izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

京都の重要文化財京町屋“杉本家住宅”が、大屋根瓦15,000枚を葺替える大事業を継続中

2021-04-28 13:39:39 | アート・文化

京都では、毎年およそ800棟の町家が取り壊されているという。

京都市中心部に残る重要文化財『杉本家住宅』は明治3年(1870年)に建てられ、昨年築150年を迎えた、京都の古くから伝わる生活文化を今に伝える貴重な建物。

ただ、他の多くの町屋同様近年では老朽化が進み、特に大屋根は早急な修理に迫られている。四季の移ろいに寄りそいながら守られてきた伝統的な京都の生活文化を次の150年に繋げるために、『杉本家住宅』では現在大屋根の全面修理に向けたクラウドファンディングを5月末まで継続中だ。

コロナ感染が広がる中、これまで伝統的に続けてきた雛祭りや端午の節句などの年中行事や一般公開は中止を余儀なくされているが、生活に根ざした季節ごとの行事やしきたりは、携わる人の熱意だけでは継続が難しいことも確か。

クラウドファンディングに協力すると、素敵なリターン品が用意されている。杉本家住宅の見取り図を眺めていると、150年前から脈々と続いているひっそりと奥深い京都の暮らしの様子が思い浮かぶようだ。有名な自社仏閣だけでなく、こんな京都の普通の暮らしに思いを馳せるのもいい。

杉本家住宅のHP http://www.sugimotoke.or.jp

以下はリターン品の一例:最近は切手シートもデザイン指定で特注できるのだ!

絵葉書になっている雛人形の端正なお顔立ち!!

コロナが収まったら、是非とも入館チケットを利用して見学したい!!!

 

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含胸抜背とか、沈肩墜肘とか。。。。

2021-04-27 14:47:03 | 太極拳

太極拳の練習には、基本となる身体への要求が多々ある。

立身中正、虚領頂勁、気沈丹田、剛柔相在、虚実分明、含胸抜背、沈肩墜肘、上下相随、陰陽相在、軽妙沈着、内外相合・・・・四文字熟語ばかりだ💦。

同じ漢字文化の国だから、文字から大体の意味は分かる。しかし!日本語とは微妙に意味するところや考え方が違うところがあり、その違いを間違って認識している面が多々あるのだった。

 

一番大きな違いは、腰はどこ?

日本人的には、腰はイコールヒップ(骨盤周り)。と捉えていることが多いが、腰とは腰椎の周り。多くの日本人がイメージする腰とはヒップのこと。骨盤の方だ。だから、腰を回すと言うと骨盤を回している人が多い。骨盤は骨だから回らない(若干の上下、左右、前後に動くことはあるが)。これやると肩も一緒に回って身体の軸はグラグラ。膝は内側に向いてしまう。四角い上体が右や左に向くだけで、力を出す動きにはならない。腰からの力が肩―肘―手首と伝わって、最終的に指先まで気が通る(勁力が生まれる)。

手足を動かすのは筋肉。腰を雑巾絞りのように右と左に絞ることでそれを解いた時に全身にふわっと気血が流れる。ある中国人の先生は、「腰と骨盤は反対方向に回す」と表現していたが、呼吸と合わせてやってみると確かにギュッと絞ってからの解きは、全身に伝わるのだった。

 

ここ数年、陸 瑤先生の指導に接しているが、講習中に何度も言われるのが「含胸抜背」と「沈肩墜肘」。陸先生は最近はYOU TUBEで太極拳の用語解説も始めていて、勉強になることが多い。

「含胸抜背」は胸を縮めて背中を丸くする人が多いが、それはただの猫背!背中の筋肉は緊張して、胸は縮んで萎えている。。。これは違う!前後協調して身体を支えていなければ太極拳でいうところの“掤勁”にならない。“柔”ではあっても“軟”ではないのだ。

“緩める”と“萎える”が似て非なるものであるように、胸を閉じて縮めて背中を張り出すのは“含胸抜背“とは言わない。

過日のオンライン配信では、陸先生は、私たちに“抜”という字の意味から考えさせた。

“抜”を使うのはどんな場面か?――大根を抜く、とか何かを引き抜く、という動作。それから考えれば“抜背”とは背を抜く。ン?背中を抜く〜?!。。。。ここで思い出したのが、亡くなったワタシの師である三代一美先生が語っていた「“抜背”は、背中の力を抜くことよ」という言葉。

背中の力を抜くーーと言っても背中全体の力をダラっと抜くのではなくて、脊柱は上に尾てい骨は下に引き合った状態で、息を吐いて肩の力を抜く(肩甲骨を下げる)。 上に引き上げる、といっても腰から下は下に、地面の奥深くに根を下ろすように沈めているのだから、腰は浮かない。肩甲骨や肩も上がらない。背中から脊柱だけを引き上げる、と言ったイメージ。背中を立ち上げる、背中を伸ばす、といった方が分かりやすいかもしれない。。。

言葉は違っても言いたいことは同じ。だから、陸先生の解説を聞いて初めて一美先生が言いたいことが、確信としてストンと腑に落ちる。

同じことを言っているのだが指導者によって言葉が違うことはよくあること。それを「違う!」と受け取るか「あ、同じことだ!」と受け取るかで、学ぶ側の意識が問われる。学べることは楽しい!

 

もう一つの「沈肩墜肘」も重要なキーワード。

肩が沈めば肘が墜ちるーー太極拳では、根節―中節―末(梢)節という言葉がある。

手や足の付け根は根節、肘や膝は中節、足首・手首は末節だ。足の裏(湧泉)から大地の気を吸い上げ、足から腰に上がり、背中を上がり、肩から肘、手(〜指先)まで、身体全体に意識で気を通すことが要求される。

“意によって気を生じ、気を持って身体の隅々まで勁を運ぶ”のが太極拳運動の原理(勁は力。ただし硬い剛の力でなく、柔の力のこと)。動きの中の手の動作は、必ず、肩―肘―手、の順番で伝わって形となっていくもの。手を下ろす動作は、いきなり手が下に行くのではなく、肩が沈む(緩む)→肘が落(墜)ちる→手首が収まる。。。という順番で、最終的に出来上がりの形となる。

ちなみに、手を上に挙げる動作は、肩を下げれば軽やかに動作を完成させることができる。物理でいう運動の原理と同じ。手を上に向けようと思えば肘を下げればよく、肘を下げようと思うなら肩を下げれば良いのであった(こっちを下げればあっちは上がる、である)。例えばまた、ボートを岸から漕ぎ出す場合、オールで岸を押せばボートは水面を反対に動き出す。昔々の中学か高校生の頃の教科書の絵が浮かぶ。

太極拳は物理の原理にも適っている!と、これまでも何度か感じたことであったのだが、中国語と日本語のニュアンスの違いを知ることでこれまで何度“目から鱗が落ちた”ことか!陸先生には感謝感謝!である。

陸 瑤先生はYOU TUBEで武術用語の解説や健身気功の八段錦や十二法を配信している。とってもとっても参考になりますヨ!

 

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5月の太極拳と経絡ストレッチ教室の予定

2021-04-21 13:29:17 | 教室と講習会のお知らせ

新緑が目にも眩しい季節になったのに、「東京に来ないでいただきたい!」という東京都知事のお顔が目に浮かぶ。コロナ感染者の数字に振り回されているような日々。。。

あれダメ!これダメ!!それもダメ!!・・・・出来ないことを数えないで、出来ることは何か?出来るようにするためにはどうすればいいか?も同時に考えていかないと、どんどん狭くなるばかり。身体も心もどんどん縮んでいってしまう。。

感染対策バッチリ整えて、会食なし、飲み会(当然)なし、終わったらサクサクと帰宅!で、5月も太極拳教室と経絡ストレッチ教室は予定通り開催!

 

■陳式太極拳普及会土曜日教室

〜中国・陳家溝伝来の陳式太極拳。一つ一つの身法を確認しながら丁寧に新架一路を練習。

毎週土曜日13:00-15:00 初回体験 / 1,000円

5月の会場は以下。

01日 13:00-15:00  井土ヶ谷・集英館 

08日 13:00-15:00  横浜・元街小学校体育館

15日 お休み

22日 13:00-15:00  横浜・元街小学校体育館

29日 13:00-15:00  井土ヶ谷・集英館 

⭐️5月9日(日)は、等々力アリーナにて「2021年日本太極拳友会交流演武大会」。

感染拡大につき例年よりも参加教室・人数ともに少なく、外部からの招待・観覧はなし。感染対策に努めながら、その日に向けて練習を重ねています。

詳しくは 陳式太極拳普及会ブログ

 

■カルチャー本牧教室

〜ストレッチと合わせて、老架一路の一段・三段だけをゆったり気持ち良く練習。経絡ストレッチだけの参加も大歓迎!

第2・第4木曜日/太極拳 第3木曜日/経絡ストレッチ

13日、27日 11:00-12:30 陳式太極拳

20日 11:00-12:30 経絡ストレッチ

場所:横浜市営バス「本牧一丁目」バス停下車すぐ。「HOT MOTTO」2階

申込み・問い合わせは linmuizumi@gmail.com

 

■経絡ストレッチはまじょ会

日時:5月03日(月・祝) 11:00-12:30 ※今回のみ時間が早くなります。

場所:神奈川スポーツセンター研修室

参加費:1,500円 ※初回体験:500円

申込み・問い合わせは linmuizumi@gmail.com

 

■マイカル本牧教室

マイカル本牧教室は、5月からしばらく休講します。

以上、全てのお申し込み・問い合わせは、
鈴木いづみまで: linmuizumi@gmail.com  
 
 
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Gallery Nayutaから、女性写真家「木坂美生展」のお知らせが。注目!!

2021-04-21 10:45:21 | アート・文化

あっという間に春が過ぎ去り、今年は、季節の移ろいがこれまでよりも速すぎる(!)と感じる。

2年も続くとは想像もしていなかったコロナの感染第3波、第4波(?)を受けて、外出も自粛気味。

観たい映画や展覧会、講習会はあるのに全部は行けない。ひとつひとつ選択しなくてはならない。。。

美しいものと出会えることはそうそうあるものでなし、見逃したくないっ、と思うものは観たい!

感動は心の奥深くを揺さぶって気持ちを豊かにするもの。実際にその場に足を運んで、自分の眼で見て、耳で聴いて、肌で感じて、身体全体で感じることがこんなにも制約されている時期が続くと、”自由”がどんどん狭まれていくような気がする。。。

こんな時期でも行きたい、大好きなギャラリー・ナユタ。

佐藤香織さんからのご案内はいつものようにひっそりと美しい。。今回の「木坂美生展」も、見逃したくない!と思う企画だ。

〜〜〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜〜・〜〜〜〜

穀雨。
春の雨が降り穀物を潤し田畑の準備が整う頃。
東京は新緑がまぶしく照り映えて
家で過ごした昨年の時間も思い出されます。
ナユタでは女性作家の個展が続きます。

 

木坂美生展

Mio Kisaca Exhibition

2021年 4月27日(火) -5月9日(日)

12:00-19:00   最終日-17:00

5月3日(月)休廊 

作為的ではないのに、あたかも演出されたかのように、それ以上いっさい手を加える余地のない空間としてあるときシャッターを切っています。(木坂美生)

 

詳しくは https://www.gallerynayuta.com/schedule/

 

 

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Gallery Nayutaから、素敵な春の言葉に添えて個展のご案内が届きました

2021-04-07 13:25:42 | アート・文化

ワタシのお気に入りの場所、銀座奥野ビルの「Gallery Nayuta(ギャラリーナユタ)の佐藤香織さんから、素敵な言葉と一緒に4月の展示案内が届いた。

コロナ禍の中、立ち寄る機会も減っているけれど、アートへの好奇心は保ち続けたいと思う。

〜〜〜〜〜〜・〜〜〜〜〜〜〜・

万物が清らかに明るく照らされる、清明。

銀座京橋は 八重桜が見ごろをむかえ

初夏への花のリレーが続いています。

ナユタの4月は 女性作家が続きます。

 

中野めぐみ展「清明のころ Ⅱ」

2021年 4月2日(金) - 4月11日(日)

12:00-19:00  最終日-17:00

「女性の顔を通して、感じとったもの

抱いた感情など、見えないものを

日本画材料を使って表現しています」(中野めぐみ)

 

ゴルマリヤム・マスウード・アンサリー展「ANXIETY&HOPE」

2021年 4月16日(金) - 4月24日(土)

12:00-19:00  最終日-17:00

「孤独、怖い、抑圧、希望、終わらない。コロナ時代に慣れ親しんだ言葉達。

生きていくために あらゆる状況に於いて孤独を経験せざるをえない人々。」

(ゴルマリヤム・マスウード・アンサリ―)

 

どちらも 会期中無休/Open Everyday

詳しくは https://www.gallerynayuta.com

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