先に書いた「火山の下」を読んで、友人から指摘が。
「・・・・主人公は大使ではなく領事みたいですよ。
昔、外交官宅のメイドやっていたので大使はすごーい生活、多分領事はそれより落ちると思います。
・・・・・」
ありゃりゃ~、またしても間違えた!
大使と領事は全然違うんだ~。
失礼しました!
それにしても、この友人、「外交官宅でメイドやってた」とは知らなかった。
秋葉原じゃないよ。本当っの(!)メイドだよ。
スゴいな~!!
ということで、ここに訂正します。
「火山の下」の主人公は、元英国領事、であります。
これは映画のイメージと原作とが、雰囲気として合っていた、と思うな。
「・・・・主人公は大使ではなく領事みたいですよ。
昔、外交官宅のメイドやっていたので大使はすごーい生活、多分領事はそれより落ちると思います。
・・・・・」
ありゃりゃ~、またしても間違えた!
大使と領事は全然違うんだ~。
失礼しました!
それにしても、この友人、「外交官宅でメイドやってた」とは知らなかった。
秋葉原じゃないよ。本当っの(!)メイドだよ。
スゴいな~!!
ということで、ここに訂正します。
「火山の下」の主人公は、元英国領事、であります。
これは映画のイメージと原作とが、雰囲気として合っていた、と思うな。
2年前、それまで続けていた横浜の情報サイトが終了となり、時間が出来た、本を読もう!と、買ったのがマルカム・ラウリーの「火山の下」(白水社/斎藤兆史 監訳)。
ジョン・ヒューストン監督、アルバート・フィニー、ジャクリーヌ・ビセットによる映画「火山の下で」を観たのはそれよりずっと前のこと。
アルバート・フィニー演じるアルコール中毒の英国大使の様子とか、ジャクリーヌ・ビセットの孤独な美しさが印象に深く残ったのであった。
アルバート・フィニーは名探偵「ポワロ」のシリーズでお馴染み。好きな俳優の一人だ。
1938年11月の「死者の日」のメキシコを舞台に、アルコールに溺れて徐々に精神が崩れていく大使の一日を描いている。
イギリス大使だから、白いスーツに蝶ネクタイ(でもなんとなく崩れてる)、靴はぴかぴか(でも、靴下をはいてない)。。。。
火山の下の街で、過去と現在とが交差し、入り乱れ、どんどん正常が失われていく。
その破滅へ向かう過程が、延々と描かれているのだが、これがどことなく物悲しく可笑しく(英国風のユーモアだ)、美学がある。
また観たいと思っても、こういった映画はテレビでは決して放映されない。
そんなこんな時間が経って、偶然書店で見かけた原著の翻訳。
帯に「20世紀文学の金字塔、待望の新訳」とある。そうなんだ~、有名な本なんだ~。。。
506ページの分厚い本である。なかなか前に進めない。
なんとかかんとか格闘しながら、どうにか少しづつ読み進んでいた頃、「品川区武術太極拳連盟を手伝ってもらえないか」との話が来たのであった。
軽く引き受けたらこれが結構時間を取られて、最初の年はまったく本を読む余裕なし。
いや~、参りました。。。。
で、年度が替わりようやく余裕が出来て、つい最近、途中から読み続けて、やっと最後までたどり着きました!
う~ん、2年がかりで本を読んだのは初めてだ。
ともかく最後までは行った。
次はもう一度最初から、途切れることなしに、細部を読んでいく。
最近は、太極拳関連の本を読むことが多くて、こんな大長編海外文学を読むのは久しぶり。
奥も底も深い骨太の文学作品を読むのは、こちらの精神性も試される。
さらさらと美しいのとは違い、確固とした美学がある世界は、噛み応えがあってスカッと気持ちがいいのであった。
しかし・・・長編を読むにも体力・気力が必要だ。
ということを、つくづく実感したのでありました。。。
ジョン・ヒューストン監督、アルバート・フィニー、ジャクリーヌ・ビセットによる映画「火山の下で」を観たのはそれよりずっと前のこと。
アルバート・フィニー演じるアルコール中毒の英国大使の様子とか、ジャクリーヌ・ビセットの孤独な美しさが印象に深く残ったのであった。
アルバート・フィニーは名探偵「ポワロ」のシリーズでお馴染み。好きな俳優の一人だ。
1938年11月の「死者の日」のメキシコを舞台に、アルコールに溺れて徐々に精神が崩れていく大使の一日を描いている。
イギリス大使だから、白いスーツに蝶ネクタイ(でもなんとなく崩れてる)、靴はぴかぴか(でも、靴下をはいてない)。。。。
火山の下の街で、過去と現在とが交差し、入り乱れ、どんどん正常が失われていく。
その破滅へ向かう過程が、延々と描かれているのだが、これがどことなく物悲しく可笑しく(英国風のユーモアだ)、美学がある。
また観たいと思っても、こういった映画はテレビでは決して放映されない。
そんなこんな時間が経って、偶然書店で見かけた原著の翻訳。
帯に「20世紀文学の金字塔、待望の新訳」とある。そうなんだ~、有名な本なんだ~。。。
506ページの分厚い本である。なかなか前に進めない。
なんとかかんとか格闘しながら、どうにか少しづつ読み進んでいた頃、「品川区武術太極拳連盟を手伝ってもらえないか」との話が来たのであった。
軽く引き受けたらこれが結構時間を取られて、最初の年はまったく本を読む余裕なし。
いや~、参りました。。。。
で、年度が替わりようやく余裕が出来て、つい最近、途中から読み続けて、やっと最後までたどり着きました!
う~ん、2年がかりで本を読んだのは初めてだ。
ともかく最後までは行った。
次はもう一度最初から、途切れることなしに、細部を読んでいく。
最近は、太極拳関連の本を読むことが多くて、こんな大長編海外文学を読むのは久しぶり。
奥も底も深い骨太の文学作品を読むのは、こちらの精神性も試される。
さらさらと美しいのとは違い、確固とした美学がある世界は、噛み応えがあってスカッと気持ちがいいのであった。
しかし・・・長編を読むにも体力・気力が必要だ。
ということを、つくづく実感したのでありました。。。