犬神スケキヨ~さざれ石

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祖国を取り戻す!

2015-02-28 22:07:53 | 連続
その1


民主主義とは一体なんでしょう?

主権在民などとざっくり考えてはしまいますが…
民主主義とはどの民主主義も同じなんでしょうか?

民主主義

民主主義=democracy(デモクラシー)

国家や集団の権力者が構成員の全員である。
その意思決定は構成員の合議合意で行う体制。

と定義されています。

なんとなく、「はあ、そうだね」と理解していますね。しかし、こんな言葉を作る日本人は凄いと思ってしまいますね。
デモクラシーを民主主義と日本語にしてしまうのですから。
因みににcommunismを共産主義と日本語にする能力も凄いと思ってしまいます。
英語をなんとか日本語にしてしまう日本人は凄いです!
共産主義や共和という言葉は日本語なんですよ、だから中華人民共和国の共和も中国共産党の共産も日本語です。
中国語にはありません。ですから中国オリジナルではないのです。つまりは中華人民共和国は中国語ではない訳で自国語でない国名なのです。よって中国と呼べ!と言う中国の主張もいささか可笑しい。
こんなアホな国は世界共通の"支那"が正しい国名であるといえますね。
日本語で付けていて恥ずかしくないんですかね?

戦後の押し付け

何時も何時も話しています。
戦前の日本は軍国主義だった!
帝国主義だった!
こんな風に我々は戦後の教育で教えられてきました。
だから、「戦争に負けてアメリカ様から初めて民主主義を教えられた」と刷り込まれました。

その刷り込みは徹底的で、戦前日本は諸外国に酷い事をした!とか、侵略して虐殺や略奪や強制連行で人々を奴隷にした!など思い込まされてきました。

しかし自分自身は何か違和感を感じていました。少し我家の話しをしますと、我が家系は恐ろしい事に日本共産党支持者です。
誠に信じ難い現実です。うちの母などはとうの昔にその呪縛から解放されましたが、親戚には今だ共産党支持者がいます。
ですから信じ難い事に幼い頃から左寄りの家庭教育を受けてきました。

しかし思春期を迎える頃から何か解らないけれど違和感を感じていました。
それと同時に疑問を抱えていました。それは
そんな悪い事ばかりした国が、国民が此れ程繁栄するのか?
と言う疑問です。
世界でも有数の経済大国になり、技術立国になり…そんな事が有り得るのだろうか?
この疑問と違和感を感じたままやがて20代を終えようとする頃に、ある人の話しを聞いて"あ!自分が抱えていた違和感はこれか"と気付きそこから猛烈に勉強していきました。

すると自分が受けた教育が全くの嘘で、更に我々の先達はむしろ素晴らしい人々であったじゃないか!
そして真実を知らずにいた自分が嫌になり自己否定までしてしまう時期もありました。

オリジナル

幸か不幸か自分と言う人間はやけに勉強が好きです。とにかく好奇心が強いのか、物を調べその真実を知ることが好きです。
更に人間的には不良です。
勉強が好きな不良と言う厄介極まりない人間です。

しかし、その厄介さが役立ちよくよく調べるとこの現実が丸で全て嘘であるかの様に思えてきました。

先の定義にあるような民主主義が民主主義と思い込まさていたことに気付きました。
戦後アメ公様から押し付けられただけの民主主義ではないですか。

そもそも日本には日本オリジナルの民主主義を携えて国を成して来たのです。
何も戦後アメ公様から教えられた訳でもなく、また戦前の日本が軍国主義でもなかったのです。どうして現在の様になってしまったのでしょうか?

アメ公の主導と戦後左翼の頑張りの賜物に他なりません。
また、日本民族特有の気質もそれに拍車をかけました。

戦後政策

敗戦後この国はガラッと変わってしまいました。戦勝国による徹底的な占領政策とアメリカが行なったウォーギルトプログラムと言う政策、さらに敗戦により変わってしまった価値観に焼け野原になり疲弊しきった国民。

また天皇陛下の人間宣言に何よりも一番重要な国の根幹を成す憲法がアメリカ主導、と言うより完全にアメリカが書いた英語の憲法をそのままどうにか日本語に翻訳した憲法こそがこの現在の日本ではないでしょうか。

次回へ続く…


エネルギーその思惑2

2015-02-27 22:28:17 | 草莽崛起
では日本の状況はどうでしょうか。

これも皆さんと一緒に考えてみましょう。

原子力災害

福島原子力災害より原発は現在稼働していません。しかし今年は再稼働していくでしょう。
原発が稼働していなくても電気は足りていると言う主張する人達は今しか見ていません。

電力会社には余力が計算されています。
だいたい発電量の7%ぐらいの余力を見ていますが、実際は現在で言うと3%ぐらいです。
関西電力圏内だけ見ますと昨年夏には3%を切り2.7%にまでなりました。
これはかなり危険な数字で突然使用量が増える事態になればバサッと停電するような数字で、正にギリギリのところでした。

また石油価格の高騰ととっくに寿命が来ている火力発電所を再稼働する為のコストなどにより電気の価格は上昇しています。

それでも黒字

福島の原子力災害収拾に随分コストをかけているはずの東京電力ですが、現在は黒字経営をしています。何故でしょうか?

これは現在稼働中の火力発電所のメンテナンスを先送りにしてコストを抑えているからです。
保守点検をせず回しているのです。

これはかなり危険です。火力発電所には様々パイプがあり、この中を熱い蒸気が流れたりしますが年数と共に配管の厚みが薄くなります。
限界になると破断して蒸気が漏れ出し、その圧力で爆発をする恐れがあります。
こうなれば施設には甚大な被害がでます。

更に作業員にも死傷者が出ます。
そして何より首都圏大停電という更に恐ろしい事態に陥ります。
首都機能が失われたならば一体どんな事になってしまうのか?
考えただけで恐ろしい限りです。

原発

意見は様々ありますが当面は原発を稼働しなければならないと考えます。
エネルギーは常にベストミックスでなければなりません。
その為には当面原発を稼働しなければベストミックスにはなりません。
現在の状況では火力発電所に問題があればいわゆるブラックアウトという事態を招きかねません。現代社会では電気がなければ生きていけません。

しかし現在の原子力発電はいずれ無くなります。必ず無くなります。
こんなデカイくて大袈裟な物ですが、別に原子力が発電している訳ではありませんね。
何をしてらいるかと言えば"湯"を沸かしているだけです。
沸かした湯から蒸気を作り、それを横のタービン建屋に送りその蒸気でタービンを回し発電しています。皆さん御存知ですね。

つまりはこんな大袈裟な、原子力を使ってやっているのはヤカンで湯を沸かしているのと同じです。
こんなもんは30年や50年先まで続きません。
何時迄もあるとすれば人類は全く進歩せず、また技術革新もなく停滞していると言うことなります。そんなことはありえません。

新しい原子力発電の技術が出来ます。
つまり電気は永遠に続きますが発電方法は変わっていく、変わって行かなければなりません。

希望のエネルギー

油やガスを輸入に頼る日本。

しかし希望となることがありますね。
皆さん御存知のメタンハイドレートです。

天然ガスが氷になっているアレです。
先の施政方針演説で安部首相がこれの実用化に言及していましたね。

実用化すれば、エネルギーが元で戦争に突入し凄惨なまでの敗北をした国がエネルギー産出国になのです。
戦後も原油を売って頂けるだけで有り難い!などという外交をやって来た国が産出国になのです。

また新しい火力発電方法のGTCCと組み合わせて使うならば自前資源で電気が作れます。
もちろん既存の火力発電所にも使えます。
家庭で着けるコンロのガスも自前資源です。

更にエネルギー輸入の価格交渉を有利に進めることができます。
実際にメタンハイドレートの実用化を目指しただけでロシアは天然ガスの価格を下げて来たそうです。

そしてアメリカや現在の原油産出国の様にエネルギーで世界を支配する様な事を日本は、日本人はしません。

エネルギーが元で支配される様な国に、例えばベトナムなど常に中国からの脅威に晒されてしまう国や発展途上のアジア諸国に安く安くお分けする。或いは無償でもかまいません。
エネルギーが原因の戦争を抑える事に役立てます。エネルギーの平和利用です。
エネルギーが原因で、それはもうズタボロに負けた日本だからこそできるのです。

欧米とは違う、オリジナルな民主主義を持つ日本だからこそやるのです。
自分の為でなく他者の為に生きる事をする日本オリジナルの民主主義に則り世界の安全保障に貢献することができます。

因みに中国とベトナムはつい最近も軍事衝突がありましたね。
石油採掘の為にベトナム沖に中国が進出したと言われていますが、違います。
実はメタンハイドレートの採掘をしていたのです。

まだまだ分厚く蓋をしている既得権益を打ち破り世界に貢献できる希望のエネルギーメタンハイドレート!

皆さん一緒に考えていきましょう。

エネルギーその思惑1

2015-02-27 21:27:23 | 草莽崛起
またもやボソボソと雑談です。

福島原子力災害から早四年が経とうとしていますね。日本では原発が止まり、日本並びに世界のエネルギーに対する思惑が見え隠れ。

少し皆さんと考えてみましょう。

イラク戦争

2001年9.11同時多発テロがアメリカを襲いました。アメリカ本土を攻撃される経験がほぼ無かったアメリカはパニックになりました。
ブッシュ政権下で起きたテロはその後イラク戦争へと至りました。

大量殺戮兵器があるとしてアメリカは強引に安保理決議を取り付けイラクに侵攻しました。
しかし、その腹の中は石油の確保でした。
同時は世界的にも原油輸入国アメリカにとって油は国の将来を左右する問題です。

これにエネルギーを輸入に頼る日本も乗りました。しかし大量殺戮兵器は無く戦争の大義は曖昧なまま泥沼の戦いになります。

そして遂にアメリカはイラク大統領サダム・フセインを捕らえて処刑しました。

サダム・フセイン

サダム・フセインと言う人物はイスラム教徒です。しかしイスラム教徒の中でも原理主義者ではありません。
いわゆる世俗派と呼ばれるイスラム教徒です。
世俗派とは原理主義とは反対で現社会にうまく溶け込む様な解釈をします。
イスラムでは女性は家族や夫以外の男性とは接触してはいけない、話してもいけないと言う教義があります。しかし世俗派だったサダム・フセインのイラクでは女性の医者、つまり女医が男性患者を診たり或いは手術することもありました。

またこのサダム・フセインと言う人物はテロを許しませんでした。
ですからテロリストを捕まえては処刑したりしていました。

アメリカはその世俗派のサダム・フセインを消してしまいました。
世俗派のサダム・フセインを亡き者にした結果原理主義者がイラクにドッと押し寄せこれがテロへと繋がるのです。
そして自称イスラム国なるものへと繋がる結果になってしまいました。
つまりアメリカ自身が現在のテロリズムを呼び込んだと言えるでしょう。


原油

原油を輸入に頼るアメリカですが、技術革新によりこれ迄コストが合わずに見合わせていたシェールガス、シェールオイルの開発に成功します。そしてリベラルのオバマ大統領が誕生します。アメリカ初の黒人大統領です。

オバマ大統領はイラクからの撤退を公約にしていました。
この撤退の裏にシェールガス、シェールオイルがチラホラ透けて見えます。
タイミングが合ってしまったのか…
このことによりシリアやイラクに広くイスラム国なるテロリストが蔓延ることになりました。

このテロリストが今迄のテロリストと違うのは「国」を名乗り、更にそれまでは破壊していた原油の採掘施設を利用し粗悪だが安価な原油を売り始めた事です。

原油安

昨今の原油安事情は様々な思惑がタイミングを合わせるカタチとなりました。

先ずアメリカ主導のシェールガスオイル。
技術革新で非常に安価に採掘できる様になりました。
これは既存の産油国からすれば面白くありません。自分達がこの利益を独占しておきたいからです。
また、ロシアのクリミア侵攻もこのタイミングで起きました。
更にイスラム国なるテロリストの安価な原油です。どれも潰したい対象です。

その手段が原油増産による価格安です。
シェールガスオイルは1バレル辺りの価格が$50を割るとペイできません。
現在の価格だとだいたい1バレル辺り$50を割り込みます。ですから実際に一社倒産してしまいました。
アメリカという国はあくまで民間企業で成り立つ国ですから利益がなければ潰れてしまうか或いは撤退してしまいます。

ロシアはクリミア侵攻の制裁と言う意味合いもあります。
大した産業もなくエネルギーを輸出する事で利益を上げるロシアには原油安は致命的です。
これによりロシア通貨の暴落に至っています。

テロリスト自称イスラム国は濡れ手に粟の油で利益を上げます。粗悪ですが安い。なので売れる。こんな安いコストで粗悪品を売られては産油国はたまりません。
しかし現在では有志連合の空爆により石油施設が破壊され殆ど機能していません。

協調したのに…

油を輸入に頼る日本はアメリカ主導のイラク戦争に協調した姿勢を取りました。
今後のエネルギー確保という思惑があったからです。
しかし福島原子力災害以降、原発が過度しない為に火力発電を主に発電しています。

この為産油国からは足元を見られ高い値段で買わされているのです。
これは原発に対しての意見は様々あれど、この高い値段で買わされていることは一様に意見の一致を見えます。
国際メジャー石油資本を仲介に産油国の独裁者達に毎年4兆円近くを余分に払っています。
間も無く福島原子力災害より四年ですから16兆円になります。

消費税1%の税収増が2兆円ですから、これを見ると消費増税する必要があったのか甚だ疑問に思います。
原発を使わなくても影響がない!と、繰り返し発言するアホの左翼や共産党志位委員長は一体何を見ているのでしょうか?

更にドイツやフランスなども原油を輸入していますがしっかりと価格交渉をしており、日本の様に高い値段で買わされていません。
ドイツなどは先の大戦では敗戦国となったのです、日本と同じです。
しかし、先のイラク戦争の時にアメリカに反対し参加しなかった国です。
こういう主張する国には産油国も価格交渉をしっかりするのです。

エネルギー確保の為に参加したのに結果は間逆です。これが国際社会なのです。
この辺りが理解できないアホの左翼や共産党とは一体何なのでしょうか?

地方分権考

2015-02-23 22:00:39 | 草莽崛起
いよいよ統一地方選挙も近づいてきてきました。

衆院選や沖縄選挙のリベンジ的な要素もありますやらないのやら。

改めて地方について一緒に勉強してみましょう。

地方分権

地方分権とは何ぞや?と言う根本的な話しをしますと「政治、行政において統治権を中央政府から地方政府に部分的或いは全面的に移管すること」と言う定義付けがあります。

この地方分権は民主主義の根幹とも言われています。この逆は中央集権、国家主義とも言われていて隣の大気汚染が気になる国みたいな感じです。

ですから地方分権や地方主義とは民主主義の根幹の一つでもあるわけです。

長所・短所

長所は
⑴地方・地域がそれぞれの事情に合った柔軟な統治ができる。
⑵特定の地方に分離独立運動がある場合には独立と従属の折衷案が取れる。
⑶中央政府が機能不全に陥った場合の暫定的なバックアップができる。

短所は
⑴中央政府の権限が小さくなり、国家全体の行動により多大な調整が必要となる。
⑵治安、国防面の弱体化の懸念や徴税能力の低下
⑶分離主義に一定の公認を与える為に分離独立運動が加速或いは激化しやすい。
⑷地方政府の規模が小さいと運営に支障をきたす恐れがある。
⑸地方間の格差が広がりやすくなる。

などでしょうか。

民主主義

民主主義の根幹である地方分権ではありますが長所短所にありますように、分離独立運動が加速しやすいのは沖縄などを見ればわかりますね。

しかしある程度の地方政府は民主主義として必要ではあります。
地方政府がなければ国家主義や全体主義などになってしまいこれでは共産社会主義です。

しかし地方分権と言ってもその主体は基礎自治体にするのか?或いは県なのか?道州制にするのか?で随分変わってきます。
道州制ならば新たに地方を区分けしなければなりません。

そもそも

そもそも現在の地方分権は日本本来のものではありません。
戦後、アメリカが推し進めた政策です。
アメリカと言う国は一応民主主義です。ですから地方分権が推し進められていますね。
それは州ごとに法律があったり、州ごとに軍があったりとかします。
戦後政策の一環としてアメリカはこの地方分権を日本に浸透させました。

そもそも日本の地方自治は明治維新後の廃藩置県で行われてきました。
そこへアメリカはアメリカ型民主主義の一環としてこの地方分権を押し付けました。

しかしアメリカ型民主主義やアメリカ型地方分権が民主主義なのか?という疑問が生じます。

そもそもアメリカは合衆国です。つまり連邦政府です。
日本は連邦制ではありません。
また日本には本来の日本型民主主義があります。また大統領制でもありません。
更には日本に天皇陛下が居られ、議院内閣制でもありますからアメリカとは全く違います。

そんな国に道州制というのも自分自身は疑問もあり反対の立場をとっています。

大阪都

大阪都構想の住民投票が五月に行われます。
大阪都には基本的には賛成ではありますが、橋下徹氏の言う大阪都構想ではありません。

世界を見れば都(みやこ)は二つある国が多数あります。
例えばアメリカは政治の首都はワシントンです、しかし経済はニューヨークです。
あの支那ですら政治は北京、経済は上海や広州などです。
オーストラリアでも政治はキャンベラで経済はシドニーですね。

これは一局集中を避けリスクを分散させる意味合いなどがあります。
例えば日本ならば政治は東京、経済は大阪とすればリスクの分散になります。
更に文化を京都とし、天皇陛下や皇族方には京都へお戻り頂きたいと考えます。

先ず東京一局集中だと大災害や或いは有事の際に全ての機能を失います。
例えば東京で大地震が起きても経済が大阪ならば経済活動は滞りません。
その際も暫定的に大阪に政治を持って来ることも出来るので国政の空白期間は短くなります。

各企業の本社機能や株式などは大阪でやればリスク配分になります。

そして文化を京都に天皇陛下にお戻り頂きたいのは京都は割合に災害も少ない。
万が一の自体においても京都ならば皇族が途絶える事態を避けられす。
そもそも天皇陛下の本来のお住まいは京都です。だから京都御所があるわけです。
これは御所(おんところ)です。他でもない京都の御所こそが本当天皇陛下がおわす所なのです。皇居はただの仮住まいでしかありません。
皇居はただの城跡です。天皇陛下は城が本来居られる場所ではありません。

橋下徹氏の言う大阪都は首都機能を持たせることとその延長にある道州制です。
連邦制でもなく大統領制でもない日本には必要ありません。

この国はおおみたからのシラスの国、国家元首は今上天皇です。

彼の突破力は群を抜いています。
ですから大阪都構想を成してもらいたいとは思いますがその先の地方政府は目指すところが自分とは違うと言うことです。

賛否あるでしょうが、あくまで問題提起です。
皆さん自身がご自分の頭でしっかりと地方自治を考えてみて下さい。

沖縄の少女

2015-02-19 21:55:29 | 草莽崛起

発 沖縄根拠地隊司令官
宛 海軍次官
左ノ電□□次官ニ御通報方取計ヲ得度
沖縄県民ノ実情ニ関シテハ県知事ヨリ報告セラルベキモ県ニハ既ニ
通信力ナク三二軍司令部又通信ノ余力ナシト認メラルルニ付本職県
知事ノ依頼ヲ受ケタルニ非ザレドモ現状ヲ看過スルニ忍ビズ
之ニ代ツテ緊急御通知申上グ
沖縄島ニ敵攻略ヲ開始以来陸海軍方面防衛戦闘ニ専念シ県民ニ関シ
テハ殆ド顧ミルニ暇ナカリキ然レドモ本職ノ知レル範囲ニ於テハ県
民ハ青壮年ノ全部ヲ防衛召集ニ捧ゲ残ル老幼婦女子ノミガ相次グ砲
爆撃ニ家屋ト家財ノ全部ヲ焼却セラレ僅ニ身ヲ以テ軍ノ作戦ニ差支
ナキ場所ノ小防空壕ニ避難尚砲爆撃ノ□□ニ中風雨ニ曝サレツツ乏
シキ生活ニ甘ンジアリタリ而モ若キ婦人ハ率先軍ニ身ヲ捧ゲ看護婦
烹炊婦ハ元ヨリ砲弾運ビ挺身斬込隊スラ申出ルモノアリ所詮敵来リ
ナバ老人子供ハ殺サルベク婦女子ハ後方ニ運ビ去ラレテ毒牙ニ供セ
ラルベシトテ親子生別レ娘ヲ軍衛門ニ捨ツル親アリ
看護婦ニ至リテハ軍移動ニ際シ衛生兵既ニ出発シ身寄無キ重傷者ヲ
助ケテ□□真面目ニシテ一時ノ感情ニ駆ラレタルモノトハ思ハレズ
更ニ軍ニ於テ作戦ノ大転換アルヤ夜ノ中ニ遥ニ遠隔地方ノ住居地区ヲ
指定セラレ輸送力皆無ノ者黙々トシテ雨中ヲ移動スルアリ是ヲ要ス
ルニ陸海軍□□沖縄ニ進駐以来終始一貫勤労奉仕物資節約ヲ強要セ
ラレツツ(一部ハ兎角ノ悪評ナキニシモアラザルモ)只管日本人ト
シテノ御奉公ノ護ヲ胸ニ抱キツツ遂ニ□□□□与ヘ□コトナクシテ
本戦闘ノ末期ト沖縄島ハ実情形□一木一草焦土ト化セン糧食六月一杯
ヲ支フルノミナリト謂フ沖縄県民斯ク戦ヘリ
県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ

(□は不明部分)

これは沖縄司令部大田実中将最後の電文です。
皆さん御存知ですね。

先の大戦において沖縄と本土の温度差は今も激しく、まるで腫れ物に触るような事になっています。
沖縄県民には「本土防衛の捨て石にされた」等の主張もあります。

確かに史上最も凄惨な戦場となってしまった事に間違いありません。
しかし沖縄県民が主張するような「軍から強制的に」という様なものはこの電文からは読み取れません。

確かに軍部の判断の遅れや誤りで県民の疎開などがままならなくなり多大な犠牲を出しました。しかし、この電文では戦える者は志願をし、戦えぬ女子供年寄りは戦闘の邪魔にならぬようにと県内を移動したり更に食料などを供与したりしています。

その献身さ故に大田実中将をして
沖縄県民斯ク戦ヘリ…
後世格別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ
と、大本営に嘆願しているのです。
またこの電文では軍部の失策を非難もしています。言論の自由がなかった!と言うアホの左翼の論旨とは間逆です。

忘れられた少女達

この沖縄戦にて沢山の日本人達が戦いました。
それは日本全国、北海道から九州それに沖縄の人々が国を守る為に戦いました。
それは僅か70年前、我々の先達の方々です。

それは沖縄戦の前に行われた硫黄島を上回る規模の戦闘になりました。

米軍は艦砲射撃や爆撃、更には火炎放射器を用いて徹底的に沖縄を叩きました。
先達の抵抗も徹底的なものでした。

この戦闘で腕が吹き飛び、頭が割れ、はらわたが飛び出た人々…
その人々を献身的に看護していたのが当時まだ15歳から17歳の少女達でした。
まだ恋すら知らなかったかもわからない少女達は、それは献身的に自らの命すら危ない状況にもかかわらず看護しました。

それは学徒看護隊と呼ばれていました。
「ひめゆりの塔」は皆さん御存知ですね?
これはひめゆり学徒看護隊と呼ばれ、県立第一高等女学校と沖縄師範学校女子部の学生達です。当時この二つは沖縄ではエリート女学校でした。だから後世小説や映画にもなり美談として語られもしているのです。
だから我々も名前だけは知っています。
この少女達を慰霊する為に建てられたのが「ひめゆりの塔」です。
この場所にはこの学徒看護隊が自決した壕あり今や見事に観光地になっています。

全部で九つ

しかし、学徒看護隊はひめゆり部隊だけではありません。学徒看護隊は全部で九つあったのです。ひめゆり部隊は九つある内の一つで他に八つ学徒看護隊がありました。
沖縄県民すら知らなかった少女達が他にも居たのです。すっかり忘れ去られた少女達がいたのです。県立第三高女や私立の女学校、農業専門女学校の学徒看護隊等です。
勿論、自決壕もあります。しかし、すっかり忘れ去られてしまい荒れ果ててしまった場所もあります。

白梅

沖縄県立第二高等女学校の生徒で作られたのが「白梅学徒看護隊」です。
自分は全くしりませんでした。
青山繁晴氏の話を聞くまでは全くしりませんでした。我々後世の為に命を捧げて頂いたのに。

この白梅学徒看護隊にも白梅の塔があります。
僅かに生き残った少女は今や80歳を超えています。この白梅の自決壕、今はだいぶ知られるようになり随分キレイになっているそうです。
ひめゆりの塔から僅かな距離の所にあります。

小高い丘の様な所にあり、以前は山の様に見える森みたいな感じだったそうです。
昔はもう忘れ去られた場所でしたから小さな石積みがあり、その後ろに錆びた鉄の蓋がありました。
その鉄の蓋には鍵など無く、蓋を開けることができました。
その蓋を開けると真っ白な遺骨があります。
例えば顎の骨や大腿骨、腕や腰の辺りの骨が納められているのです。

それらの遺骨は直ぐ側の自決壕に散らばっていた少女の骨を集めたものです。
しかしこの場所は人々から忘れ去られたところ、訪れるのは僅かに知る人だけでした。
しかし、荒れ果てた少女達の自決壕はこの白梅だけではありません。

そして僅かに生き残った方が証言されています。

本当は…

まだ15歳から17歳の少女達。昨日まで勉強をし裁縫などをしていました。
しかしある日突然に千切れた兵隊の足を渡され「これを棄ててきなさい」と言われるのです。
「おい!俺の足を!俺の足を!」と言う負傷兵の、それは血がドバッと吹き出るその足を持って銃弾が雨霰の如く飛び交う中を走って棄てに行くのです。

戦争が終わり自決壕の中に亡くなった同級生がいる、そこに居るとわかっていても近付けずに何年も経ってしまいました。
その僅かな生き残りの方々も早く戦争を忘れ幸せな生活を送りたかった。
決してこの方々を責めることは出来ませね。
そんな地獄絵の様な光景を目の当たりに体験すれば早く忘れたい…人ならばそう思うでしょうから。

それから数年経ち生き残りの方々が話し合い自決壕に入る事になりました。
もう体は溶けてしまい骨だけが散らばっています。それでもそこに残された僅かな文房具や遺骨の欠片から「これは何々ちゃん、これは何々さんね…」とわかったそうです。

それから遺骨を、遺族に届けようと親御さんに連絡を取り、親御さんが死んでいたりしたら親戚やお身内に連絡を取り自決壕に来て頂いたりしたそうです。

だから石積みに

しかし、連絡の取れた親御さんでも「うちの娘はこんなところで殺されたりしない!横のさとうきび畑を抜けて逃げ伸び結婚もしてヤンバル辺りで幸せに暮らしている!」と言う人。
更には「うちの子は泳ぎが得意だから海を泳いで石垣島か波照間島辺りに逃げ伸びたはずだ」とおっしゃる方もいて、そう言う方は皆遺骨を目の前にしても「うちの子じゃない!」と遺骨の受け取りを拒否されます。

そして仕方なく自分達で作った石積みに、小さい石積みに押し込むようにご遺骨を納め、泣きながら「ごめんね、ごめんね」とその小さいな遺骨を納めました。
その時に鉄の蓋をしましたが鍵などつけませんでした。
その理由は、やがて日が暮れ夜になれば人目に付かず我が娘の死を頑なに信じずいたお父さん達、お母さん達が本当は娘の死をわかっているのにそれでも信じられないご両親が来て娘の名を呼びながら遺骨を撫でられ愛おしく触る。
そう考えたから蓋には鍵など付けませんでした。

触れているのです

我々は戦後この様なことを教えられませんでした、むしろ教えては都合が悪いかの様に。

この少女達も、まだ恋すら知らなかった少女達も後世我々の為に散華されたのです。

そしてこの白梅の自決壕や、靖国神社や日本全国にある護国神社に祀らている御英霊の方々は我々が哀悼の誠を捧げに参るとそこから魂が出てこられて例えば我々の顔や体、手や足に触られ「俺たち、私たちが守った日本人」が今もこうして日々生きていることを知られて初めて安寧の道に行かれるのです。

我々現代日本人はこの白梅の少女達や他の御英霊の御奉仕で今生きているのです。