izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

あらためて納得の 李 自力老師のお言葉!

2020-01-31 11:26:38 | 太極拳

時間がある時には、せっせと身の周りの整理をしている。

着ていない着なくなった(でもまだきれい)な服、読み終えた本(好きな本は置いておいても読み返しはしないし)、アクセサリー類、はメルカリ出品。。。。ひとつ買ったらひとつ捨てる、でできるだけ溜め込まない。。。

太極拳の古い資料などは、せっせと打ち込んでデータ化してブログにアップしたりしながら学び直しだ。

デスクに積み重なっている印刷物の中に、今回は、李自力老師の来日20周年記念大会のプログラムに載っていた言葉を、その時に書き写したメモが出てきた。以下である。

〜〜〜〜〜・〜〜〜〜〜

感悟太極

——李自力老師教・学太極拳之心得

 太極拳之美在干形、形在干意、

   意在干神、神在干韻

というものだ。

 ちなみに、文字の意味は、

在干:(本質などが)〜にある

形:形状、姿

意:意味、内容

神:精神、心、魂

韻:趣、心の動きとあり方

 

これ、あらためて読んですっご〜〜っく納得!!

「美は形にある。形には意味がある。意味は神(つまりは精神や心)にある。神は趣き(心の動き)にある」という内容だ。

大分以前に、外形を覚えたら一旦その形を忘れて、中から伝わってくるものが形を作るーと聞いたことがある。足の裏から腰を通って背中を上がり、肩ー肘ー手(指先)と伝わって、それが外形を作っていく。。言葉では気とか勁力とか言われるが、それは得体の知れない何かでなくて、その人自身の生命エネルギーであり”先天の気”である(陳正雷老師から”先天の気を養うことが太極拳の目的”と言われたことがある)。

 

ワタシ自身は、”美しい太極拳をやりたい”と思うことが多い。太極拳も自己表現のひとつ。佇まいや趣きが柔らかく、それでいて芯の強さもある、動きは静かに安定して滑らか。。やってる人も見ている人も「ああ、気持ちがいいな〜」と感じるような太極拳が理想だ。自然にそんな動きになるよう、集中して自分自身と向き合いたいと思うこの頃である。

太極拳は”やる”じゃなくて”なる”ーー”なる”まで”やる”のが太極拳。正道を真っ直ぐに歩むためにも、正しく学ぶことは大事なのだ。

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2月の太極拳と経絡ストレッチ教室のご案内

2020-01-27 14:28:25 | 教室と講習会のお知らせ

寒さの中にも紅梅が咲き、水仙も花開いて、光の春の兆しがそこここに。。。でも、今年は雨が多い冬だ。

中国の新型コロナウィルスは日々罹患者と死亡者数が増えて、都市の封鎖までになってビックリ(゚Д゚)

太極拳と経絡ストレッチで、自分の身体にバリアを張って侵入防止&入った不要物はさっさか外に出すべく気の流れリンパの流れをよくして、これからも発生するだろう異物から自分自身を守りたいものである。

2月の太極拳と経絡ストレッチ教室は以下の通り。動かなければ始まらない。最初の一歩を踏み出せば、そこには知らなかった新しい世界が広がる!?(しかも、ラク〜な身体、のおまけ付き) 

■陳式太極拳普及会

01(土) 13:00-15:00 根岸JAX製油所(旧日石)体育館 

08(土) 13:00-15:00 元街小学校体育館

15(土) 11:00-13:00 下野庭スポーツ会館 

22(土) 13:00-15:00 元街小学校体育館  

詳しくはHP https://chen-style-taiji.jimdo.com 

 

■マイカル本牧金曜陳式教室 

マイカル本牧教室は、イオン本牧店(旧マイカル本牧)3番街にあるカルチャー教室。少人数ですが和気あいあい楽しく、ひたすら老架一路に取り組んでいます。陳式剣も行っています。

07日、14日、21日    18:30-20:00 (2月は月3回)
場所:横浜市営バス「本牧和田山」バス停前イオン3番街2F
 
※参加費等問い合わせ先 http://www.culture.gr.jp/detail/honmoku/index.html
 

■カルチャー本牧教室(太極拳とストレッチ)  

カルチャー本牧教室では、基本の身法と身体の感覚を確認しながら陳式老架1段・3段を繰り返し丁寧に練習をしています。また、第3木曜日の経絡ストレッチでは、基本となる正しい姿勢と股関節回りの柔軟性を高めるストレッチを行っています。

ストレッチのみの参加も大歓迎!

06日、27日 11:00-12:30  陳式太極拳(毎月第1・第4木曜日)

20日  11:00-12:30 経絡ストレッチ(第3木曜)

場所:カルチャー本牧 ※バス停「本牧1丁目」下車。2分 
問い合わせ先 庄司/yok2964sy@ezweb.ne.jp  tel.045-621-2964
 

経絡ストレッチ「はまじょ会」 

経絡ラインに沿ったストレッチで気の流れを整え、関節回りの筋肉の柔軟性を作り、身体の軸をしっかり作って正しい姿勢を身につけます。太極拳に通じる動きで、脚力の強化も図ります。

★毎月第2月曜日(場所は変わる場合があります) 
・日時:2月10日(月)13:00-14:30  
・場所:西ポーツセンター1F研修室(横浜駅西口よりバス「浅間車庫前」下車。徒歩1分)
・参加費:1,500円 ※初回体験500円 
※参加ご希望の方は、linmu-quan@ezweb.ne.jp まで 事前にご連絡を。

 

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ギャラリーナユタでコワカワイイ作品鑑賞後、さらにすっごい万華鏡に出会う!

2020-01-19 13:57:07 | アート・文化

銀座・奥野ビルにある「Gyalley Nayuta」は毎年新年には個性的で目出度い立体作品の個展を企画する。

今年の始まりは、ヌイグルミ系造形作家の「ミヤタケイコ展」。

ヌイグルミと言ってもアートであるから、一筋縄の作品ではない。異素材をミックスしたり、動物をモチーフとしながらも、自在にデフォルメしたり、布や色を多彩に使ったりしながら、その表情はユーモラスでカワイイ&どこか怖さもあってユニークだ。今回の展示では、ヌイグルミ系や陶器の焼き物系による異形の動物達(ネコ?キツネザル?ミーアキャット?)などの作品が、小さなスペースに目出度くも賑やかに並んでいる。

ギャラリーナユタ https://www.gallerynayuta.com 

 ミヤタケイコ展は1月26日まで。

 

奥野ビルは、個性的な小さな画廊がいくつもあって、ギャラリーナユタの佐藤香織さんから「2階のこの下にあるところでいいのやってますよ」と聞いて、帰り際に覗いたのが「銀座ウミモリソラ」で開かれている「游ーたえなるあらわれ 東千賀作品展」。これが素晴らしかった!

長い間活動をしてきている方で、桑沢デザイン研究所で専任教授をしていらしたそうだが、力強い肉太のデッサンや、ブロンズ色の和紙の上にデッサンや文字が描かれた作品(夢十夜-こんるいの涙)は美しくダイナミック。。。片隅の古タンスの上に小さな平たい四角の筒状のものが並んでいて、何かな??

「それ、万華鏡です。覗いてみてください」との声に手に取って覗いてみると、これが凄〜い!!万華鏡なのだが、こんなの観たことないっ!!てくらいに素晴らしく美しい、面白い!

銀色のハンダ付けされた二つか三つのパートに分かれた筒の一番先(?)には、半透明のガラスの中にとろ〜りとした流体に小さないろいろな断片が入っていて、覗いているとそれがゆらゆらゆら〜りと動き、それが様々な形と色に変化していく。まるでアラブの世界の文様のようだったり、暗い中にいきなり黄金色に輝く光や、ある時は星が現れたり、直線的な形状の上に描かれる宇宙のよう。。なんともいえず深くて抑えられた色合いで、ひっそりと謎めいて床しい世界なのだ。

一般的な万華鏡と違うのは、その形と作りそのものがアート作品になっているところ。覗き口も円じゃなくて不規則な三角形だったりしてその形自体も素敵なのだ。そのまま置いておくだけでも、そこが何か特別な空間になるような存在感。。

いくつか置かれたそれらを「わぁ〜!すっご〜い!!」と言いながら観ていたら、偶然、作家の東千賀さんが入ってきた。80代(!)の方らしいが、とても何気なく普通で品の良い方。出来たばかりの新作の万華鏡「ちょっと派手なの」といって見せてくれたそれもまた素晴らしい!

聞けば中に入っているのは「そこらにある何でも。落ちている金属の破片とか、片方だけのイヤリングとか、いつも歩きながら拾ってる」と(!?)。「ハンダ付けだけ習って、あとはいろいろ自分で」あれやこれや作っているらしい。「一つ作るのにどれくらいかかるのですか?」と聞くと、「今は自宅と別に、ステンドグラスの工房を借りてそこで制作するだけ。家でやるとキリなくやってしまうから」。あ、分かる気がする!創作活動も、年と共に自分自身との折り合いで生まれてくるのだろうなぁ〜。

その奥に煌めいて深遠な世界を魅せてくれるいぶし銀のような仕上がりの万華鏡は、「華麗洞」という雅な名前(カレイドスコープの漢字表記、かな?)。興奮しながら観ていたのでちゃんと覚えていなかったが(年取るとこれだ!)、ちゃんと調べました。まさに華麗で宇宙の洞穴を覗くような奥深い作品。

あ〜欲しいなぁ〜、あの万華鏡。。。後ろ髪を引かれる思いで奥野ビルを後にした。

■銀座ウミモリソラ「游ーたえなるあらわれ 東千賀作品展」2月1日(土)まで。木・金・土曜開催。

https://www.ginzaumimorisora.com/exhibition/ 

 

 

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陳 鑫 著「陳氏太極拳図解」への挑戦!〜その10

2020-01-15 15:30:23 | 太極拳

前回からまたしても3ヶ月近く間が空いてしまった💦

これ以降は、ワープロ打ちでなく手書きの翻訳コピーが始まる。。ということは、文字が薄くなり。。。読み取りにくくなり。。。😅 だが一方で、原著が載っている本が出て来たので(手元にあったのだった!)、付け合わせることは可能(中国語はひと囓り程度)。頑張ろうっ!

〜〜〜〜〜・・〜〜〜〜〜・・〜〜〜〜〜〜

第四勢

この項では、第2の金刚捣碓であるが、拳の次序では第4勢となる。

正身法

 拳中ではこの姿勢と「単鞭」のみが膝を屈し、歩を曲げ、野庭がたてがみを立てるように肱(腕)を上げて七星捶くような歩をとる。此れは総て東西南北の正身法であある。「第二金刚捣碓」は顔を西に向け、全身を旋回させ、手足は揃え虚実をはっきり分ける。この際、馬蹄を乱すことのないよう気をつけねばならない。

左虚右実は白鳥が翼を広げて飛び立つ準備の姿勢で、この際神気を絶やさないこと。神気が絶えなければ、血脈は自然に流通する。

 第一勢の「金剛臼捣き」は、顔を北に向けるが、北に向かっているのを西に向かせるには上勢の単鞭の通り左手を西に、右手を東に置き、中気が十分に行き渡った後、停止するようにして、実は停止せず、左手からリードし、上に上げるような心持ちで運行する。右手もリードを始め、下に向けるような心持ちで行き、中間の両肩を下に下げて力を落とし、左足指は北に向ける。

上勢の足指は正北に向け、本勢の足指は正西に向ける。

図解では解説しにくいので言葉で説明する。

左右の脚はもともと八の字に開かせないが、この時には指をやや上に上げ、踵は地に着けたまま本位を離れないで、西に向かって大きくひとねじりして、右足指を回して西に向かせ、左足を外から内側に引き寄せ、同時に左足を下に向け、外から内側に向かって一回りし、胸の前に落とした手は臼の様に囲み、手首を上に向け、左足を捻らせている時、左手は先に内側に向け、右手も同時にスタートするが、右手は下に向け、身体の右側を通り、下から上へ持ち上げる様な気持ちで左手首労宮処へ落とす。左足の踵が西に向かっている時、顔と身体は同じように西に向ける。これで北に向かっていた顔が西に向かう。これは、金刚捣碓で人は窮すると反して元に戻る原理で、即ち、第一勢の金刚捣碓太極の現象というもの。単鞭に窮して元の姿勢に帰り、次の体勢の準備に取りかかるわけだが、この際には金刚捣碓で次を続ける。

七言俚語=既に金剛姿勢を立てれば、再びこれを繰り返さずに、顔を北に向け、即ち背を東に向け、単鞭に引き続ける。窮すれば反して元に戻る。これも上勢と下勢が脈を行く道理で、次の白鶴の姿勢は特に勇ましく、この転移方を会得すれば理で、次の白鶴の変化はその中に宿る。

 

第五勢

白鹤亮翅(白い鶴が翼を広げる)

①左手は右手に従って挙げ左足は一回りする(円を描く)。左足は右足に従って右足から三~四寸のところについて置く。右足五本の指を地について置くことは、虚歩と称して下勢の伏脈を助けるためで、両手は一尺一~二寸の距離を保つ。

②頭から首筋を起こし、

③眼は右手を凝視し、それについていく。よそ見をしてはならない。

④同姿勢は右手を基本とする。

⑤まず右手で右足を右側にリードする(即ち北)。一回りして右足を右に開き、四-五寸の間隔にする。

⑥胸間筋を右手に従わせ、右手と左手は先ず右から下に、そして左から下へ、遂に右へ行って大きく一回りする。

⑦左肘を落とし、腰勁をすえる。

⑧右指示を落とし

⑨左膝を三—四寸ほど屈め

⑩右膝も三—四寸屈める

⑪左足を地に着けない間は中道が運行中で、運びながら行くような気持ちで右足の側へ持って行くが、この時右足との間隔は二−三寸から三−四寸とし、右足の五本指を地について置くと姿勢が成り立つ。これを白鶴亮翅といい、膝から上を上半勢といい、膝から下を下半勢という。両勢が和合して一勢となす。

⑫右足は右側に踏む。足がまだ地につかない前は手に従って一回りさせる。

  引勁

①停止しているようで停止しない。②左手からスタートする。③両手を開いて二寸の間隔を保つ。④止まるが如く、しかし止まらない。

⑤右手からスタート  ⑥左手は右手に従ってスタートし、停止する。右手が右手がスタートすれば左手も開始し、右手が円を描けば左手もまた円を描く。右手が停止すれば左手も停止し、ちょうど夫唱婦随のそれの如きである。

右手は右乳前から七−八寸のところから下に向かい、左に向かい、上に行く時は左から右へ行く。この際右足の開きの大きさによって始めたり止まったりする。上下一斉に運行するため互いに顧みながら進める。

⑦A心気は右から下降しB左にきて上行する。C再びまわり右へ行く。

⑧中間一画で陰陽二気が合一し、これが中気である。即ち、右からスタートして下から左、上から右、そして右頸対頭の点で止まる。勁は右手のスタートと停止による。これは太和の元気が絶えず流れる姿で、図を見れば内勁が運行している有様が理解できる。

 

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「さとう陽子 展ーすきをすくー」の案内と一緒に届いた、素敵な言葉

2020-01-12 14:31:02 | アート・文化

お正月に届いたさとう陽子さんの個展のお知らせ。

新年の挨拶に添えて、とても素敵な言葉が書かれていた。

「美しいものを見つづける 逃げではない 責めでもない ひとつの覚悟として」というものである。

 

さとう陽子さんは、以前、1990年代後半から2001年あたりまで、横浜のアート&ライブのミニコミ情報誌『Bay Ma』を出していた頃に出会った作家さん。最初に見た作品は、真っ白いキャンバスに墨で線が描かれたものだった。その線が描く強弱ある柔らかな流れは、彼女が行っている”所作”という動きの軌跡を辿っているようで、それはまたあたかも太極拳の動きのようにも思えて、画面全体のキリッとした潔さと合わせ、かなりダイレクトに心に響く作品だった。

その後、何度か作品を観ている間に、段々色が増し、明るさが広がって輝き始め、当初の突き詰めるような画面から受け入れる暖かさに変化してきている。

それでも、その制作を通して一貫しているのは、さとう陽子さんのひたすら創作に集中しかけている強い精神性だ。

 

絵画だけでなく、写真や、ちょこっとした言葉を通して、絵を描くことと生きることがイコールになっている彼女の作品を見続けて10年弱になるか。

去年のワタシの病気のことを知って、個展の案内に寄せてとても深いお見舞いの言葉を送ってくれたが、多くを語らず深くを想う、その言葉はいつもなにがしかの暖かさを胸に残してくれる。今回書き送ってくれた「美しいものを見つづける。。。」の一文も、ここ数年、ワタシがいつも心にとめていることへの共感として、とても力強く心に残ったのであった。

■さとう陽子展ーすきをすくー

会期:2020年2月3日(月)〜2月15日(土) 11:00−19:00(日曜休廊、最終日17:00まで)

   パフォーマンス:2月8日(土)16:00〜(15分程度。無料)

会場:ギャラリー檜B・C  

http//hinoki.main.jp

 

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