izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

見習いに教えるのは。。。

2016-06-29 12:57:18 | 日記・エッセイ・コラム

たまに一人で昼食に入る、野毛のお蕎麦屋さん。

寄るのはたいてい、お昼を過ぎて少し静かになった時間帯である。

 

ある時、カウンターの内側の厨房で、お弟子さん(?)が賄い料理を作っていた。

カレールーを作っているらしく、一生懸命かき回している音がしている。

すると、ご主人(らしき人)が、

「そんなにガタガタやらなくていいの。

弱火で30分、手抜きしないの。みんなで食べるんだから。

 カレーで一番大変なの、そこなんだから。後はなんてことない」。

 

言われた後は急に音が静かになり、

あ、これシンドイ…」。。。


こうやって、見習いは美味しく作る方法を覚えていくんだね〜。。(!)

 

一方、これもたま〜に寄る、元町のこじんまりしたレストラン。

平日のランチだから、こちらも比較的空いている。

こっちのシェフはおっかない。

「そうじゃない!」だの、「何やってんだ!」だの、怒鳴りつける。。。

ここの厨房はテーブルからは見えないけど、狭い店だから、声はよく聞こえるのである。

う〜〜ん。あまりいい気分ではないなぁ〜。

空気がとんがってしまうよ。。。

 

そこいくと、野毛のお蕎麦屋さんのご主人はとても穏やかで、何気ないけど的確な指摘だった。 

何気なく、でも的を得ている。。これが対人関係で難しいところなのでありました。

 

 

 

 

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遠峰あこさん「つるかめだより 第七十八号」。夏はヨーロッパツアー!東京を見逃すな!

2016-06-23 15:21:03 | LIVE MARKET

ご無沙汰しております。だいぶ暑くなってきましたね。

ただいま3週間の帰国中です。

来週からまた40日間ほどのヨーロッパツアー欧州編がはじまります。

その前にすてきな会が東京でふたつありますよ!みのがすことなかれ☆

 

あこしらにちょうめ

2016623() 新宿アイソトープラウンジ / TEL.03-6380-1504

http://www.tokyo-club.net/aisotope-lounge/

出演:立川こしら、遠峰あこ  

3000円 19時開演(18時半開場)

道楽亭http://www.ryus-dourakutei.com/

妖しい街の妖しいお店であこしらにちょうめ!

幻のあれが観られますよ☆新曲も!?

 

入谷でメルシー♪

2016626日(日)合羽橋・なってるハウス

出演:寒空はだか、遠峰あこ 

開演18:00 / 開場17:30 前売り2300円/当日2500円(どちらも+ドリンク代)

予約問合せ / tel.03-3847-2113

http://www.maroon.dti.ne.jp/knuttelhouse/frame.html

ひさしぶりのはだかさんとの二人会!

こちらはさわやかに~☆

 

欧州ツアー2016夏(6月後半~8月頭まで)

ライブの詳細はFacebookにて随時更新します 

https://www.facebook.com/tomine.aco

6/297/17/87/127/13、フランス パリ

7/1617 クロアチア

7/21 リトアニア ヴィリュヌス

7/23 リトアニアパランガ

7/25 ラトビア リガ

7/29 フィンランドハンコ

7/31 フィンランドヘルシンキ

で、ライブの予定です。

 

「遠峰あこオフィシャルホームページ あこや」

http://www.tominegumi.com/

梅雨もまたいいですね!

遠峰あこ

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映画と、それ以上に郷愁を誘う「有楽町スバル座」

2016-06-17 13:34:22 | 映画

東京での上映は終わってしまったけど、5月の終わりに、有楽町スバル座で「グランドフィナーレ」を観た。

よく行く渋谷ル・シネマでの上映を見逃して、どこか他でやってないか?と探したら有楽町スバル座、が出た。

 

有楽町で映画、ってすっごく久しぶり。

有楽町駅前の、その名も有楽町ビル(これも昔風で分かりやすい)2階にある映画館だ。

階段を上がった2階フロアには、飲食店やちょこっとした服装店、旅行代理店などがあり、昼下がりのこの時間帯は人影もない。。

う〜ん、ノスタルジック。。。。

 

窓口でチケットを買って、広い階段を上がると、そこは大きなガラス窓があるロビー。お約束の売店があり、バルコニーを背にして待合用の椅子が並んでいる。

ロビーの絨毯に窓から日が射し込み、その光の中に、過ぎた時の名残りが微睡んでいるような、懐かしい静けさが漂っている。

中に入れば真っ赤なシート(これは新しい、もちろん)、上映前の館内にはナット・キングコールの曲が流れている。

MORE、とか、Love Is a Many Splendored Thing(慕情のテーマ曲)とか・・・・

オープンが昭和21年というから(!)、懐かしいのも当たり前か。

 

そんな映画館で観た「グランドフィナーレ」は、原題が『Youth』。

アルプスの豪華な高級リゾートホテルを舞台に、引退した著名な指揮者(マイケル・ケイン)、その親友の映画監督(ハーベイ・カイテル!=大好き!)を中心に、老境に入ってもなお続く人生への向き合い方を考えさせてくれる。。。。

エリザベス女王からの依頼を頑なに断る指揮者、一方、若いスタッフたちと自作品についての構想を練る映画監督。。。。

ラスト近くにジェーン・フォンダが、映画監督の昔馴染みの(蓮っ葉な)ハリウッド女優として登場(!)

やたら『shit!(クソよ!)』を連発する彼女の言葉に傷付いてかどうか??監督はバルコニーから(いとも気楽に?)飛び降りてしまう。。(可哀想なハーベイ・カイテル。。。) 

 

監督はパオロ・ソレンティーノ。イタリア、スイス、フランス、イギリス合作の映画は、年寄りが主役のものが多い。

世界中の団塊世代が年取ってきて、特にヨーロッパ映画には、昔の俳優が出演するいい映画がいっぱい。

 

単館上映の名画座がどんどんなくなって、映画館といえばシネコンだが、私はこじんまりした映画館も大好き。

ひっそりと静かに、懐かしく、目一杯その中に浸れる、そんな映画館で映画を見たいのであります。

 

「グランドフィナーレ」。。。終わっちゃったけど、いい映画だったよ。

 

 

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遊び友達が亡くなったという知らせ。。悲しい。。

2016-06-10 13:05:28 | 日記・エッセイ・コラム

今朝、友人のSが亡くなったとのハガキが届いた。。。。

私より7歳年上の、仕事友達&遊び友達だった人だ。

 

以前、横浜のアート&ライブ情報誌を発行していた頃に知り合い、エッセイを書いてもらったのがお付き合いの始まり。

たまたま出身地が大田区南馬込と品川区中延と近かったこともあり、なんとなく気が合って、横浜のライブハウスを中心にあちらこちらと一緒に歩き回ったものだ。

その頃、多い時は、1週間に2〜3回。日によっては2〜3軒のライブをはしごして、最後は伊勢佐木町のバーで日付が変わるまで。。なんてことをやっていたのだ。

 

音楽評論家だった(ライナーノートを書いたカントリーのCDも数知らず)彼と一緒に横浜の関内や野毛、本牧、時には鎌倉などのライブ(主にバー)を周り、カウンターに座って飲みながら、昔の本牧の話やアメリカンミュージックに関するいろいろなことを教わった(ほとんど彼が一方的に喋りまくり)。

 

そうえいば、当時本牧埠頭にあった、古いバスを改造したバー(『ジャックナイフ』だったかな〜??)を探し歩いて、人気のない夜の埠頭をウロウロしたこともあったっけ。。

やっと辿り着いて「いらっしゃい!おめでとう!」。

情報誌には載せない、来たい人は自力で自力で探してね、って感じの店(バス・バー)であった。

 

ある昼間、取材で本牧あたりを一緒に歩いている時に、バスバーで働いている男の子が、バスが停車(?)している岸壁で日光浴をしているのに遭遇。

「いいなぁ〜!」

「自分でも、こんなことやっていていいんだろうか?と思いますよ〜」。

 

キラキラと日差しが水面に反射して、岸壁に止めた船が風に揺れて・・・幸せな時間が、そこに見えるような気がした。。

それほど前の話ではないのに、なんだか遠い昔のような気がする。

 

東京っ子の粋と反骨心があって、同時に、横浜の遊び上手な中高年を体現していた人だったなぁ〜。。

4月に、入院している病院にお見舞いに行ったのが、最後のお別れになった。

会いたい人には、会える時に会っておいたほうがいい、と、年々切実に感じる頃となりました。 

 

 

 

 

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バスに乗って

2016-06-09 16:30:11 | 日記・エッセイ・コラム

バスは好きな乗り物だ。

うちの前を通るバスは、元町、中華街、日本大通り・・を通って桜木町まで行く。

バスに乗っていると、いろいろな話が耳に入ってくる。

乗っているのは、老人、子連れ、がほとんど。

 

その日は、いつにも増してバスは混雑していた。

バス停を2つ3つ過ぎると立っている人でいっぱい。後部席に座っていた私からは、ほとんど前の方は見えない状態。。。

急に、前の方でザワザワした気配と怒鳴り声が。 

途中から乗ってきた年配の女性が、老人席に座っていた人を立たせて自分が座り、「あっち行ってー!!」とか「ウルサイ!!」とか、ワアワア大声で言ってる。

すると、

「そんなことしちゃダメでしょっ!」というキッパリした、これも年配のご婦人の声。

知り合いではないようだが、叱っているのだ。

 

またしても、

「あっち行けーっ!」と「ウルサイ!!」の声と同時に、バサッと何か物を落としたような、投げたような音がした。

すかさず今度は、 

「何でそんなことするのっ!!」と、また別の女性の声。こちらも年配のご婦人である。

どうやら、その女性は、老人席の向かいに座っていた、2人の子供を連れたイクメンパパに難癖つけているようだった。

見かねた周囲にいるご婦人たちが、叱っている。

子供たちはまったくおとなしくて、聞こえてきたのは女性の怒声と、それを叱りつけるご婦人の声だけ。

 

 

「怒りボケ、なのかなぁ〜」と連れ合いと話しているうちに、バス停でその女性が降りていった。

のろのろと立ち上がり降りていく女性に、後ろから他の男性の「早く降りろよ!」と小さな声がかかる。

 

その女性が降りて、バスの中は、妙な一体感が漂う。 

知らない人同士顔を見合わせて、何だったんでしょうね〜。。あれは。。??

すると誰かが

「あの人、この先の道を入った左に住んでるのよ」。

そっか〜、皆んな知ってるんだね〜。。。古い住宅街だから〜。。。

 

それからバスが元町入り口で停車して、数人のご婦人と、イクメンパパが降りた(私たちも)。

「ビックリしたでしょう〜?」とご婦人。

「驚きました」とパパ。乳母車に一人乗せて、もう一人は抱っこして、あらあら大変。

 

それで何事もなかったように、ご婦人もイクメンパパも歩いて行ったのでした。

ある日のバスの中の出来事。

どうということもないが、なんか、妙に心に残る出来事でありました。

 

 

 

 

 

 

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