犬神スケキヨ~さざれ石

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

もう覚悟を!

2015-11-30 16:54:40 | 草莽崛起
またまた一旦、古事記を置いて別の話しをしたいと思います。

毎回申しておりますが、あくまでここでの記事は問題提起であります。

これを読んだ皆さんが自分の中に落とし込み、自分の頭で考えてみて下さい。

何が正しいのか?

どうすれば良いのか?

その結果どうなるのか?

それを考える事がとても重要な事なんです。

もう時間はありません

さて、何を話すのかというと…

北朝鮮による日本人拉致事件です。

これ皆さんよく間違っておられる。
マスコミも日本国民の殆どが間違っておられる。

これは拉致問題ではない。

拉致事件です。

これは主権国家たる北朝鮮が主権国家たる日本の主権者たる日本国民を拉致した。
これは事件であり、更に国の主権を侵す行為です。

主権を侵す行為とは、侵略でもあり、更に戦争行為です。

テロとも呼ぶことが出来るかもしれないのです。

アホの左翼達はこの事実を無視して「話し合いで解決を」と言うが話し合いで解決出来る時期を逸してしまっています。

自分が考える「話し合い」で解決出来た時期は
小泉訪朝であったと考えます。
あれが最初で最後だったと考えています。
つまり、小泉政権が終わった段階で話し合いによる解決は出来なくなったのだと思います。

だから進まぬ交渉

今現在、全く進まぬ交渉。

水面下での働きかけはあるものの、目に見える進展はありません。

これは1つに北朝鮮が拉致を誘拐ビジネスと見ているからです。

拉致被害者を返す見返りを求めているからです。
つまり"金"です。

それも借款や支援といった金ではありません。
現金を要求しているのです。

一人につき数億円、独自調査ではありますが一人3億~5億円を要求しています。

こんなもの、犯罪者に払うのか?

そんな気持ちになりますね。

これ、実際には北朝鮮が金に困ると少し交渉が進み、そうでなければ停滞或いは後戻りを繰り返している訳で…
北朝鮮の都合に合わせられているのです。

現在交渉が進展しないのは、北朝鮮が金に困っていないからです。

核開発

北朝鮮が金に困っていない1つの理由として、やはり支那の振る舞いがあります。

現在の金正恩体制に反感はあっても支那にとっては北朝鮮が必要です。

朝鮮半島の南半分には韓国があります。
韓国には米韓同盟を基軸に在韓米軍が駐留していますね。

北朝鮮がなければ支那の喉元に民主主義が迫ることになりますね。
そうなられては支那としては困る。
ですから、北朝鮮は民主主義への緩衝地帯としての役割をさせなければならない。

その為に水面下ではパイプラインを使い油やガスを供給し、北朝鮮の石炭等をジャンジャン買って金正恩体制を支えているのです。

そしてもう1つはです。

米国オバマ大統領の弱腰外交により事実上イランの核開発を認めてしまった。
このイランの核開発、核技術は北朝鮮の技術です。
また、核を搭載するミサイルなども北朝鮮のノドンやテポドンです。

この技術供与、ミサイル技術供与にイランは相当な対価を払っているのです。

また核の小型化にまで着手している。

こうなればもう抑止力としての核は意味を無くすのです。
アタッシュケースに収まる程度の核がテロリストに渡ればどうなるでしょうか?

世界情勢

世界の秩序は変化しています。

すでに現在の状況を見れば、先の大戦から70年経ち戦勝国が世界の秩序ではなくなっているのです。

にも、関わらず相変わらず和式リベラルをふりかざす連中は同じ文言を繰り返します。

武力より対話

こんな絵空事にどれだけ拉致被害者とその家族は苦しめられるのか?

どれほど日本国民が危険に晒される事になるか?

和式リベラリスト達の主張は間違っています。

一体、いつ?どこで?
対話で解決した事があるのか?

実しやかなその言葉が北朝鮮や中東のテロリストを利する事になるか。

戦前の白人社会が招いた今般の世界情勢を利する事になるか。

先の大戦、日本が終戦を迎えたのは対話ではありません。
戦に負けたからです。
武力により終戦を迎えたのです。
開戦したのも対話では解決しなかったからです。

米国の黒人差別も未だ根強い。
しかし、黒人解放が対話で解決したのか?
それも違います。

アジアの白人による植民地支配からの解放は?
インドの独立は?
対話で解決したのか?

それを考えるなら拉致事件が対話では解決しないと、小学生でも理解出来ます。

日本は国際社会の一員です。
国際法を遵守する国です。
その国際法と憲法理念を示した憲法前文を見るならば憲法9条こそ憲法違反です。

その憲法違反の9条が在るが為に、それが邪魔をして我々の同胞を救い出すことが出来ない。

憲法9条が我々日本国民を守ると言うなら、拉致被害者は何故守られないのか?
拉致被害者は日本国民ではないと言うのか?

我々、拉致を偶然免れただけの国民と拉致されてしまった人々とは別の主権で生きているのですか?
拉致被害者も日本国民で、日本の主権者です。

なのに隔てている。

これは明らかな差別です。

憲法違反の9条が主権者を差別し、我々と拉致被害者の主権を差別し隔てているのです。

そして、例えば拉致被害者家族の横田早紀江さんは9条を、憲法を改正して欲しいと言っています。
これは差別するな!と、言うことではありませんか?
我々、問題意識を持つ者にアホの左翼、和式リベラリストはレイシスト等と罵倒してきます。

護憲派和式リベラリストこそレイシストで差別主義者です。

私は覚悟を決めた

では、交渉で解決出来ないならばどうするのか?

実力を行使するほかありません。

やりたくはないが、それしか方法はない。

自衛隊を派遣するほかない。

自衛隊を派遣して実力行使するということの意味を皆さんも考え覚悟せねばならない。

これは

北朝鮮国民を殺す
と、言うことです。

それが北朝鮮軍人であろうと北朝鮮国民です。
或いは北朝鮮の民間人に犠牲が出るかもしれません。

更に自衛隊員にも不幸にして犠牲が出るかもしれません。

しかし、我々一民間人に戦闘行為が出来る筈もありません。
ならば、我々の代わりにプロの戦闘員を送り込まなければならない。

それが我ら日本国民の自衛隊です。

我々は自衛隊を派遣することで間接的に自らの手を血塗れにする。

その覚悟を決めなければならない。

自分だけは安全な場所にいて、そんな責任は負いたくない。
そう考えるのも仕方ない。
しかし、それは日本国民を隔てている差別であると知らねばならない。

実力をもって同胞を救い出すならば、我々の手もまた血塗れになる。

日本は穢れを嫌う文化です。

しかし、敢えて穢れを纏う覚悟があるのか?

もう他人事だと、見て見ぬフリをするのは辞めましょう。

古事記を摘んで日本を知る!その28

2015-11-28 14:39:37 | 古事記
またまた間が空いてしまいましたが
古事記シリーズです。

前回からの続きになります。

良ければ「その1」から読んで頂けたらまた話しが繋がります。

裏切り者

前回、血の付いた矢が飛んで来て高天原つまり天上界は大騒ぎでしたね。

それで飛んで来た矢をよく見ると天若日子(あめのわかひこ)に持たせた矢でした。

これは天上界ではよく解りません。

天若日子が邪悪な者と戦って、偶然飛んで来たかもしれない。
天若日子自身が邪心を起こして天上界に飛ばしたのかもしれない。

善だか悪だかよく解りません。

そこで誓約(うけい)を行います。

誓約

誓約

これは「うけい」と読みます。

以前にもこのシリーズで話しましたね。

誓約とは占いの一種です。
しかしただの占いではありません。

ある種、偶然を求め神勅を頂きます。

例えば、神社へ行きますね、初詣とか。
その時にお賽銭を投げてですね、皆さんどうします?

「家内安全」とか「合格祈願」とかお願い事をしますよね?
「今年は昇進できますように」とか。

まぁ、それはそれで構わないんですけど。
しかし本来は違うんですよ!

本来はお願い事をするのではありません。
誓約をするのです。

誓約とは神々との約束です。

先ずは神社に行ったら禊ぎをします。
それは水ですね。
神社に行ったら水場がありますね?
あれは禊ぎをする為ですよ。

そしてお参りしますが、この時にお願いをするのではなく誓いを立てるのです。

「必ず合格してみせます」とかですね。
そして立てた誓いが正しいのか?を神々に尋ねるのです。
それが太占(ふとまい)とか昔からあるんです。
神々は偶然を重ねて我々に色々とアドバイスをしてくれるのですね。

あのカラスが飛び立てば、誓いは正しい!
とか、そんな感じです。

神々との約束。

それが誓約ですね。

矢を投げ返す

それで誓約をします。
高御産巣日神は血の付いた矢を取って、矢が飛んで来た方向に投げ返します。

「もし、天若日子に邪心があるなら、この矢に当たって死ぬ!違うなら当たらない!」

それで天若日子はどうやら寝てたらしいです。

グア~!グ~スカ~!みたいな感じですか。

とにかく寝ていた天若日子に矢が!
ブスッと!

天若日子に刺さってしまいます。
当然、外傷を負うと神も死ぬ!の法則通り死んでしまいます。

ところが天上界は結果が解りません。
天上界では見えてないんですね。
だから、偵察を飛ばしたりしとる訳です。

誓約により矢を投げ返してはみたものの…

とにかくそれは怒る

誓約によって天若日子は死にました。

天上界は結果を知りません。

しかし、ある事があって天上界は天若日子が死んでしまった様だと知るのです。

天若日子の妻、下照比売(したでるひめ)の泣き声が聞こえて来たからです。
下照比売は大国主神の娘ですね。

それで天上界は「どうやら天若日子は死んだ様だ!」と知るのです。

下照比売は何故、夫が?と思いますね。

「うわ~ん!天若日子様~!なんで死んだんですか~!」て、感じでしょうね。

それで天上界からは様々な役割を持たされた、雁や鷺、翡翠に雀が葬式を手伝う為に天若日子の両親と共に地上世界にやって来ます。

全部鳥のお遣いですね。

八日八夜に渡って歌舞が行われました。

そこに大国主神の息子阿遅志貴高日子根神(あじしきたかひこねのかみ)が弔いに来ます。
つまり下照比売のお兄さん。
天若日子の義理の兄でもある訳です。

どうも此の方が天若日子そっくりだったらしいです。

天上界から来た両親は「えーっ!生きてたの?」とビックリしてしまいます。

そしたら阿遅志貴高日子根神はブチ切れます。
自分は弔いに来たのに死人に間違われてブチ切れてしまうのです。

「誰が死人やねん!アホか!」

どんぐらい切れたかと言うとですね。

喪屋を十握剣でたたっ斬って、崩れた喪屋を蹴り飛ばす!
出雲で蹴り飛ばした喪屋が岐阜あたりまで飛んで行きました。

こりゃ相当怒ってますよ!

これも穢れ

地上世界の神様でも神様は神様です。

たいへん穢れを嫌います。

死人に間違われることも穢れの一種なんですね。

それで、死人に間違われた=穢れ。
これは相当怒ってしまいます。

我々もそうでしょう?

例えばバス停でバスを待っている時に隣にいた人に「あぁ、あなた死んだウチの息子にそっくりだよ…」とか言われたら「あぁ、そうでしたか…」なんて大人の対応をしますけど、なんかあんまりパッとしない気分でしょ?

「死んだお父っつぁんにそっくりだ」とか言われて「あぁお父っつぁん!」なんて、どうしたらよいやら。
これ、ある種の穢れな訳であまり良い気分ではない。

葬式の帰りに塩貰いますよね。
それで家に入るまえに肩なんかにパッパッと降って清めますね。
本来は伊邪那岐、伊邪那美でも話しましたが禊ぎをした方が良いんです。
伊邪那岐は黄泉の国で死人である伊邪那美に会って、ドエライ事になり穢れた!と禊ぎをしたら三柱の神が出てきました。

塩を振るのも穢れを落とす儀式みたいなもんです。

これが日本人の伝統的な考え方なんですね。

ですから死人に間違われるなんてのも穢れなんですね。

天上界の皆んなは天若日子が生き返ったと思ったらブチ切れて名前も名乗らず帰ってしまった。
何がなんだかさっぱり解りません。

そこで下照比売は「あの方は死人じゃありません。阿遅志貴高日子根神というのです」と。
それを伝える為に和歌を詠んだのです。

ここにも日本最古のミュージカルが!

次回へ続く…

我らにあり!

2015-11-23 18:51:13 | 草莽崛起
チョットまたまた久しぶりになってしまいましたね。

本日11月23日は新嘗祭!

毎度毎度申してます。

新嘗祭ですよ!

勤労感謝の日みたいな訳の解らん!

こういうとこから本来の祖国を失うんです!
勤労感謝て、一体何に感謝するんですか?

説明出来る人いたら説明して下さいよ!

オイ!クソ左翼!お前らは祝日休むなよ!

はっ!

取り乱してしまいました

大阪

昨日は大阪府知事、大阪市長のダブル選挙でした。

維新対反維新と言う構図となりました。
結果は維新がどちらも獲りましたね。

これも民意です。

自分自身は都構想には賛成です。

維新の言う二重行政云々などと言うのは、まぁハッキリ言ってどうでも良いです。

自分が目指す都構想は維新のそれとは違うからです。

自分が目指す都構想とは大阪を一大経済首都へとする事です。
決して東京では出来ない、世界中の人、世界中の物、世界中の金を呼び込みます。

東京には政治と金融だけやらせとけば良い!

経済首都は大阪です。

その意味では維新の言う都構想は、言わばとっかかりに過ぎません。

そして浮揚する経済に合わせ、これまた防災減災都市化を目指します。

アジアの経済拠点を一気に担うことになります。

治安、教育、食、住、これらを高次元に充実させてアジアから世界へ。
これからはアジアが世界を牽引する時代です。

さて自民党系候補も良く頑張ったのでしょうが、及ばずでした。

自民支持者も調べによれば2割~3割近くが維新に流れた様です。

公明党も自主投票とした為に少しは維新に票が流れた様です。

共産系は…まぁこれは終始一貫ブレずに頭がオカシイので、どうでも良いです。

こう見てみました

さて今回の結果を見れば大阪の民意は「改革を続けろ」と言う事になります。

また、読売テレビの調べでは全体の6割が都構想に賛成である様です。
この6割には自民系支持者も含まれています。

これは先の5月に行われた住民投票の結果やそれ以前の調べとは変わっているのです。

この原因として、反維新側に都構想に対する対案が殆ど無かったという事ではないかと考えます。

また、そのまま既得権益が残り、どう考えても経済面に於いて浮揚すると考えられなかったのではないかと考えます。

既得権益の壁は厚く、やはり大阪の中小零細企業は苦しんでいます。

資本主義経済、自由経済の中では大きな資本を持つ者は資本を持たぬ者より強い。
例え2%の経済成長をしようと、資本家はそれ以上の利率を得るからです。

自民党も地方は中央以上の既得権益塗れです。

いや、地方はどの政党も既得権益塗れ。

その既得権益塗れの政党同士が野合となれば民意は離れてしまうというものです。

また、今回の投票率の低いこと。

これは選挙に関心がないとか、或いは大阪の政治に興味がないとかいう話しではありません。

自民党支持層や公明党支持層の中にも「まさか共産党と乗るのか…」と言う声があった。
しかし、維新には反対…
この判断が棄権という苦渋の決断となっているのです。

しかし、棄権すればそれは即ち「白紙委任」と言う事になります。

大阪人の気質

そして考えなければならないのは大阪人気質です。

住民投票で否決となって以来、全く政治が停滞していた。
野合の対案もない。

オモロくない!

そんな状態です。

このまま自民系候補者が当選しても、変わらないんしゃないか?

「それ、オモロない」

維新の掲げる改革や都構想は未だ見た事がない訳で、新しいものです。

大阪の人間は新しいものや、オモロそうなものが大好きです。

物事の判断に「それ、オモロいの?」とか考えたりします。

なんや冗談みたいですが、そうなんです。

横山ノックが知事をするぐらいですからね!
それで失敗もありますが、だいたいは感性が重要です。
その前には共産党系知事やら市長がいたのですから解りますね。

で、維新の方がオモロそうなんです。

自民党はここを見誤った。

太田房江で失敗した大阪人は自民系候補に懐疑的です。

中央から錚々たる議員を呼んで選挙運動をしたのですが効果なし。
これは党中央にはかなりショックを与えた様です。
そもそも判官贔屓の気質ですから、大阪人にはこれは逆効果かも解りません。
安倍晋三首相が来たなら或いは結果は違ったかも解りませんが…
この辺りはテクニック的な力学が働いたと見る方が論理的ですね。

更に、支持層を寒からしめたのはあのSEALsです。

まさか、あのアホ集団まで引き込むとは…

あの手あいは、大阪の人間は嫌いです。

結局は…

結果は維新圧勝。

野合惨敗。

これが結果です。

これから反維新はただ「反対」だけでは全く存在感を示せなくなりました。
必ず対案修正案を示していかねばならなくなりました。

また、橋下徹も表だって政治家としては動かない為に何を発言しようと「政治家の発言」ではなくなりますから反橋下徹では通りませんね。

維新は維新一党で圧勝してしまいました。

これは少なからず中央への影響はあります。

また、形振り構わず野合と成り果てた地方自民党は支持者を失う結果ともなりました。

それと共に明らかになった事実があります。
それは「SEALsを取り込んでも選挙には勝てない」と言う事です。

つまり、SEALsは選挙に影響しない或いは逆に嫌悪されるという事です。

これはどういう事か?

選挙とは民主主義です。
その根幹の一つです。

つまりこれは

SEALsは民意でも民主主義でもない!

と、言う事です。

本物の民主主義は我らにあり!

そういう事も露呈したのが今回の結果ではないでしょうか?

天が我ら人類に

2015-11-16 16:52:48 | 草莽崛起


近代日本の発達ほど世界を驚かしたものはない。その驚異的発展には他の国と違ったなにものかがなくてはならない。果たせるかなこの国の歴史がそれである。この長い歴史を通じて一系の天皇を戴いて来たという国体を持っていることが、それこそ今日の日本をあらしめたのである。

私はいつもこの広い世界のどこかに、一ヶ所ぐらいはこのように尊い国がなくてはならないと考えてきた。なぜならば、世界は進むだけ進んでその間幾度も戦争を繰り返してきたが、最後には闘争に疲れる時が来るだろう。このとき人類は必ず真の平和を求めて世界の盟主を挙げなければならない時が来るに違いない。

その世界の盟主こそは武力や金の力ではなく、あらゆる国の歴史を超越した、世界で最も古くかつ尊い家柄でなくてはならない。世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る。それはアジアの高峰日本に立ち戻らねばならない。我々は神に感謝する。神が我々人類に日本という国を作って置いてくれたことである

アルバート・アインシュタイン

古事記を摘んで日本を知る!その27

2015-11-13 20:23:07 | 古事記
毎度一読頂きありがとうございます。

今回は古事記です。

日本人という民族は本来、争いを好みません。

それは日本のオリジナルな民主主義に基づくからです。

我々、日本人は天子の下、民は全て平等な人間だという民主主義です。

世界は全てが支配者の為にあり、人も自然も全て支配者の所有物です。
それが世界の常識です。
富は一人の支配者がブン取る方式です。

日本は「おすそ分け」の文化ですね。

それは天皇を中心に民は皆、天皇陛下の大御宝です。
つまりは天皇の宝なのです。
政を行う者は、この大御宝を天皇陛下からお預かりしているのです。

現代社会なら日本の総理大臣、現在なら安倍晋三総理ですが、この安倍晋三も天皇陛下より大御宝をお預かりしているのです。
このお預かりしている大御宝の幸福を一心に考えなければならないのです。

大御宝の幸福と安全を確保することが最大の仕事です。
その大御宝の安全をどう守るのか?

皆さんはその意味が解りますね?

これは日本の文化であり、歴史であり民族の根幹なのです。

よく保守系の方からも「いや!その昔、日本は民主主義じゃなかった」と仰る方もおられる。
しかし、それこそ間違いです。
敗戦後教育の呪縛でしかありません。

民主主義をよく考えて下さい。

皆んなが思う民主主義は敗戦後教育の中で教えられたものではありませんか?

敗戦後、アメリカ様から教えられた民主主義。

それは白人社会が作った民主主義です。

いわゆるギリシャ型と呼ばれる民主主義です。
それを否定するものではありません。

しかし日本には日本のオリジナルな民主主義があるのです。

この古事記とは、それを知る為の文書でもあるのです。
そこには日本人が共通認識として身につけるべき考え方や作法。
生きる為の術があるのです。

それが日本民族の哲学なのです。

それを、現代社会と融合していくことが我々には必要なのです。

とにかく武器は選ばないと…

前回は偵察に来た「雉を殺せ」となりましたね。
そこまでは良かったのです。

なんせ殺す武器が悪かった…

高天原、つまり天上界から頂いた武器でやってしまいましたから。
そんなもん直ぐバレるでしょ!

普通だって殺人なんて起きたら、先ず遺留品探しでしょ?
遺留品てつまり第一は凶器ですよ。

例えば、銃で撃たれたら弾探してですね、弾が解れば撃った銃が解ります。
それで調べて被疑者なんか出たら、被疑者の家を家宅捜査ですよ。
いわゆる「ガサ入れ」てやつですよ。

テレビの警察24時みたいので見る、アレですよ。

それで同じ弾なり、銃なり出て来たら犯罪立証!

とにかく凶器はよくよく考えて選ばないと後々えらい事になる訳ですよ。

さすがに高天原から頂いたもんでやっちゃったらダメですよ。

こんなもん後の言い訳は支離滅裂になりますよ。

穢れる大事件

これまた、なんと不運な!

雉を射抜いた矢が、雉を貫通してスーン!て上に向かって飛んで行ってしまいました。

そして天上界である高天原に飛んでしまいました。
門の上にいた雉を下から射抜いたら、そりゃ上に向かって飛んで行きます。
角度が悪かった。
てか、この辺りもよく考えてやらないと…

これね、よく考えられた「古事記」の一端を垣間見ますね。

角度的にありえないとかならないんですよね。
門の上にいた雉を下から射抜いた。
だから、矢は上に向かって飛んで高天原にスーン!て感じで。

それで高天原に矢がスポーンと!

天照大御神とか高御産巣日神のとこへ。

神々はびっくりですよ!

「えーっ!」とか、そんな感じでしょ。

皆んなでお茶かなんか飲んでたら、いきなり矢がスパンッ!と。
しかも雉の血がついてます。

これはとんでもない大事件なんですよ。

何故大事件?

どれぐらいの大事件かと言うとですね、宮中では今でも「穢れ」はご法度です。

血は穢れなんです。

特に幕末期の穢れに対する嫌悪はもう尋常ではなかったようです。

御所の中で誰かがですね、ちょい指を切って血が出ると穢れ発生!です。

もうバイオハザードみたいなもんですよ!

血一滴で大事件です。

上の人の首が飛ぶぐらいの大事件です。

血を出した本人も何日間も仕事に復帰できません。

血が出た状態では宮中で仕事なんかさせられませんからね。

その穢れ発生地点なんか、例えば部屋ならしばらく使えません。
別に血が飛び散った訳じゃありませんよ。
血が出ただけです。

しかし血が出た部屋は、清めて清めて清めて清め倒して…てな感じです。

簡単に死ねません

宮中では人が死ぬこともご法度です。

例えば、誰かある人が脳溢血とか心臓発作とかで「ウッ!」とか言って倒れたとします。

普通なら「オイ!大丈夫か!」とか。
「水!救急車!」とかなりますよね?

宮中では違いますよ!

宮中では、ウッ!とか言って人が倒れたら先ず部屋からつまみ出す

中で死なれたら大事件です。
穢れ発生!です。

先ず外に出してから「オイ!大丈夫か!」となる訳ですね。

だから出産も宮中ではありません。
出産も血液を伴いますからね。

ですから、どなたか、例えばお后が妊娠したら実家に帰ります。
そして、出産して暫くしてほとぼりが冷めてから宮中に戻ります。

宮中で誰かが血を流したら本人だけでなく、その部屋にいた人も「君は、ここのとこから距離が幾つだから何日間出てきちゃダメ」とか。
「あ!隣りの部屋の君たちは三日間ね!」とか「その向こうの人は1日でいいよ」とか、とにかく血も浴びてないのに暫く仕事はできません。

それほど血液は恐ろしのです。

宮中では血を流したら絶対ダメ!

高天原も同じです。

そりゃそうです!

天照大御神がおられる訳ですから、非常に清らかな場所なんです。

天照大御神だけじゃなく、全ての神々が大変清らかなんですね。
そういう世界なんです。

そこへ血の付いた矢がスポーン!

「きゃ~!怖いわ~」
なんてレベルではありませんよ。

「ウギャーッ!なんじゃこりー!なんでこんなもんがっ!」
とかいうレベルの話しです。

高天原始まって以来の大事件発生です。

天照大御神、高御産巣日神の二柱は、そりゃドビックリ!ですよ!

次回へ続く…