元銀座博品館のプロデューサーであり、難病のために何十年ものベッド生活になった星野正樹氏の写真展『Luv.ROCCO〜出会った時から普通じゃなかった』が、渋谷「ギャラリーTOM」で開かれる。
“この作品は、20年間身を置いた演劇の世界から 突然難病を宣告され去らざるを得なかった作者と
ロッコと名付けたネコとの魂のセッションである。
ある日、ロッコの中に役者魂を見た作者は、いてもたってもいられず、しまい込んでいた古い一眼レフフィルムカメラを取り出し、バシャバシャと取り始めた・・・・(後略) “
と案内文にある通り、ロッコと作者との渾身のやり取りが300カットの写真に込められている。
なんといっても、このネコの顔!! 誰でも ”ただものではないっ!”と、思うよね。
この写真展をプロデユースしたのは、1970年代後半から広告の世界で名を馳せ、映画・演劇・空間プロデユースや商品開発と、瞬く間にトップクラスのファッションクリエーターになった伊藤佐智子さん。星野正樹氏夫人である。
伊藤佐智子さんとは、かつて、当時携わっていたファッション雑誌の表紙のクリエイティブ部分で(ほんの少しの間であったが)関わりがあったこともあり、仕事ばかりでなく個人の人生へと思いを馳せる懐かしく心ときめく知らせでもあるのでした。
■■星野正樹写真展『Luv.ROCCO〜出会った時から普通ではなかった〜』
会期:2018年10月6日(土)〜10月20日(土) ※15日(月)休廊
時間:13:00-19:30
場所:ギャラリーTOM
https://www.gallerytom.co.jp/ex_page/ex_next.html
一般 500円 小中学生200円 視覚障害者及付添い各300円