たまに一人で昼食に入る、野毛のお蕎麦屋さん。
寄るのはたいてい、お昼を過ぎて少し静かになった時間帯である。
ある時、カウンターの内側の厨房で、お弟子さん(?)が賄い料理を作っていた。
カレールーを作っているらしく、一生懸命かき回している音がしている。
すると、ご主人(らしき人)が、
「そんなにガタガタやらなくていいの。
弱火で30分、手抜きしないの。みんなで食べるんだから。
カレーで一番大変なの、そこなんだから。後はなんてことない」。
言われた後は急に音が静かになり、
「あ、これシンドイ…」。。。
こうやって、見習いは美味しく作る方法を覚えていくんだね〜。。(!)
一方、これもたま〜に寄る、元町のこじんまりしたレストラン。
平日のランチだから、こちらも比較的空いている。
こっちのシェフはおっかない。
「そうじゃない!」だの、「何やってんだ!」だの、怒鳴りつける。。。
ここの厨房はテーブルからは見えないけど、狭い店だから、声はよく聞こえるのである。
う〜〜ん。あまりいい気分ではないなぁ〜。
空気がとんがってしまうよ。。。
そこいくと、野毛のお蕎麦屋さんのご主人はとても穏やかで、何気ないけど的確な指摘だった。
何気なく、でも的を得ている。。これが対人関係で難しいところなのでありました。