犬神スケキヨ~さざれ石

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向き合う事も今は必要

2016-11-01 08:00:06 | 草莽崛起
毎度、申し上げていますが…

私の発信はあくまで私の意見です。

そして、私の発信の意味は問題提起の一つに過ぎません。

それが故に誤解をされる方も多々おられます。
しかし誤解されようと私は誤解を解く気はありません。
私に対して直接議論をすれば良いからです。

但し議論をするならば、それなりの根拠や事実や論理性は踏まえて頂かねばなりません。

私は神成らざる者であって、私自身が誤った理解をする事だってあります。

つい先日も『これが事実なら問題だな…』と思っていたらフォロワーさんから「これは問題ありませんよ、国際社会では当たり前で、日本国民が知らないだけ」と指摘を受けました。
確かに調べてみると、何ら問題がなかったのです。
世の中は広い!知らない事だらけです。

学んでも、学んでも次々と学ばねば成らない事柄がドンドン増えていきます。

少し立ち止まります

毎週日曜日はツイッターにて拉致被害者奪還デモが行われています。

最近は連動したツイキャスにても生配信で、毎週違う方々が拉致被害者奪還の為に話されてもいます。

みなさん、本当に熱心でその熱意を感じる次第です。

その中で私自身は、抱えた違和感を克服する作業と言うのか…
とにかく、何やらわからない違和感を確認しようという、自身の内側を探ることをしていました。

実はこの一年、いや二年ぐらい違和感を感じていました。

その違和感とは「これは今、正しい方向に向かっているのか?」という疑問です。

私は啓蒙する事に何らの疑問はありません。
むしろ必要な事だと思っています。

しかし、その上でやはり違和感は大きくなります。

今、いや今までも含め
自分のやって来た事は正しい方向か?

更に、今色んな方々がされている啓蒙の効果は?

拉致事件の解決が長引く程に、その気持ちは大きくなっていくのです。

小泉訪朝以来、自分なりに調べて考えて来た、周りの人間にも拉致について話しても来た。

30歳を過ぎた頃から、我が国の真実を知り独学で勉強をして来た。
けれど、私の主張は右翼と言われるだけ。

はっきり言うと、当時の交際していた女性などには全く話せませんでした。

それは『右翼』と言う変人扱いをされるからです。
事実を述べようとも、右翼の話しに耳を傾けるものなど皆無であったのです。

そして何故拉致事件が我が国にとって問題なのかを話しても来た。
けれど人は「よくある誘拐事件」と言う認識しか持たない。
今日、自分が死なないのだから平和なんだと思って生きている。

それが、ここ五年の間全く変わってしまいました。
右翼だ!右翼だと言っていた連中が、やたら話しを聞きたがる。

一番変わったと感じたのは民主党政権下で起きた支那漁船による海保巡視艇への体当たり事件でした。

尖閣がこんな状態とは…

何故、船長を釈放したのか…

映像を出した保安官が何故退職せねばならんのか…

そんなことを皆が言い出したのです。

私の答えはこれが拉致事件に繋がる我が国の実態なんや!と言うものです。

東西冷戦の中で、見て見ぬフリをして来た現実が2002年の小泉訪朝で一気に噴出して来た。
それが現実で、日本国民は真実を知ったはずなのに、未だ拉致事件は解決しない。

そして解決しない方が良いと考える連中すらいるのが現実です。

更に、拉致被害者を救う為の家族会や、その他の拉致被害者奪還組織にすら、その様な連中が入り込み内側から明らかな妨害工作をしている。
これらあらゆることが現実で、事実なのです。

ストックホルム合意で、見えなかった光が少しは見えかけたかと思われたけれど、閉じてしまった。

掴んだと思っても、また指の隙間からスルスルと落ちてしまう現実。

私がブルーリボンを付けて歩いていると、胸ぐらを掴まれる事すらあったのです。

その中で、私自身行って来た事は果たして正しいのか?
この自問自答は一年近くになります。

拉致を知ってくれ!
拉致に関心を持って欲しい!

そうやって来て、少なくとも周りの人間で拉致を知らぬ者はいません。

小泉訪朝以来、拉致を知らぬ日本人はおらんでしょう。
小泉訪朝時、まだ幼かった若者の中には知らない、或いはよくわからないと言う人もいるでしょう。

しかし、それは我々とて同じで例えば竹島を韓国に奪われた時や、いや竹島そのものが韓国に奪われた事すら知らずに生きて来たのです。

ですが、大概の日本人は拉致を知っている。

なのに拉致事件を広く知らしめることが、一体拉致被害者奪還の為に、どれほどの効果があるのかよくわからない現実があります。

すると「俺の目的は一体何だ」と考えざるを得ません。

俺はただ、拉致事件を知らしめる事に満足してしまってはいないのか…いやむしろ、そうなってしまっているのではないか?

つまり自分の目的は何なのか?

更に拉致事件が解決しない事を憲法や法律、政府の対応や国民の意思に転換しては、それが理由だと勝手に納得してはいまいか?

そして突き詰めれば我々は拉致被害者を奪還する手段を取れていないのではないかと…

これは自己満足に過ぎず、取り返す手段を取っていないのではないかと…

憲法が変わるまでで

法律が変わるまで…

教育が変わるまで…

国民の意識が変わるまで…

拉致被害者やその家族に待って下さいと言うのか、まだ待てと言うのか。

東西冷戦期、大規模な世界大戦もなく日本は確かに平和で経済活動に邁進し今や世界で三番目の経済大国となりました。
戦争に巻き込まれる事もなく、確かに平和だった。
だから、我々が持つ憲法が正しくて、だから平和だと思って来たけれど、それこそが正に嘘であって、憲法のお陰で平和なる曖昧な言葉を享受したのではなく、東西冷戦構造の中でアメリカを親方にしておけば良かった。

親方の言う通りにしておけば日本は戦争に巻き込まれずにいれた。

けれど、それは全くの嘘!

その平和と言う言葉の裏で13歳の少女は、気絶するまで腹わ殴られ、海を渡って連れていかれていたのです。

こんな腐った憲法を有難がっている間にかけがえのない日本国民我々の同胞(はらから)が100人を超え拐われていたのです。

この拉致事件こそが、我が国の問題を如実に表す問題で、この解決こそが竹島や北方領土、或いは尖閣に触手を伸ばす支那人の野心を砕くのです。

我々は敗戦後、この腐った憲法を有難がり、生きて来た。

その結果は

同胞を拉致され、それどころか拉致されたまま取り返すことも出来ない

先の大戦で我々の先輩は血を流し、命をかけて日本を守り抜いた。
だから我々は日本国民として生きているのではありませんか?

なのに我々は同胞を取り返す為に血を流す覚悟は出来ているのでしょうか?

声高に拉致を知ってくれ!と言うだけで取り返すことができるのか?

我が国は我が国を守る為には、血を流す覚悟をしなければならないのではないか?

自己満足に陥り、必要な手段を取れていないのならば、今すぐ行動する事を考えるべきです。


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