先日、拉致被害者有本恵子さんのお母様有本嘉代子さんがお亡くなりになりました。
94歳でした。
お父様の有本明弘さんも当初落ちこまれていましたが...
お父様も92歳とご高齢であります。
お母様は90歳になられた時に心臓の手術をなさりました。
何とか娘を自らの手で抱きしめてやりたいとご高齢にも関わらず手術と言う決断をなさいました。
明弘さんには年に数回、お目にかかる機会を頂いております。
お母様にも3回程お会いする機会がありました。
横田めぐみさんのご両親にも数回お目にかかる機会がありました。
拉致されて約40年、ご本人はもとよりご家族も特にご両親はかなりのご高齢となっています。
しかし未だ取り返せずにいるのです。
一体何人拉致されたのかわからない現状で取り返せたのはたった5人です。
何故取り返せないのか?
それは簡単です!
我々主権者が全く理解もせずに利己的に振る舞っているからだ!
これに尽きるのです。
敗戦後教育にどっぷり漬かり、国家を否定し、東京裁判史観を基に嘘の歴史を刷り込まれ、それを疑いもせずに生きているからに他なりません。
憲法も学ばず、いや学ぼうとせずに自国の本来の姿すら学ばず戦前を否定に否定を重ねて来たからです。
そして日本人である事すら否定する始末。
結論から申せば、拉致被害者救出には
全ての国権を発動せよ!
と言う事です!
国権の発動をし、自衛隊や警察、そして官僚、医療関係者を北朝鮮に派遣し拉致被害者を捜索し救出せよ!
日本海に出没する北朝鮮船は全て臨検し、必要なら逮捕、船は撃沈せよ!
そう言う事です。
過激に聞こえますが、他国では当たり前の振る舞いです。
そうすると『拉致被害者救出の為に戦争するのか?』と言う意見を投げられます。
戦争するのかしないのか?と聞かれたならば『それは前提条件による』と言う事。
確かに我々の使う憲法には国際紛争を解決する手段としての国権の発動たる戦争を禁じています。
これを破れば憲法違反と言えるかもしれませんし、確かに戦争するのか?と言う話しにもなるでしょう。
しかし拉致は北朝鮮と言う国連加盟の主権国家による、日本と言うこれまた国連加盟の世界一歴史の長い主権国家の主権者を拐うと言う国家的犯罪行為です。
決して国際紛争ではなく犯罪なのです。
我々は国際紛争を解決しようとしているのではありません。
あくまで主権国家が我が国に対して行った犯罪行為に対処しているのです。
また、北朝鮮との拉致交渉を外務省がやっています。
外交は確かに国権の一部ではありますが、拉致は外交問題なのでしょうか?
これを外交問題とするならば、戦争も外交の一部ですからこれにより自衛隊を派遣すれば憲法違反となってしまいます。
拉致は国際紛争でもなく、外交問題でもなく犯罪です!
つまり『戦争』の前提条件としては当てはまらないのです。
国家は国民の生存、財産、幸福追求の権利を徹底的に守らねばなりません。
それは憲法にも示されています。
憲法とは権力を縛るものだ!それが立憲主義だ!などとアホの反日左翼の連中は声高に宣うけれど、現憲法のどこを読んでもそんな事は書いてありません。
むしろ前文を読めば、現憲法は国家と国民との約束であると書いてあるのです。
国家は国民の生命財産幸福追求の権利を徹底的に守るので、国民はその為に選挙による投票や納税をしてくれと。
その約束を果たす為に国権と言うものがあるのです。
我々は国際紛争を解決するのではありません。
外交問題を解決しようと言うのではありません。
主権国家が犯した犯罪行為に対処するのです。
国家は我々との約束を果たさねばならないのです。
我々はその為に『納税』をしているのです。安全保障は国家最大の福祉です。
国権を発動しないなら我々は何故納税しているのですか?
例えば憲法改正により北朝鮮を交渉のテーブルに着かせる!と言う意見もあります。
確かに拉致被害者の命のリスクを考えるならそれも手段ではありますが、ならばいつまでも「外交」と言う事になります。
改憲は必要であるり、一つの手段ではありますが現在の世論、日本人の敗戦後教育への浸り方を見れば国民投票で否決される恐れもあるのです。
もし否決されたならば、そこで終わりです。
現憲法や現行法には『拉致』について一行も書かれていません。
つまり超法規的事態と言う事です。
更に憲法に『拉致被害者救出をするな』とも書かれていません。
また、前文にある平和を愛する諸国民と言う前提条件も崩れています。
そして国際紛争でも外交問題でもないのですから国権の発動をしない理由はないのです。
ダッカ事件や尖閣列島中国漁船体当たり事件では超法規的措置をやりました。
更に金正男と言う金一族の長男を不法入国で捕まえておきながら超法規的措置で国外退去にしてしまいました。
あんなものは人質にして北朝鮮に迫ればよかったのにです。
改憲による交渉に期待する事も、外交問題と言う話しのすり替えではないのでしょうか?
前提条件を考えれば我々は戦争をするのではないのです。
憲法に記された『交戦権』の放棄とは『戦うな』言う事ではありません。
自国を侵略されたら此れを退ける。
しかし通常、退けたあとやられた規模と同等以上の報復をするのですが、これを禁じたのが『交戦権』です。
例えばアメリカが支那から攻撃されたならこれを防ぐと同時に北京や上海を火の海にする。
これが交戦権と言うもの。報復権とも言うのです。
これは国際法にも国連憲章にも示された正当な行為です。
これが抑止力となるのです。
我が国の憲法や法律に示されていない超法規的事態ならば、国際法や国連憲章を利用すれば良い。
超法規的措置と言えどこれを利用すれば良い。
我が国は国連加盟の国際社会で生きる主権国家なのです。
今回、有本嘉代子さんがお亡くなりになりお父様である明弘さんもご高齢である。
これでお父様にも何かあれば一体有本恵子さんはどこに帰ればいいのですか?
もちろんご兄弟もいます。
しかしご両親がいなくなり一体どこに帰るのですか?
親子の時間を奪われて、一体どう過ごすのですか?
横田めぐみさんのお父様である滋さんも入院されたまま随分と経過しました。
時間は全くない!
いい加減にして欲しい!
私には怒りしかない!
それは自分自身に対してと『今私が死なないからそれで良い』と考える日本人の利己的な振る舞いにです!
『どうすれば良いか?政治家がやらないから何もできない』と言う言い訳は聞き飽きました。
我々は初代神武天皇即位紀元以来主権在民を貫く世界一歴史の長い国家です。
世界が野山で野生動物を狩猟していた時には既に『国家観』を持っていた国です。
つまり政治家の問題ではなく国民の問題なのです。
それが民主主義なのです!
あなたの知らないところで勝手に決められているのではない!
我々は我々の手で権力を行使する者を選んでいるのです!
日本国民よ!
国権を発動せよ!
同胞を救い出せ!