日韓が慰安婦について妥結しました。
此れ程、日本国民に取ってショックな出来事はありません。
決してやってはいけない。
米国上下両院議員総会での演説。
戦後談話。
そこで濃い霧の中に長年手探りで道を探して来た日本国民は道標とも感じる光を見た。
まさか現政権で…
あまりのショックに寝込んでしまわれた方もいらっしゃる。
話しは以前から
一体何から話せば良いのか…
28日、速報が出てから携帯の着信音はバッテリーがなくなるほど鳴り続けました。
この話しが出てからと「一体安倍政権はどうするつもりなんや?」と知人から聞かれました。
その時点で独自に調べてはみたのですが、大して情報も取れずでした。
年末ギリギリにこれは…
その時点での情報のリークは日本側からだな、その程度でした。
以前から話は出ていた。
日中韓首脳会談辺りにはハッキリとしてきていましたが、それ以前から水面下で韓国が働らきかけていたのは事実です。
今回、日韓に見えて実は日米韓であったのは皆さんもご存知の通りです。
米国が日本や韓国にかなりの圧力をかけていたのは間違いない。
世界は
この安倍晋三首相の決断は間違いです。
ハッキリ言いますが間違いです。
やってもいない事を謝るなど絶対にいけない。
こんな事は世界の常識です。
小学生でも解ります。
今回の決着に日本は10億円と言う国費を拠出します。
これにて「慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決した」としています。
共同声明もしました。
韓国とはこの件について「二度と蒸し返さない」と言う約束をした。
幾ら取られるか解らない、それを10億円で済ませた
米国が仲介しているので韓国側はちゃぶ台を返せない
韓国をはした金で「黙らせる」事ができた
しかし国際社会できっちり決まった約束を守る国はありません。
例外中の例外が日本です。
日本は全ての約束をきっちり果たす世界で唯一の国です。
日本以外は守らない!
これが世界です。
支那や韓国は借りた金すら返した事はありません。
これで最後、これで最後と言って飴を沢山もらいたい国が韓国で、我々は何回も煮え湯を飲まされてきた。
河野談話の時も同じでしたね。
僅か10年前の話しです。
米国ですらたった70年前に国際条約であるハーグ陸戦条約を無視して民間人を虐殺し日本の憲法を勝手に作り変えてしまいました。
国際条約は国際的な取り決め、国際社会の約束です。
国際社会ではたとえ悪くても、のらりくらりとしながらも自らの正当性を主張し一歩も引かないものです。
少しでも認める態度を取れば付け込まれ以後、大変な迷惑を被る事になるのです。
国が迷惑を被るとは即ちそのまま国民に迷惑がある
そういう事になります。
国際的に日韓で発表したのだから、韓国は勝手な事は出来ないと仰る方もいます。
確かにそれはそうです。
韓国が一方的に反故にする様な事は出来ません。
しかし、世界に向け日本は間違ったメッセージを送ってしまった。
イギリスガーディアン誌は好意的に書いてはいます。日米の勝利だと書いていますが、米国側に立つ視点になっています。
アジアの安全保障を考えるならば日米韓の連携は重要です。
しかし、日本が韓と連携する事はありません。
何故ならば日韓は軍事的同盟国ではないからです。
更に韓国との連携はあくまで日米同盟、米韓同盟と米国を挟んだ二国間同盟が基軸になっているのです。
我が国は先般の安保法制で集団的自衛権の一部容認をしました。
しかし、根本的にそれでは足りない。
集団的自衛権を行使出来るが集団安全保障については全く議論にもならなかったからです。
日米の二国間同盟を軸に他国と連携するならば集団的自衛権ではなく集団安全保障だからです。
その集団安全保障を行使する米国にとってこの日韓協議妥結はプラスである。
米国にとって勝利だとガーディアン誌は書いています。
「軍が関与した」とした一文だけでも間違ったメッセージの発信した事になっています。
世界の殆どの報道が「日本が認めた」という趣旨の報道になっています。
更に国費から拠出する事も間違いです。
村山政権時代に作った基金ですら一部医療については国費を投じたけれど大部分は民間資金です。
国費を出せば「日本は認めたから国費をだした」と思いますし、事実フランス等はその様な報道になっています。
カードがない
これで日本はカードを失いました。
事の善し悪しを置いておくならば、この妥結は画期的な妥結ではあります。
両者これにて終了と言う事になりますからね。
これにて終了と言う事は韓国はこれで蒸し返さない。
日本もこれで慰安婦について話さなくて良い。
これは重大なミスをしています。
お互いこの話しについて一切持ち出さないということは
日本は間違った認識を払拭する事も否定する事も出来ない
そういう事になります。
慰安婦というのは売春婦です。
そして戦争の最中に軍隊に付いて行動する売春婦は「戦時売春婦」です。
戦時売春婦は通常の売春婦より高額の報酬を得る事が出来るのです。
ですから軍隊と共に行動をするのです。
これを従軍慰安婦と言い、強制連行されたと言っているのです。
さらにその戦時売春婦達は凡そ軍人の40倍から100倍とさえ言われる報酬を得ていた。
強制連行した者にそんな高額報酬を与えるでしょうか?
更に20万人拉致した!と韓国は言っています。
当時の慰安婦は日本人が八割。
つまり朝鮮人慰安婦は二割な訳で、ならば20万人も慰安婦にしたなら100万人の慰安婦がいた事になります。
また20万人も拉致されて、韓国の男達は黙って見ていたのでしょうか?
妻や娘、恋人が拉致されようとしているのに黙って見ていたのか?
これは韓国男性のプライドすら傷付けるものです。
まぁ矛盾と嘘を上げれば枚挙に暇がない。
それをお互い国際社会の中で主張しないと決めたのです。
主張出来ないならば、嘘に対抗する事も出来ないのです。
そしてやはり、危惧した通りになりました。
それは支那や台湾も言い出したと言うことです。
台湾はすぐ様、日本に使者を送り協議に応じてる様に交渉を始めた。
支那も妥結する交渉をすると宣言しています。
日韓だけの問題ではなくなりました。
日本は台湾や支那、他国とこのいわゆる慰安婦問題に付いて妥協までして妥結せねばならなくなりました。
また軍が関与したと妥協しました。
確かに強制連行等は盛り込まれてはいませんが「軍が関与した」と言えば世界は強制連行や軍の統制があったと受け取ります。
軍隊は勝手に軍隊をやっている訳ではありません。
軍隊は国の組織です。
つまり日本国が慰安婦を管理したとなるのです。
そして、ここからが重要です。
大日本帝国憲法では日本国の統治者は天皇陛下であり、軍の統帥権は天皇陛下にある
軍の責任は国の責任。
国の責任は統治者の責任。
統治者である天皇陛下には軍の統帥権があり、これは天皇陛下の責任だ!
次はそう言う主張をしてくるのです。
これは韓国を始め支那等に天皇の戦争責任を追及させるきっかけを与えたという事になります。
筋道から言うなら「日本は韓国の嘘の主張等は無視」すれば良いのです。
勝手に李承晩ラインを敷き、竹島を奪い島根の漁民を虐殺し、借款をまともに返しもせず返すどころか、ありもしない従軍慰安婦を持ち出し更に金をせびる。
そんな国は放っておいたら良いのです。
時間を掛けて丹念なロビー活動などを通じいわゆる従軍慰安婦の嘘と矛盾を国際社会に広めていき、充分な国際社会の理解を得た上で初めて日本は韓国と交渉すれば良い。
しかも国際社会を味方につけてです。
そして韓国は次に徴用工、靖國、教科書とカードを切って来るのです。
敗戦後の振る舞い
何故こうなるのか?
それは日本の敗戦後の振る舞いが原因です。
従軍慰安婦問題を起こしたのは日本側です。
始まりは吉田清治と言う詐欺師の嘘話を朝日新聞が書き立てたことが原因です。
戦争に負けた国は身を屈めて生きなければならないと思い込んでいる事です。
負けた国は軍隊を持ってはいけない。
負けた国は勝った国に従わなければならない。
そんな刷り込みがあるのです。
国際法や国連憲章のどこにそんな事が書かれてあるのでしょうか?
国際法のどこに「戦争に負けた国は他国の嘘に対抗してはいけない」と書いてあるのでしょうか?
間違っている事に「間違っている!嘘だ!」と言ってはいけないと書いてあるのでしょうか?
くだらぬ妥結をしたが為に我々は大切なものを失いかけています。
軍の関与を、どういう形で有ろうと認めたならばそれは
散華された御英霊や先達の方々です。
我々後世の為に命を捧げて頂いた先輩方を指すのです。
その方々を貶める結果となるのです。
その方々を献身的に看護してくれた、まだ恋すら知らなかったかも知れない白梅の少女達をはじめ数多の少女達をも貶めることになるのです。
この先輩方や沖縄の少女達の名誉を深く傷付ける結果になるのです。
韓国一国を黙らせる為に如何程の代償を払わねばならんのでしょうか?
在外邦人、とりわけ在米邦人は故なき差別を受けて戦っています。
その邦人の子供達は支那朝鮮人の子供達から故なき差別を受けイジメにあっている。
その我々の同胞の子供達が国の助けも一切ない。
まともな教育を受けず「日本が悪かった」と教えられ「だから我慢しなきゃいけない」と歯をくいしばり頑張っている。
しかし耐え兼ねて日本人に生まれたことを恨み「祖国を捨てたい」と思う子供達がいるのです。
その子供達を日本人の親達は必死になって支えているのです。
では今般の妥結で同胞の子供達へのイジメや差別は無くなるのですか?
先達や沖縄の少女達の名誉を守る事になったのですか?
現実を見ましょう
今般の外相会談にしても妥結にしても米国が関わっています。
この妥結に良い評価をする方々は「米国が関わっているから韓国はちゃぶ台返しが出来ない」
そう仰る。
確かにそうでしょう、それは言えるかもしれません。
しかし、米国の外交が良い外交ですか?
上手い外交をしていますか?
今までの歴史を見れば米国が関わった地域は必ず紛争が起きています。
今ならばISをはじめアルカイダなどのテロリストを作り、シリアは内戦状態。
イラクはテロリストが跳梁跋扈して収拾のつかない状態です。
世界はテロという新しい世界戦に突入してしまっています。
では日本は、フランスや米国の911の様なテロリスト達の攻撃はされていない。
しかし日本はそのイスラム過激派からの攻撃は受けてはいないが支那朝鮮人からのテロを常に大小様々な形で受けています。
最近も靖國神社で爆破事件があったばかりです。
放火や破壊。
落書きに放尿。
また在日支那朝鮮人は我が物顔で日本を闊歩して不正に生活保護を受けて、税金すら収めぬ者もいる。
これが現実なんです。
安心感
我々はアジアの盟主です。
誰がなんと言おうと、それは事実です。
アジア諸国はそう見ています。
僅か70年前迄は白人だけが世界の人間であった。
そこへ有色人種として唯一割って入ったのが日本です。
アジアやアフリカの有色人種の希望だったのです。
日本人が白人社会に割って入った!
その事実が有色人種達に勇気を与えた。
出来ないと諦めた気持ちを奮い立たせたのです。
日本は戦争に負けたが、人種差別とも戦い、その部分では完全に勝利した。
世界の地図を完全に書き換えた。
収奪されるだけの人々を独立させた。
世界で唯一人種差別撤廃を唱えた国です。
敗戦後の復興すら世界の途上国に希望を与えた。
その国は先の大戦を愚直なまでに真っ当に戦い負けた。
日本は何処に負けたのか?
戦勝国に負けたのでしょうか?
違います!米国一国に負けたのです。
日本はイギリスにも勝ち、フランスにも勝ち、オランダにも勝った。
支那は戦後出来た国で中国共産党など戦いようがない。
ソ連は戦闘終結後に侵略して来ただけ。
ならば負けた米国はフェアに戦ったのか?
それも違います。
サイパンでは民間人を殺し、自決する女子供を笑ってフィルムに収めた。
都市空襲、広島長崎に原爆を使い、沖縄では少女達を焼き殺した。
国際法に反した戦いをし勝った国
国際法を遵守して負けた国
その勝った国が世界の秩序を握り、我が物顔で渡り歩く。
その秩序が既に崩壊しているにも関わらず未だに継続しようと無理をして地域に紛争の火種をばら撒く。
我々日本は世界に冠たる大国です。
軍事に経済に世界をリードする力を持ちながら全く正当に使おうとしない。
そればかりか国際法に反する憲法を有難がっているのです。
いい加減に日本の果たすべき責任を自覚し行使しなければ今後も故なき嘘に妥協をし続けなければなりません。
安倍晋三
さて今般の結果は、韓国側にも十字架を背負わせた事は事実です。
既に挺対協をはじめいわゆる慰安婦保護団体から反発を喰らっています。
これは韓国の国内問題であり、韓国側の責任です。
だいたい人から飴をもらう事で生き延びて来た民族は「慰安婦」という金の成る木を簡単には手放しません。
韓国自身もこの国内問題に骨を折る事でしょう。
そう言うことを見て「日本は外交的勝利をした」というのは安易な考えです。
また、だから安倍晋三は凄い!
というのも違います。
慰安婦とは売春婦で、戦時売春婦についても非人道的だから日本が世界に先駆けて救済する。
そう言われる方々もおられる。
しかし、世界の何処に先の大戦の戦時売春婦を救済した国があるのか?
日本人戦時売春婦は救済しないのか?
ベトナムや朝鮮戦争、あるいは第一次世界大戦時にも先の大戦時にもあった戦時売春婦について当時国は、つまり日本以外の国々は救済しないのか?
安倍晋三総理はもっと深い考えがあるんだ!という意見も随分直接ぶつけられました。
しかし、そんな論法は日本国内でしか通用しません。
日本国内でしか通用しない論法を持って勝利をしたなどは「観念論」でしかない。
また、逆に安倍晋三は保守じゃない!
安倍晋三売国奴!
そんな意見も観念論でしかありません。
安倍晋三を信じるなどはハッキリ申せば観念論に浸り安心感を得るだけです。
国内でしか通用しない論法で安心感を得ても問題は解決しません。
逆に安倍晋三売国奴と謳い安倍晋三降ろしをしても問題解決はしません。
安倍晋三を罵倒するのは簡単です。
今般の妥協は安倍晋三の責任です。
これは間違いない。
しかし、安倍晋三を選んだのは我々主権者です。
安倍晋三と言えども我々の代理人です。
主権者は我々国民であり、最終責任者も我々主権者なのです。
政治家は国民の負託を受けて仕事するのです。
つまり安倍晋三と言う総理大臣は信じるものでもなく罵倒するものではないのです。
我々主権者は安倍晋三に仕事をさせることが義務です。
そして権利です。
安倍晋三総理大臣と言えども、その仕事を間違えたならば「間違っているぞ!」と言わなければならないのです。
それが主権者の義務であり権利です。
安倍晋三と言う人物は失敗を糧に這い上がってきた稀に見る政治家で実力もある。
しかし彼とて神成らざる人間です。
人間である以上は間違いを犯す。
ならば間違いを指摘しなければなりません。
しかし、だからと言って引きずり降ろす程才能がない人間ではない。
彼にはこの失敗を好転させる仕事をさせなければなりません。
何故なら我々の代理人であり負託を受けて仕事する為に政治家をしているのですからね。
更に憲法改正やTPPなど、まだやってもらわねばならない仕事がある。
今、この男を引きずり降ろして山積する仕事をこなす人物がいるのか?
いなければ安倍晋三と言う人物に仕事をさせなければなりません。
故なき差別とイジメに苦しむ在外の同胞を助ける仕事をさせなければなりません。
先達の名誉を回復させ守る仕事をさせなければなりません。
我々はその仕事を良く見て間違いは正し、良い仕事は伸ばしていかなければなりません。
今般の妥結については個人的には絶対反対です。
しかし、既に決まってしまった。
過ぎた時間は取り戻せません。
この妥結が将来どの様な影響を及ぼすのかは後の歴史に判断を委ねるしかありません。
正否、是非、善し悪し。
それはどうなるのか未来は確定していません。
先の大戦は負けた。
しかし結果的には日本が立ち上がる事で白人による植民地支配は終わり、人種差別は一応になくなった。
日本はボロボロに負けたが、収奪されるだけの人々を救うことが出来た。
その様に将来、この妥結が結果的には良い方向に向かったと思えるか?
それは我々国民にかかっています。
何故なら我々は主権者であり政治家に仕事をさせる義務があるからです。
主権者は最終責任者であるのですから、将来を良くできるのかは我々国民の責任でもあるのです。
此れ程、日本国民に取ってショックな出来事はありません。
決してやってはいけない。
米国上下両院議員総会での演説。
戦後談話。
そこで濃い霧の中に長年手探りで道を探して来た日本国民は道標とも感じる光を見た。
まさか現政権で…
あまりのショックに寝込んでしまわれた方もいらっしゃる。
話しは以前から
一体何から話せば良いのか…
28日、速報が出てから携帯の着信音はバッテリーがなくなるほど鳴り続けました。
この話しが出てからと「一体安倍政権はどうするつもりなんや?」と知人から聞かれました。
その時点で独自に調べてはみたのですが、大して情報も取れずでした。
年末ギリギリにこれは…
その時点での情報のリークは日本側からだな、その程度でした。
以前から話は出ていた。
日中韓首脳会談辺りにはハッキリとしてきていましたが、それ以前から水面下で韓国が働らきかけていたのは事実です。
今回、日韓に見えて実は日米韓であったのは皆さんもご存知の通りです。
米国が日本や韓国にかなりの圧力をかけていたのは間違いない。
世界は
この安倍晋三首相の決断は間違いです。
ハッキリ言いますが間違いです。
やってもいない事を謝るなど絶対にいけない。
こんな事は世界の常識です。
小学生でも解ります。
今回の決着に日本は10億円と言う国費を拠出します。
これにて「慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決した」としています。
共同声明もしました。
韓国とはこの件について「二度と蒸し返さない」と言う約束をした。
幾ら取られるか解らない、それを10億円で済ませた
米国が仲介しているので韓国側はちゃぶ台を返せない
韓国をはした金で「黙らせる」事ができた
しかし国際社会できっちり決まった約束を守る国はありません。
例外中の例外が日本です。
日本は全ての約束をきっちり果たす世界で唯一の国です。
日本以外は守らない!
これが世界です。
支那や韓国は借りた金すら返した事はありません。
これで最後、これで最後と言って飴を沢山もらいたい国が韓国で、我々は何回も煮え湯を飲まされてきた。
河野談話の時も同じでしたね。
僅か10年前の話しです。
米国ですらたった70年前に国際条約であるハーグ陸戦条約を無視して民間人を虐殺し日本の憲法を勝手に作り変えてしまいました。
国際条約は国際的な取り決め、国際社会の約束です。
国際社会ではたとえ悪くても、のらりくらりとしながらも自らの正当性を主張し一歩も引かないものです。
少しでも認める態度を取れば付け込まれ以後、大変な迷惑を被る事になるのです。
国が迷惑を被るとは即ちそのまま国民に迷惑がある
そういう事になります。
国際的に日韓で発表したのだから、韓国は勝手な事は出来ないと仰る方もいます。
確かにそれはそうです。
韓国が一方的に反故にする様な事は出来ません。
しかし、世界に向け日本は間違ったメッセージを送ってしまった。
イギリスガーディアン誌は好意的に書いてはいます。日米の勝利だと書いていますが、米国側に立つ視点になっています。
アジアの安全保障を考えるならば日米韓の連携は重要です。
しかし、日本が韓と連携する事はありません。
何故ならば日韓は軍事的同盟国ではないからです。
更に韓国との連携はあくまで日米同盟、米韓同盟と米国を挟んだ二国間同盟が基軸になっているのです。
我が国は先般の安保法制で集団的自衛権の一部容認をしました。
しかし、根本的にそれでは足りない。
集団的自衛権を行使出来るが集団安全保障については全く議論にもならなかったからです。
日米の二国間同盟を軸に他国と連携するならば集団的自衛権ではなく集団安全保障だからです。
その集団安全保障を行使する米国にとってこの日韓協議妥結はプラスである。
米国にとって勝利だとガーディアン誌は書いています。
「軍が関与した」とした一文だけでも間違ったメッセージの発信した事になっています。
世界の殆どの報道が「日本が認めた」という趣旨の報道になっています。
更に国費から拠出する事も間違いです。
村山政権時代に作った基金ですら一部医療については国費を投じたけれど大部分は民間資金です。
国費を出せば「日本は認めたから国費をだした」と思いますし、事実フランス等はその様な報道になっています。
カードがない
これで日本はカードを失いました。
事の善し悪しを置いておくならば、この妥結は画期的な妥結ではあります。
両者これにて終了と言う事になりますからね。
これにて終了と言う事は韓国はこれで蒸し返さない。
日本もこれで慰安婦について話さなくて良い。
これは重大なミスをしています。
お互いこの話しについて一切持ち出さないということは
日本は間違った認識を払拭する事も否定する事も出来ない
そういう事になります。
慰安婦というのは売春婦です。
そして戦争の最中に軍隊に付いて行動する売春婦は「戦時売春婦」です。
戦時売春婦は通常の売春婦より高額の報酬を得る事が出来るのです。
ですから軍隊と共に行動をするのです。
これを従軍慰安婦と言い、強制連行されたと言っているのです。
さらにその戦時売春婦達は凡そ軍人の40倍から100倍とさえ言われる報酬を得ていた。
強制連行した者にそんな高額報酬を与えるでしょうか?
更に20万人拉致した!と韓国は言っています。
当時の慰安婦は日本人が八割。
つまり朝鮮人慰安婦は二割な訳で、ならば20万人も慰安婦にしたなら100万人の慰安婦がいた事になります。
また20万人も拉致されて、韓国の男達は黙って見ていたのでしょうか?
妻や娘、恋人が拉致されようとしているのに黙って見ていたのか?
これは韓国男性のプライドすら傷付けるものです。
まぁ矛盾と嘘を上げれば枚挙に暇がない。
それをお互い国際社会の中で主張しないと決めたのです。
主張出来ないならば、嘘に対抗する事も出来ないのです。
そしてやはり、危惧した通りになりました。
それは支那や台湾も言い出したと言うことです。
台湾はすぐ様、日本に使者を送り協議に応じてる様に交渉を始めた。
支那も妥結する交渉をすると宣言しています。
日韓だけの問題ではなくなりました。
日本は台湾や支那、他国とこのいわゆる慰安婦問題に付いて妥協までして妥結せねばならなくなりました。
また軍が関与したと妥協しました。
確かに強制連行等は盛り込まれてはいませんが「軍が関与した」と言えば世界は強制連行や軍の統制があったと受け取ります。
軍隊は勝手に軍隊をやっている訳ではありません。
軍隊は国の組織です。
つまり日本国が慰安婦を管理したとなるのです。
そして、ここからが重要です。
大日本帝国憲法では日本国の統治者は天皇陛下であり、軍の統帥権は天皇陛下にある
軍の責任は国の責任。
国の責任は統治者の責任。
統治者である天皇陛下には軍の統帥権があり、これは天皇陛下の責任だ!
次はそう言う主張をしてくるのです。
これは韓国を始め支那等に天皇の戦争責任を追及させるきっかけを与えたという事になります。
筋道から言うなら「日本は韓国の嘘の主張等は無視」すれば良いのです。
勝手に李承晩ラインを敷き、竹島を奪い島根の漁民を虐殺し、借款をまともに返しもせず返すどころか、ありもしない従軍慰安婦を持ち出し更に金をせびる。
そんな国は放っておいたら良いのです。
時間を掛けて丹念なロビー活動などを通じいわゆる従軍慰安婦の嘘と矛盾を国際社会に広めていき、充分な国際社会の理解を得た上で初めて日本は韓国と交渉すれば良い。
しかも国際社会を味方につけてです。
そして韓国は次に徴用工、靖國、教科書とカードを切って来るのです。
敗戦後の振る舞い
何故こうなるのか?
それは日本の敗戦後の振る舞いが原因です。
従軍慰安婦問題を起こしたのは日本側です。
始まりは吉田清治と言う詐欺師の嘘話を朝日新聞が書き立てたことが原因です。
戦争に負けた国は身を屈めて生きなければならないと思い込んでいる事です。
負けた国は軍隊を持ってはいけない。
負けた国は勝った国に従わなければならない。
そんな刷り込みがあるのです。
国際法や国連憲章のどこにそんな事が書かれてあるのでしょうか?
国際法のどこに「戦争に負けた国は他国の嘘に対抗してはいけない」と書いてあるのでしょうか?
間違っている事に「間違っている!嘘だ!」と言ってはいけないと書いてあるのでしょうか?
くだらぬ妥結をしたが為に我々は大切なものを失いかけています。
軍の関与を、どういう形で有ろうと認めたならばそれは
散華された御英霊や先達の方々です。
我々後世の為に命を捧げて頂いた先輩方を指すのです。
その方々を貶める結果となるのです。
その方々を献身的に看護してくれた、まだ恋すら知らなかったかも知れない白梅の少女達をはじめ数多の少女達をも貶めることになるのです。
この先輩方や沖縄の少女達の名誉を深く傷付ける結果になるのです。
韓国一国を黙らせる為に如何程の代償を払わねばならんのでしょうか?
在外邦人、とりわけ在米邦人は故なき差別を受けて戦っています。
その邦人の子供達は支那朝鮮人の子供達から故なき差別を受けイジメにあっている。
その我々の同胞の子供達が国の助けも一切ない。
まともな教育を受けず「日本が悪かった」と教えられ「だから我慢しなきゃいけない」と歯をくいしばり頑張っている。
しかし耐え兼ねて日本人に生まれたことを恨み「祖国を捨てたい」と思う子供達がいるのです。
その子供達を日本人の親達は必死になって支えているのです。
では今般の妥結で同胞の子供達へのイジメや差別は無くなるのですか?
先達や沖縄の少女達の名誉を守る事になったのですか?
現実を見ましょう
今般の外相会談にしても妥結にしても米国が関わっています。
この妥結に良い評価をする方々は「米国が関わっているから韓国はちゃぶ台返しが出来ない」
そう仰る。
確かにそうでしょう、それは言えるかもしれません。
しかし、米国の外交が良い外交ですか?
上手い外交をしていますか?
今までの歴史を見れば米国が関わった地域は必ず紛争が起きています。
今ならばISをはじめアルカイダなどのテロリストを作り、シリアは内戦状態。
イラクはテロリストが跳梁跋扈して収拾のつかない状態です。
世界はテロという新しい世界戦に突入してしまっています。
では日本は、フランスや米国の911の様なテロリスト達の攻撃はされていない。
しかし日本はそのイスラム過激派からの攻撃は受けてはいないが支那朝鮮人からのテロを常に大小様々な形で受けています。
最近も靖國神社で爆破事件があったばかりです。
放火や破壊。
落書きに放尿。
また在日支那朝鮮人は我が物顔で日本を闊歩して不正に生活保護を受けて、税金すら収めぬ者もいる。
これが現実なんです。
安心感
我々はアジアの盟主です。
誰がなんと言おうと、それは事実です。
アジア諸国はそう見ています。
僅か70年前迄は白人だけが世界の人間であった。
そこへ有色人種として唯一割って入ったのが日本です。
アジアやアフリカの有色人種の希望だったのです。
日本人が白人社会に割って入った!
その事実が有色人種達に勇気を与えた。
出来ないと諦めた気持ちを奮い立たせたのです。
日本は戦争に負けたが、人種差別とも戦い、その部分では完全に勝利した。
世界の地図を完全に書き換えた。
収奪されるだけの人々を独立させた。
世界で唯一人種差別撤廃を唱えた国です。
敗戦後の復興すら世界の途上国に希望を与えた。
その国は先の大戦を愚直なまでに真っ当に戦い負けた。
日本は何処に負けたのか?
戦勝国に負けたのでしょうか?
違います!米国一国に負けたのです。
日本はイギリスにも勝ち、フランスにも勝ち、オランダにも勝った。
支那は戦後出来た国で中国共産党など戦いようがない。
ソ連は戦闘終結後に侵略して来ただけ。
ならば負けた米国はフェアに戦ったのか?
それも違います。
サイパンでは民間人を殺し、自決する女子供を笑ってフィルムに収めた。
都市空襲、広島長崎に原爆を使い、沖縄では少女達を焼き殺した。
国際法に反した戦いをし勝った国
国際法を遵守して負けた国
その勝った国が世界の秩序を握り、我が物顔で渡り歩く。
その秩序が既に崩壊しているにも関わらず未だに継続しようと無理をして地域に紛争の火種をばら撒く。
我々日本は世界に冠たる大国です。
軍事に経済に世界をリードする力を持ちながら全く正当に使おうとしない。
そればかりか国際法に反する憲法を有難がっているのです。
いい加減に日本の果たすべき責任を自覚し行使しなければ今後も故なき嘘に妥協をし続けなければなりません。
安倍晋三
さて今般の結果は、韓国側にも十字架を背負わせた事は事実です。
既に挺対協をはじめいわゆる慰安婦保護団体から反発を喰らっています。
これは韓国の国内問題であり、韓国側の責任です。
だいたい人から飴をもらう事で生き延びて来た民族は「慰安婦」という金の成る木を簡単には手放しません。
韓国自身もこの国内問題に骨を折る事でしょう。
そう言うことを見て「日本は外交的勝利をした」というのは安易な考えです。
また、だから安倍晋三は凄い!
というのも違います。
慰安婦とは売春婦で、戦時売春婦についても非人道的だから日本が世界に先駆けて救済する。
そう言われる方々もおられる。
しかし、世界の何処に先の大戦の戦時売春婦を救済した国があるのか?
日本人戦時売春婦は救済しないのか?
ベトナムや朝鮮戦争、あるいは第一次世界大戦時にも先の大戦時にもあった戦時売春婦について当時国は、つまり日本以外の国々は救済しないのか?
安倍晋三総理はもっと深い考えがあるんだ!という意見も随分直接ぶつけられました。
しかし、そんな論法は日本国内でしか通用しません。
日本国内でしか通用しない論法を持って勝利をしたなどは「観念論」でしかない。
また、逆に安倍晋三は保守じゃない!
安倍晋三売国奴!
そんな意見も観念論でしかありません。
安倍晋三を信じるなどはハッキリ申せば観念論に浸り安心感を得るだけです。
国内でしか通用しない論法で安心感を得ても問題は解決しません。
逆に安倍晋三売国奴と謳い安倍晋三降ろしをしても問題解決はしません。
安倍晋三を罵倒するのは簡単です。
今般の妥協は安倍晋三の責任です。
これは間違いない。
しかし、安倍晋三を選んだのは我々主権者です。
安倍晋三と言えども我々の代理人です。
主権者は我々国民であり、最終責任者も我々主権者なのです。
政治家は国民の負託を受けて仕事するのです。
つまり安倍晋三と言う総理大臣は信じるものでもなく罵倒するものではないのです。
我々主権者は安倍晋三に仕事をさせることが義務です。
そして権利です。
安倍晋三総理大臣と言えども、その仕事を間違えたならば「間違っているぞ!」と言わなければならないのです。
それが主権者の義務であり権利です。
安倍晋三と言う人物は失敗を糧に這い上がってきた稀に見る政治家で実力もある。
しかし彼とて神成らざる人間です。
人間である以上は間違いを犯す。
ならば間違いを指摘しなければなりません。
しかし、だからと言って引きずり降ろす程才能がない人間ではない。
彼にはこの失敗を好転させる仕事をさせなければなりません。
何故なら我々の代理人であり負託を受けて仕事する為に政治家をしているのですからね。
更に憲法改正やTPPなど、まだやってもらわねばならない仕事がある。
今、この男を引きずり降ろして山積する仕事をこなす人物がいるのか?
いなければ安倍晋三と言う人物に仕事をさせなければなりません。
故なき差別とイジメに苦しむ在外の同胞を助ける仕事をさせなければなりません。
先達の名誉を回復させ守る仕事をさせなければなりません。
我々はその仕事を良く見て間違いは正し、良い仕事は伸ばしていかなければなりません。
今般の妥結については個人的には絶対反対です。
しかし、既に決まってしまった。
過ぎた時間は取り戻せません。
この妥結が将来どの様な影響を及ぼすのかは後の歴史に判断を委ねるしかありません。
正否、是非、善し悪し。
それはどうなるのか未来は確定していません。
先の大戦は負けた。
しかし結果的には日本が立ち上がる事で白人による植民地支配は終わり、人種差別は一応になくなった。
日本はボロボロに負けたが、収奪されるだけの人々を救うことが出来た。
その様に将来、この妥結が結果的には良い方向に向かったと思えるか?
それは我々国民にかかっています。
何故なら我々は主権者であり政治家に仕事をさせる義務があるからです。
主権者は最終責任者であるのですから、将来を良くできるのかは我々国民の責任でもあるのです。