( 03/11 撮影 )
1月27日函館港を出航し、太平洋上での “長期乗船実習” に臨んでいた函館水産高校2年
生35人を乗せていた北海道教育委員会の実習船「若竹丸」(692㌧)が、今朝雲一つな
い快晴の函館港に戻り47日間の乗船実習を無事終えた..。着岸した海岸町船溜まりに
は保護者や在校生、学校関係者などが出迎え、実習を終え日焼けし精悍な顔つきになった
実習生に「お帰り!!」「お疲れ!!」と労いの声を掛け、笑顔で無事の帰りを喜んでいた..
実習船「若竹丸」は、函館港を出航後日本列島を南下して房総半島沖から太平洋上の漁場に
向けて航海で、機器の取り扱いや漁獲物の処理実習を学びながら、マグロ延縄操業実習では
揺れるデッキに足を踏ん張りながらの6回の操業行った..。捕獲したマグロやカジキ76
本を持ち帰り、この後函館市内で加工し6月には実習生自らスーパーなどでの販売実習も行
う。今回もコロナの影響でハワイへの寄港は叶わなかったようだが、帰路の途中長崎港と清
水港に寄港し、休養したという。この“長期乗船実習”で得たことを今後の人生に役立てて..
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( 03/11 撮影 )
春の陽気に誘われ、大沼公園へ探鳥で車を走らせた..。この冬「雪の妖精」と言われる“シマ
エナガ”を探し、見晴公園や市民の森、四季の杜など「見たぞ!!」との情報を貰いながら歩いた
が、スズメより小さな羽の付いている鳥が相手とあって、なかなかめぐり逢うことは出来ずに
いた。「雪が消えるといなくなる」と言われて、最後のチャンスを求め大沼公園内を歩く...
白い氷に覆われていた大沼も、この陽気で氷の色が変わり湖明けも近そう...。湖畔の周遊
道路を走りながら水面が顔を出している湖面を飛び回るカモ達にカメラを向けた後、林の中で
餌を漁るコゲラやゴジュウガラをファインダー越しに眺めていると「チーチチー」と可愛い声
で鳴きながら目の前に小鳥が現れる。「 “シマエナガ” だ!!」と慌ててシャッターを押したが、
その間わずか2,3秒。その後も何度か鳴き声を聞かせてくれるが、なかなか姿を確認するこ
とは出来ない。それでも、ちょっと影があるものの何とかカメラに収めることが出来た...
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( 施設の外壁に冠水の高さや時間を国際表記「TSUNAMI」と記したプレート)
今日11日はあの痛ましい “東日本大震災” の発生から12年を迎えた...。かけがえのない多くの命が
奪われ、12年経っても未だに3万人を超える被災者が避難生活を余儀なくされている。政府主催の追悼式
典は2年前の10年を区切りに行われなくなったが、岸田総理は就任時「東北の復興なくして日本の再生な
し、この方針で努力する」と約束した。報道で見る限り震災の復興はまだ道半ば、というより被災者に寄り
添っての復興はこれからが本番と思うし、何よりも震災の記憶が失われていくのではないかと懸念する..
この“東日本大震災”では、函館でも大きな揺れの後、函館駅前朝市や赤レンガ倉庫群周辺が津波による冠水で
死者が出るほどの被害を被った..。赤レンガ倉庫群周辺では1.2mの冠水、震災で得た教訓忘れてはなら
ないと「TSUNAMI」と記載した銅板のプレートが倉庫の外壁に貼り付けられている(錆が上がっているのが
気になるが)。切迫する日本海・千島海溝巨大地震、明日起こるかわからない震災に、自治体でもハザードマ
ップや防災計画の見直しを進めているが、我々も常に身の安全と、いざの時の行動を考えておかないと...
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「啓蟄(けいちつ)」も過ぎると、一雨降る毎に気温が上がり、春が近づき日差しも徐々
に暖かさが増してくるといわれるが、今日の函館はまさにそんな気候...。午前中の雨
も午後には上がり、気温も10℃を超え、季節を先取りしたような陽気に誘われてか、近
所の家の庭先には黄金色に輝く“フクジュソウ”が咲きだした。雨上がりの庭に枯れ葉を押
しのけ「よっこらしょ..」と言わんばかりに顔を出し、春の訪れを知らせている...
( 03/04 撮影 )
「水平線から昇る“朝日”を見たい..」と何度か早起きをしているが、水平線に横たわる黒い
雲に邪魔されなかなか眺めることが難しい..。昨夜の天気予報では「晴れマーク」、しかし、
この時期なるといつもの大森浜では汐首岬に被り水平線は無理、ならばと恵山の日浦海岸に車
を走らせることとした。今朝の日の出は午前6時7分、頑張って少しだけ早起きをする...
日浦海岸の上空は雲が見当たらないが、水平線は霞んでいるようにも見える...。オレン
ジ色に輝く空を眺めていると、水平線がほっこりと赤味を差して盛り上がり“朝日”が飛び出
した。何度見てもこの瞬間は感動ものだが、同時に興奮しながらのカメラのシャッターを押
し続ける。“朝日” は水平線に顔を覗かせてから抜け出るまで2、3分ほど、この間何か物語
りでも見ているような気持ちにさせられる。久しぶりの水平線からの “朝日”に感動を貰って
きたが、その “朝日” の輝きは力強さも感じられ、春の近いことを教えてくれている...
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