犬神スケキヨ~さざれ石

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今考えておきたいこと⑶

2015-04-03 21:19:44 | 連続
3回目になります。

今回は戦後談話について考えます。

村山談話

まず近年、この国を貶めたこの談話。

お詫びや謝罪をふんだんに盛り込まれた虚構の中身です。

これは当時の首相村山富市のいわば"騙し討ち"の様な策略でいきなり発表されたものです。

この談話の最大の問題点を国民は理解していません。内容にばかり目が行きがちです。
しかし、この談話の最大の問題点は村山富市そのものにあるのです。
首相退任後も南朝鮮や支那に出掛けては内容そのままに支那朝鮮に阿る発言をしています。
此れは何故か?
答えはこの爺さんがそれを信じているからです。

逆に信じられませんが、この村山富市は本当に信じているのです。
人間的には優しく嘘がつけない正直な人間との評判です。だからこそ問題なのです。
信じたことを疑わず信じ込む。

長くなりますが全文を読んで下さい。

先の大戦が終わりを告げてから、50年の歳月が流れました。今、あらためて、あの戦争によって犠牲となられた内外の多くの人々に思いを馳せるとき、万感胸に迫るものがあります。
 敗戦後、日本は、あの焼け野原から、幾多の困難を乗りこえて、今日の平和と繁栄を築いてまいりました。このことは私たちの誇りであり、そのために注がれた国民の皆様1人1人の英知とたゆみない努力に、私は心から敬意の念を表わすものであります。ここに至るまで、米国をはじめ、世界の国々から寄せられた支援と協力に対し、あらためて深甚な謝意を表明いたします。また、アジア太平洋近隣諸国、米国、さらには欧州諸国との間に今日のような友好関係を築き上げるに至ったことを、心から喜びたいと思います。

 平和で豊かな日本となった今日、私たちはややもすればこの平和の尊さ、有難さを忘れがちになります。私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう、戦争の悲惨さを若い世代に語り伝えていかなければなりません。とくに近隣諸国の人々と手を携えて、アジア太平洋地域ひいては世界の平和を確かなものとしていくためには、なによりも、これらの諸国との間に深い理解と信頼にもとづいた関係を培っていくことが不可欠と考えます。政府は、この考えにもとづき、特に近現代における日本と近隣アジア諸国との関係にかかわる歴史研究を支援し、各国との交流の飛躍的な拡大をはかるために、この2つを柱とした平和友好交流事業を展開しております。また、現在取り組んでいる戦後処理問題についても、わが国とこれらの国々との信頼関係を一層強化するため、私は、ひき続き誠実に対応してまいります。

 いま、戦後50周年の節目に当たり、われわれが銘記すべきことは、来し方を訪ねて歴史の教訓に学び、未来を望んで、人類社会の平和と繁栄への道を誤らないことであります。
 わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。私は、未来に誤ち無からしめんとするが故に、疑うべくもないこの歴史の事実を謙虚に受け止め、ここにあらためて痛切な反省の意を表し、心からのお詫びの気持ちを表明いたします。また、この歴史がもたらした内外すべての犠牲者に深い哀悼の念を捧げます。

 敗戦の日から50周年を迎えた今日、わが国は、深い反省に立ち、独善的なナショナリズムを排し、責任ある国際社会の一員として国際協調を促進し、それを通じて、平和の理念と民主主義とを押し広めていかなければなりません。同時に、わが国は、唯一の被爆国としての体験を踏まえて、核兵器の究極の廃絶を目指し、核不拡散体制の強化など、国際的な軍縮を積極的に推進していくことが肝要であります。これこそ、過去に対するつぐないとなり、犠牲となられた方々の御霊を鎮めるゆえんとなると、私は信じております。
 「杖るは信に如くは莫し」と申します。この記念すべき時に当たり、信義を施政の根幹とすることを内外に表明し、私の誓いの言葉といたします。


何を話すのか

談話なるものは時の政権により、どうにでもしてしまえます。
例え真実から遠くても、国民の思いと違っても政権次第です。
だからこそ、この村山富市の談話が真実から離れ国民の思いから離れたものになります。
その後、国民に重い負担を強いてもです。

国家には国民の生命、財産、幸福を護持する義務があります。
しかし、この様な談話が発表され完全に間逆の状態になっています。

談話には敢えてわかりやすくする為に改行して分けています。

最初の前半は可もなく不可もなくという感じですかね。

三節目を見て下さい。
「わが国は、遠くない過去の一時期、国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました。」

確かに国策は誤ったでしょう。戦争を避けられなかったワケですからね。

しかし、いつ植民地支配と侵略をしたのでしょうか?そんな事は無かったと我々は知っています。しかし村山富市は本当に信じているのです。

白人達はアジア諸国を侵略し植民地支配をしました。しかし日本はアジア諸国を侵略等してもいません。また白人達が行なった植民地支配などもしていません。
そして一体何処に苦痛を与えたのでしょうか?

これを踏まえて二節目を見て下さい。
「私たちは過去のあやまちを2度と繰り返すことのないよう」とあります。
"あやまち"とはなんでしょう?
この文脈からすれば侵略と植民地支配を言いたいのでしょうが…

これでは…

とにかく全体的には突っ込み所満載です。

これでは先の大戦で命を捧げて頂いた御英霊になんと申せば良いのか!
何も戦闘で散華された方々ばかりではありません。
例えば沖縄の少女達も同じです。
学徒看護隊と呼ばれた少女達です。ひめゆりで知られる学徒看護隊。実はひめゆり学徒看護隊だけではない。他に8つあった学徒看護隊、沖縄県民ですら忘れていた少女達です。
これは以前にアップしています。
例えばここです。

つまり無かったことを信じ込み、それを事実と発表したばかりに、我々後世の為にこそ命を捧げて頂いた方々を冒涜しているのです。

先の大戦での最大の過ちは敗戦です。

村山富市の言う侵略でも植民地支配でもありません。村山富市は本当の日本を知らない。
知ろうともしない。
だからこそこの様な談話になるのです。

日本は侵略の為や植民地支配の為に先の大戦に突入した訳でもありません。

自存自衛の戦いをしたのです。

だからこそ後世、現在も我々日本人が生きているのです。


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