ。
途中の説明書きにもあったが、この日本橋という東京の伝統と先端の融合したビルの中で、これだけの水槽の水の管理、そこに泳ぐ金魚のエサなどの生体管理などなど、独自のノウハウを確立したアクアリストの木村英智氏には驚嘆する。
写真撮影OK、というのも嬉しく、会期中、もう一度行って見たい!と思う展覧会でありました。
アートアクアリアムは、日本橋三井ホールで9月25日まで開催中。
涼しい、しかも感動的!な夏の気分になるよ。