izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

感染症の数値が改善して、次回の診察は2ヶ月後に😊\(^O^)/

2023-04-30 16:43:06 | 日記・エッセイ・コラム

4月28日、前回から1ヶ月経っての整形外科と循環器内科の受診。毎回、血液検査(整形外科では特に感染症の数値)をチェックする。

感染症の数値は0.3(mg/dl)以下が基準。ところが、希さんが感染症で再入院した時は、これが58(小数点なしだよ)!!。これを0.3まで下げるなんて、できるんだろうか!?💦、と思ったものだ。

その後、退院してから0.82、0.65、1.20、0,53、0.31と推移し、今回の検査結果は、0.16という素晴らしい数値\(^O^)/。ヤッター!!である。思わず顔を見合わせて「よかったね〜!!😊」。担当の戸田先生も「僕もホッとしました」。長かった〜〜🥺

 

整形外科はこの先は、2ヶ月後の受診でOK。心電図も問題なく、カリウムの数値も安定して、問題なし!循環器も2ヶ月後の再診となり、ヤレヤレ、良かった😊

 

実は、今年に入って、”女性化乳房症”かも?という懸念が出て、この2日前に赤十字病院の乳腺外科を受診したのだった(日々予定に追われ、疲れて、これまで別の病院を受診する余裕もなかった(^_^;))。こちらも「女性化乳房症ではあるけれど、左は治っている。右はしこりがあるものの、心配ない程度。女性化乳房症は、男性ホルモンが減少してくるにつれて罹る場合があるが、放置しておいても自然に治るから」ということで(ゆったりした、とても優しい男性医師だった)、こちらもホッとした😌こうやってひとつずつ外して、大丈夫!を確認して、後はリハビリに励んで歩けるようになるだけとなりました。

(残る懸念は、鼠径部ヘルニアだが、これも今のところ、横になっていれば引っ込んでいる。この程度ならまだ急がなくていい、と判断して様子見。歩けるようになったら、また考えることにしよう)。

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繰り返し読んでいる、大濱普美子さんの「陽だまりの果て」

2023-04-17 10:36:38 | 本と雑誌

「陽だまりの果て」(大濱普美子著・国書刊行会発行)を、このところ毎晩ベッドに入る前に読んでいる。特に、本のタイトルになっている「陽だまりの果て」は、もう何度となく読み返している。

著者の大濱普美子さんの名前は知らなかったが、タイトルに惹かれた。「第50回泉鏡花文学賞受賞」を受賞していること、発行元が国書刊行会であること、カバーの装画(武田史子さんによる「温室の図書館」という作品)に、どことなく仄かな懐かしさを感じたことも決め手だった。

受賞作の「陽だまりの果て」の他に、「ツメタガイの記憶」、「鼎ヶ淵」、「骨の行方」。それに「連れ合い徒然」「バイオ・ロボ犬」の2作品が収められたこの本は、どれも懐古と眩惑に彩られた幻想的な物語。

 

一番深く心に沁みたのは、「陽だまりの果て」だ。

施設に入居している老人が、窓から射し込む陽射しの中に見る過去の想い出や幻想・・・若くして理不尽にも亡くなった息子への後悔や慟哭、先に亡くなった妻とのあれこれの想い出、もっと昔の子供の時の記憶。。。”行きつ戻りつ繰り返される、老人の記憶の窓に映る追想”の物語りである。といっても文章は重くも暗くもなく、すぅ〜っと胸に入ってくる。皆川博子さんの推薦文の通り「表現は静謐でかろやかでさえあるのに、内在するのは深く重い生と衰と死と哀と慈である」のだった。

「陽だまりの果て」には、何度も同じシーンが描かれている。

(以下、本文より引用)

 「廊下を、部屋を出て左のほうへ進んで、ずっと奥まで辿っていくと、その先は行き止まりになっている。突き当たりにいかにも重たそうな扉が嵌まり、その扉のうえの方に頑丈そうな厚い硝子が嵌め込まれている。手前の床が一部だけ切り抜いたように明るいのは、硝子窓から陽が入ってくるからだ。暖かな陽射しが射し込んで、廊下の外れの床の上に、台形の陽だまりが落ちている。陽だまりのすぐ手前に立ち止まって、そのままそこにたって見下ろすと、少し斜めになった四角い枠の中に木の葉の陰が連なり、ぎざぎざと緑の輪郭を刻んで落ちている。枝葉の影は風に揺れ、濃くなったり薄くなったり、遠ざかって束の間見えなくなってはまだ戻ってきたり、そんな風にして揺れている」

・・・・・その情景がくっきりと見えるだけに、一層胸が締め付けられる。

 

夏休みに1人預けられた郊外にある建物で過ごす少女の日記風の作品「鼎ヶ淵」(かなえがふち)も、夏の光のきらめきやまぶしさ、対照的に涼しい部屋の中の暗がりやひっそりした隙間、かび臭い押し入れに積もる建物と人の記憶など、懐かしく明るい中に表裏をなすように仄かにうっすらと漂う”死”。。。

 

 この本を買ったのは、去年の秋頃、まだ希さんが入院している頃だった。面会禁止で会えない日々の中で、どこかに出かける気持ちにもなれず、本を読む気にもなれず、ずっとそのまま積んであった。今年になって、少し気持ちにゆとりができて読み始めたら引き込まれて、何度も何度も読み返している。哀しさと愛おしさが、喪失感を慰めてくれる思いがするのだった。

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気持ちのいい日曜日。希さんと、ほとんど9ヶ月振りに散歩!

2023-04-16 16:12:26 | 日記・エッセイ・コラム

今日は晴れて風もほどほど穏やか、5月頃の陽気になった😊

少し前から、お天気のいい日に車椅子を押して、希さんと近くを歩きたい(=外に出してあげたい!)と思っていた。マンションの前の道は右に行こうが左に行こうが急な坂道だから、車椅子を押して歩くのはムリ💦でも、道路を横切る道なら(海に平行に続く道)一方通行で、途中までは比較的平坦。住んでいる人以外はほとんど人通りもないから。。。と、考えていたのだが、ちょうどその信号のところで5月までの予定で大がかりな下水道工事をやっていて、平日は交通規制もあって作業の人が大勢いる(^_^;)。工事が休みの日曜日なら、と思うものの、お天気の都合もあり、希さん本人の気持ちが乗らなかったりして、なかなか実現できなかった。 

そんなこんなウツウツしていた日々が続いていたけれど、今日はまさしく”今でしょ!”。

買い物を午前中に済ませ、お昼ご飯の片付けも後回しにして、車椅子でいざ出発!

 

この道沿いは、以前は大きな住宅が建ち並んでいて(アメリカ人やドイツ人も住んでいた)、それぞれの庭先に花がいっぱい咲いていたのだ。今は道の右側にはマンションが並んでいるけど、それでも道の左側の階段の上の方の古い家々には今を盛りといろんな花々が咲いている。塀を覆って広がるジャスミン、フェンスに巻き付いて咲いている黄色のモッコウバラ・・・新しいマンションの入り口は藤の花が咲き始めている😊見上げればケヤキの大木に新緑の若葉。。。日向は汗ばむほどでも、日陰は涼しくて、絶好の散歩日和りだ。

往復で3〜40分程度の散歩だったけど、道は微妙にアップダウンがあって車椅子を押すのがキツい箇所もあったけど、気分は上々😊(車椅子に乗った希さんは足で漕いで、ワタシは後ろで軽く押して。なんとか無事に戻りました)。

こんな感じで、また散歩に行こうね〜😊😊\(^O^)/

photo 窓から見える根岸湾。強い風を避けてか小舟がたくさん浮かんでいる。強風や竜巻の注意報が出ている地域もあるらしい。風が強くて晴れている日は、対岸の千葉の丘陵がくっきり見える。(iPhoneだから限界があるけど)

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水曜日は、期待していたことが外れてガックリ(´・д・`) かなりヘタリました💦

2023-04-14 14:13:05 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日水曜日は、希さんの外科受診日。

前回、とっても信頼できる先生に診てもらい、「3ヶ月後にまた様子をみましょう」ということで、質問したいことなどをあれこれ準備して、心も軽く出かけていったのだがー(?_?)。当日、診察室に入ると大西先生ではなく、若い(まだ新人さん?)女医さんで、また最初っから説明が始まる。。。

「ヘルニアはまだ固くなっていないけれど、CTを見ると前回より固まりがはっきりしてきている。どうしますか?手術しますか?」だ。。。大西先生に詳しくお話して、「様子を見ましょう」ということになったのに、ここでまた「手術しますか?しませんか?」に戻るの〜?!である。

他に気になることもあって、脳卒中・神経脊椎センターの先生からの紹介状(というか情報提供書というか)を持っていったのだけれど、「私は消化器なので。これどうしますか?」と傍らで話をPCに打ち込んでいる女性(アシスタント?最近時々いる。診察内容、やりとりを筆記ではなく打ち込んでいる人)に聞いている。

途中からどんどん「ア〜ア(´・д・`)」感が増してきて、気持ちが萎んでくる。

で、すぐに手術はしないことにしたら「それでは何か変わったことがあったら、また来てください」。。

「予約しなくていいんですか?」と聞けば、「いいです」。。なんか見放されたような気分(>_<)

 

その日は、希さんも大西先生に聞きたいことなどもあったようだが、それが適わず、その夜は2人でちょっと落ち込みました。。

で、結局、紹介状を書いてもらったのは乳腺外科扱いなので、そちらの予約を入れてもらって、予定より早く終わったけどなんとなくスッキリしない気分で帰宅。😅

家に帰ってグッタリ疲れて、希さんは「横になる」とベッドに横になり、「夕食の支度ができたよ〜」と声をかけるも「食べない」(>_<)。。せっかく美味しいトマトをいただいて、ローストビーフのサラダを作ったのに。。😂このところ入っていたお風呂も「今日は入らない」。。疲れやらストレスやらなんやらで、食欲もなくなったか。ワタシも思わず🥺🥺ワタシも潰れそうだよ〜!? 

翌日、同じようにご主人が病院通いをしている知人に話したら、「今は大きな病院はどこもそうですよ。ウチが行ってるJ大病院も、担当医が変わりますよ。そのたびに、また最初から経過やら様子を話さなくちゃならない」という。そうなのかぁ〜。。。ワタシだけじゃないのね〜。。

鼠径ヘルニアの継続観察って、ないのかな〜??これまで病気らしい病気をしたことないから、日々お付き合いのある「かかりつけ医」っていうのがいない。こんなことなら、普段からチョコチョコと小病気をしている方がよかったりして。。。

仕方ない。また気を取り直して日々を乗り越えていくっきゃないデッス!

 

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久し振りの銀座ーシャネル・ネクサス・ホールで「マベル ポブレット展」を観て、ギャラリーナユタの佐藤希展「山はア深く、眠り。」を堪能

2023-04-02 16:47:33 | アート・文化

希さんの通所リハビリが始まって、一週間のうちまったく空いているのは月曜日だけになってしまった(^_^;)

週に2回の訪問看護の入浴介助とリハビリ、週に2回は太極拳と経絡ストレッチの指導教室。これに週1回の通所リハビリが入って、空いている時間に日々の買い物をしなくちゃ(^_^;)。他に月1回は整形外科と循環器の検査で通院。病院通いが減ったとはいえ、アップアップ状態は変らず。。😅

 

3月終わりの貴重な月曜日、「絶対に行くぞ!」と固い決心の下(?)、銀座のギャラリー ナユタに。ちょうどすぐ近くのCHANEにあるシャネル・ネクサス・ホールで、キューバの現代アーティスト、マベル ポブレットの日本初の個展「WHERE OCEANS MEET」展が開催中。2カ所を観て回れるのは好都合😊😊

マベル ポブレットの作品は、「海、水」をテーマにした写真、折り紙、鏡のかけらなど断片的な素材を緻密に重ねて創り出された作品は、揺蕩う水の揺らぎや光のきらめきなどを通して、今日の(キューバと)世界について、相反する思考を描き出しているよう。その透明感に満ちた色彩とユラユラの中に身をおくと、自分の存在が限りなく不確かで、同時にきらめいて愛おしい気分になる。

”「WHERE OCEANS MEET」展は、存在の脅威と永遠を表現しています。

それは、私たちの日々に流れる有為無形の水のようです。

この展覧会は、時の”儚さ”へのオマージュなのです。” ーーーマベル ポブレットーーー 

※「マベル ポブレット展」:5月15日(日)まで開催中。京都文化博物館別館でも開催中。 

 

シャネル ネクサス・ホールを出て、銀座松屋の先、名鉄メルサの角に沿って左に曲がると、ギャラリーナユタが入る奥野ビルがある。

(ほとんど1人しか乗れない)手動エレベーターに乗らず、古びた階段を6階までテクテクと。縁がすり減った階段は足に軟らかく、6階まで歩いても疲れない。

階段口のすぐ前にあるギャラリーナユタ(Gallery NAYUTA)は、佐藤香織さんの目に適った作家さんの作品を展示している。偶然会場に来ていた開催中の個展「山は深く、眠り。」展の作家佐藤 希さんは若く、意思のハッキリした静かな佇まいの女性で、静かで内省的な作品のイメージに重なる。

 その昔、実家の居間の壁にかかっていた一枚の横長の額縁に入った風景画があった。

子供の頃なので、それが絵画なのか写真なのかも知らず興味もなかったが、画面の中央を細い川が手前から奥に向かって流れている。両岸の草地の先は林で、川の先に遠く建物が描かれていた。。。年月が経って、実家は母親の引っ越しに伴って取り壊され、その風景画がある居間の様子とそこで暮らした子供時代の何年間の記憶が、時折ふっと思い出されることがある。。。

佐藤希さんの作品を観ていて、どこか懐かしい気持ちが蘇り、まるで作品の中にいるかのようなひんやりした空気や静けさ、水の流れの音、風に揺れる草などを感じた。

マベル ポブレットと、佐藤 希と、奇しくも共に”水”をテーマにした2人の作品に出会って、心が清められたような月曜日だった。

※佐藤 希展「山は深く、眠り。」は終了。

 

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