古事記シリーズです。
今回は、やっと!やっと天孫降臨です。
やっとです。
おさらいはシリーズ41でお願いいたします。
遂に日の御子降臨
ついに準備が整いました。
実際の天孫降臨が始まります。
天之石位(あめのいわくら)を離れて出立いたします。
その時『うきじまり』とか『そり立たせ』とか言う言葉が出てきます。
これは実はちょっと意味がわかりません。
難解な部分でありまして、様々な学説があるわけなんです。
現代語にしますと
邇邇芸命は天之石位をお離れになり、天の八重にたなびなく雲を押し分けて、道をかき分けて、天の浮橋にうきじまり、そり立たせて、竺紫の日向の高千穂の、くじふる嶺に天降りあそばされた
と、あるわけですが…
うきじまりとかそり立たせてとか、よくわかりませんね。
とにかく八重にたなびなく雲を押し分け押し分け
道をかき分けかき分け、そんなに険しい道を進むと、ようやく竺紫(つくし)の日向の高千穂のくじふる嶺(たけ)て言うところに天降りしたのです。
これが、どこなのか?
二つの説と言うか、意見があるのですね。
ま、両方が喧嘩したりしているワケではないのですけれど。
「ウチが本拠地だろ」
そんな感じになってます。
ひとつは霧島連山の高千穂の嶺
ひとつは高千穂町の櫛触嶺(くしふるたけ)
で、まぁ、私はどちらも行った事がありません。
しかし、行った人によれば霧島に行けば行ったで『あぁ、やっぱりここだな』と思うし、高千穂町に行けば行ったで『いやいや、こっちだな』とか思うようです。
しかし、二箇所あるのは良いですよ!
古事記のロマンを二倍楽しめるのですから、これは決着つけない方が良いでしょう。
どちらも高千穂とついてます。
両方、宮崎県です。
一番北と南ですね。
車でだいたい5〜6時間ぐらいの距離でしょうか?
2日がかりで旅行してみたりする楽しみも出来ますからね。
これは議論に結論を出すのはやめましょう。
武器も捧げ持ちます。
立派な武器ですよ!
天之石靫(あめのいわゆき)
頭椎の太刀(くぶつちのたち)
天之波士弓(あめのはじわけ)
天之真鹿児矢(あめのまかこや)
と、言った武器を捧げ持ちて、荘厳な行列で地上世界に降りてきました。
邇邇芸命は、降りて来ると
ここは韓国(からくに)に向かい、笠沙之岬に道が通じ、朝日が真っ直ぐに射す国、夕日の日が照る国である。だからここはとても良い地だ!
と、お気に召した様子です。
高台なのでしょうか
朝日も夕日もよく見える。
朝鮮も見える。
笠沙之岬にも道が通じている。
遠くまで見え、日当たりバッチリ!
交通の便も最高だ!
まぁ、そんな感じなんですね。
「ヨシ!じゃあここに宮を建てよう!」
『地の底にある岩盤に届くほど深く穴を掘り、太い宮の柱を立て、高天原に届くほどの高い千木を立て…」
早い話しが、物凄い立派な宮を建てたんだな、と言うことなんです。
それが天孫降臨なんですね。
海鼠
滞りなく天孫降臨が果たされました。
そしてここまで道案内をかって出た猿田毘古神は帰ることになります。
邇邇芸命が「送ってあげなさい」と申されます。
それで天宇受売命が送る事になりました。
ところが猿田毘古神は死んでしまいます。
いや、たぶん死んだ…死んだと思いますが…
はっきりよくわかりません。
死んだかどうかハッキリ書いてないんですよ。
阿耶訶(あざか)と言うところで漁をするんです。
その時に比良夫貝(ひらぶかい)て言う貝に手を挟まれて溺れたと書いてあるんです。
潜ってる時に挟まれたんでしょうか?
抜けなくっなって窒息死ですかね?
とにかく溺れたと。
それで、そこに沈んだと書いてあるんですね。
その時の名前が
底どく御魂
いちいち名前までつけられてます。
そして海水の水粒がブクブク上がりました。
その時は
つぶたつ御魂
だから、いちいち名前までつけられて可哀想でしょうよ!
その後もありまして
それが
あわさく御魂
だから!出世魚か!
それで天宇受売命が猿田毘古神を送ってから戻って来ます。
そうすると、魚と言う魚を全て集めます。
「お前たち、天つ神の御子に仕えるか?」
そう言うのです。
みんなは「は〜い!わかりました!」と。
しかし、海鼠(なまこ)だけはシ〜ンとしてます。
返事しません。
「おい!お前!その口は答えぬ口か!」
とか言って、小刀で海鼠の口を裂いたんです。
それから海鼠は口げ裂けてる…
海鼠の口って裂けてるんですか?
ナマコは知ってますけども、どれが口やらわかりませんよ!
まぁ、神話の世界の海鼠が、我々が酢の物とかで頂く海鼠かどうかわかりませんけど、とにかくこう書かれてあるんですよね。
古事記は時々、わからない話しをぶっ込んでくるんですよね…
今回は、やっと!やっと天孫降臨です。
やっとです。
おさらいはシリーズ41でお願いいたします。
遂に日の御子降臨
ついに準備が整いました。
実際の天孫降臨が始まります。
天之石位(あめのいわくら)を離れて出立いたします。
その時『うきじまり』とか『そり立たせ』とか言う言葉が出てきます。
これは実はちょっと意味がわかりません。
難解な部分でありまして、様々な学説があるわけなんです。
現代語にしますと
邇邇芸命は天之石位をお離れになり、天の八重にたなびなく雲を押し分けて、道をかき分けて、天の浮橋にうきじまり、そり立たせて、竺紫の日向の高千穂の、くじふる嶺に天降りあそばされた
と、あるわけですが…
うきじまりとかそり立たせてとか、よくわかりませんね。
とにかく八重にたなびなく雲を押し分け押し分け
道をかき分けかき分け、そんなに険しい道を進むと、ようやく竺紫(つくし)の日向の高千穂のくじふる嶺(たけ)て言うところに天降りしたのです。
これが、どこなのか?
二つの説と言うか、意見があるのですね。
ま、両方が喧嘩したりしているワケではないのですけれど。
「ウチが本拠地だろ」
そんな感じになってます。
ひとつは霧島連山の高千穂の嶺
ひとつは高千穂町の櫛触嶺(くしふるたけ)
で、まぁ、私はどちらも行った事がありません。
しかし、行った人によれば霧島に行けば行ったで『あぁ、やっぱりここだな』と思うし、高千穂町に行けば行ったで『いやいや、こっちだな』とか思うようです。
しかし、二箇所あるのは良いですよ!
古事記のロマンを二倍楽しめるのですから、これは決着つけない方が良いでしょう。
どちらも高千穂とついてます。
両方、宮崎県です。
一番北と南ですね。
車でだいたい5〜6時間ぐらいの距離でしょうか?
2日がかりで旅行してみたりする楽しみも出来ますからね。
これは議論に結論を出すのはやめましょう。
武器も捧げ持ちます。
立派な武器ですよ!
天之石靫(あめのいわゆき)
頭椎の太刀(くぶつちのたち)
天之波士弓(あめのはじわけ)
天之真鹿児矢(あめのまかこや)
と、言った武器を捧げ持ちて、荘厳な行列で地上世界に降りてきました。
邇邇芸命は、降りて来ると
ここは韓国(からくに)に向かい、笠沙之岬に道が通じ、朝日が真っ直ぐに射す国、夕日の日が照る国である。だからここはとても良い地だ!
と、お気に召した様子です。
高台なのでしょうか
朝日も夕日もよく見える。
朝鮮も見える。
笠沙之岬にも道が通じている。
遠くまで見え、日当たりバッチリ!
交通の便も最高だ!
まぁ、そんな感じなんですね。
「ヨシ!じゃあここに宮を建てよう!」
『地の底にある岩盤に届くほど深く穴を掘り、太い宮の柱を立て、高天原に届くほどの高い千木を立て…」
早い話しが、物凄い立派な宮を建てたんだな、と言うことなんです。
それが天孫降臨なんですね。
海鼠
滞りなく天孫降臨が果たされました。
そしてここまで道案内をかって出た猿田毘古神は帰ることになります。
邇邇芸命が「送ってあげなさい」と申されます。
それで天宇受売命が送る事になりました。
ところが猿田毘古神は死んでしまいます。
いや、たぶん死んだ…死んだと思いますが…
はっきりよくわかりません。
死んだかどうかハッキリ書いてないんですよ。
阿耶訶(あざか)と言うところで漁をするんです。
その時に比良夫貝(ひらぶかい)て言う貝に手を挟まれて溺れたと書いてあるんです。
潜ってる時に挟まれたんでしょうか?
抜けなくっなって窒息死ですかね?
とにかく溺れたと。
それで、そこに沈んだと書いてあるんですね。
その時の名前が
底どく御魂
いちいち名前までつけられてます。
そして海水の水粒がブクブク上がりました。
その時は
つぶたつ御魂
だから、いちいち名前までつけられて可哀想でしょうよ!
その後もありまして
それが
あわさく御魂
だから!出世魚か!
それで天宇受売命が猿田毘古神を送ってから戻って来ます。
そうすると、魚と言う魚を全て集めます。
「お前たち、天つ神の御子に仕えるか?」
そう言うのです。
みんなは「は〜い!わかりました!」と。
しかし、海鼠(なまこ)だけはシ〜ンとしてます。
返事しません。
「おい!お前!その口は答えぬ口か!」
とか言って、小刀で海鼠の口を裂いたんです。
それから海鼠は口げ裂けてる…
海鼠の口って裂けてるんですか?
ナマコは知ってますけども、どれが口やらわかりませんよ!
まぁ、神話の世界の海鼠が、我々が酢の物とかで頂く海鼠かどうかわかりませんけど、とにかくこう書かれてあるんですよね。
古事記は時々、わからない話しをぶっ込んでくるんですよね…