住んでいるマンションの部屋を移ることになった。
3階から5階へ引っ越しだ。
5階の部屋はそれまで一度もリフォームをしていなかったらしく、マンションが建った当時のまま。。。
たまたまのぞいた姪が曰く「昭和の部屋だ〜!」。
壁も床も天井も、キッチンも浴室も、トイレも部屋壁も、ぜ~~んぶリフォームだ。
工事が始まったのが7月。
8月末(から9月初め頃)に終わる予定だったが、内部はまだまだ壁も天井も剥き出しのまま。。。いつか終わる日がくるんだろうか?状態。
それでも、その日に備えて、住んでいる方の部屋はせっせと引っ越し準備。
ウチは2人とも、持たない、捨てる、がモットーなので、モノはあまりない。
それでも、仕事で積もり積もった大量の本、雑誌、資料、名刺、写真、などなどがわんさか。。
町田 康、藤原新也、ユルスナール、ボルヘス、ヘッセの晩年のエッセイ、須賀敦子の本、詩集。。。どれも好きで、大事に取ってある本も、もう処分(昔の本は活字が小さい!今じゃ読めないよ~!)。
大量の洋書は主に仕事の資料にしたインテリア、テーブルセッティング、リビング、ティファニーやヴィトンの豪華な写真版の社史等々。。。重さで本棚の棚が一段外れたよ(!)。
小学校1年から中学3年までの通信簿が出てくる。
「統率力があり、クラスを纏める力がある。字が美しい、美的感覚がある。。。」(!)とあって気をよくするも、小学校3年生だからなぁ~。。。はたち過ぎればただの人、だ。
「公共のことに無関心な面が見られる」ともある。う〜〜ん。問題意識に欠ける、ってことだね。。。先生は鋭い!
横から「そんなものよく取ってあるね~!」と呆れた声が。
なんでも捨てるクセにヘンなものが取ってあるのだった。
仕事で書いたエッセイやショートショート、あるいは、編集した雑誌や本。。。。よくこんなうまい文章が書けたもんだな~と自分で感心する。。
思えば、バブル真っ盛りの頃、鴨料理で有名なパリの『トゥールダルジャン」が東京に出来て、その商品カタログとか、高級家具を扱う商社の宣伝用パンフレットとか、デパート、化粧品メーカー、ファッションメーカーのPR誌。。。。革命200年記念のパリの取材にも行ったなあ。。。それらの仕事を今見ると、あれは何だったんだろう???と思うことしきり。。。
古い武術の雑誌も出てくる。。。。ペラペラとページを繰っていると、何度も読んだ銭 育才さんが書いた文章が載ってるページを発見!
そう言えば、こんなこと教わったなぁ~。今読み返すと、とてもよく理解できることがある。。。
当時はよく分からなかったけど、今なら身体で理解できる。これは別に打ち込んでおこう。。なんてことやってるから、ちっとも進まない。。。
その間に、トイレのドアを前にするか?横にするか?ドアはこれでいいか?とか、コンセントの位置はどことどこにするか?とか、こまこましたことが出てくる。。
引っ越しできるのは、さて、いつになることやら?