希直さんは、一時期、釣りに凝っていた。
最初の頃は、ワタシも観音崎や磯子や本牧の釣り公園に一緒に行っていたが、じっと待っているのは苦手。陽射しが照りつけて、眩しいし、日焼けもする(その頃は、サングラスも、日焼け止めクリームも、何も気にしなかった)。しばらくしてうっすらと顔にシミが出始めて(*゚Д゚)、それ以来釣りに同行は止めた。
その後、ワタシの男友達と一緒に行くようになって、毎日のように深夜まで(あるときは朝まで(゚Д゚)。
その後、パッタリ釣りを止めて、その友達とも年賀状のやりとりくらいだったのだが、2年くらい前頃に久しぶりにメールがきて「PCがクラッシュして、やっと住所録がもどった」。
その彼から釣りに行っていた頃の話をちょこちょこと聞くことがあって、ああ、希直さんらしいなぁ〜。と思うことが多い。
ある日の釣り帰り。深夜に車が大渋滞している。。前方を見ると、暴走族が前の方で道路いっぱいに広がってバイクでぐるぐる回ったりしていたのだった。。そこで、希直さん「ちょっと見てくるよ」と車を降りて、前の方に歩いて行った。
少しして戻ってきたら、「車の列が動き出したンだよ!!」。どうやら族の人と話しをしてきたらしい。。
そうなんだよね〜。。希直さんって、誰に対しても敵愾心がなくて、見るからに穏やかで、そんな場面でも普通に近寄って、いつものように「こんばんは」とか挨拶して、早く帰りたいからとかなんとか言ったんだろうなぁ〜。。頭ごなしに文句言うなんてことは決してないから、若い族のお兄ちゃん達も素直に道を空けたんだろうなぁ〜。。。😊(といっても頑固で、嫌いなタイプというのはあったようだが)。
ワタシが知らないところでのエピソードを聞いて、嬉しくて、少し寂しくて、涙が出てきた。。