日本の国体が一体何であるか?
それは少し理解出来たのではないかと思います。
我々が護持しなければならないものは何かを理解すれば、自ずと成長が見えるものです。
言い方を変えれば『成長させるべき事』が理解出来るはずです。
日本人と言うのは、面白い事に平等には実は大して重きを置いていない。
日本人が重きを置いているのは『公平』なのです。
例えば、働きに応じた報酬ならば何ら文句はないのです。
それはA君は今月物凄く頑張ったので給料は幾ら、B君は今回休みも多く取ったし給料はこれだけと言う様なものです。
1日8時間働く人の時給が1000円、6時間働く人は800円と言う様な差には文句はないのです。
平等さに重きを置けば、頑張る人も、そこそこの人も皆一緒となってしまいます。
頑張る人もそうでない人も平等に同じだとすると、『誰かがやるだろう』となります。
これをやって潰れたのが共産主義ソビエト連邦ですね。
例えば、1の仕事に8時間かかる人、同じ仕事を2時間で終わらせる人がいたとして、この人達の報酬が同じなら同じ8時間なら平等ではあるけど、公平ではない。
ならば公平にしようとすれば、2時間で終わらせた人には2時間、8時間かかる人には8時間で1の仕事に対して報酬を与える。
例えば左翼の言う様な『平等』を謳えば、不満が噴出してしまいます。
頑張れば頑張っただけ報酬を得る。そんな社会こそ正しいのではないかと思います。
だからと言ってそこそこの人が悪いとか言っているのではありません。
それは生き方の問題なのです。
仕事はこれぐらいでいい、後は自分のやりたい事をやる、そんな生き方をすると言う人の生き方を尊重する。
それが個性を尊重する事なのです。
8時間働けば生活出来ると言う野党や左翼の考えは決して間違いではないけれど、それを平等にする事は実は矛盾しか生まないのです。
これはグローバリズムとも言える訳です。
グローバリズムとは、世界中に基準や平均を無理矢理に持ち込み、一部の人間に富を集めて収奪する社会です。
平均を徹底的に持ち込み、それ以外は認めない。
その基準を世界に広めて、世界中で俺は儲けるぞ!と言うのがグローバリズムです。
戦後のグローバリズムとは、即ちアメリカの基準です。
戦後、世界のGDPの約65%はアメリカでした。
だからアメリカは自分達の基準を世界に広めた。
しかし現在アメリカのGDPは世界の16%程度。
また近年、ネオコンとか呼ばれる新自由主義経済も完全に制度疲労を起こして全く機能しなくなっているのです。
それは中国の台頭を見れば明らかです。
新自由主義のブッシュ大統領は9.11の同時多発テロ以降、中東に手を出して数々の失敗を重ねた結果、ドルと言う自国通貨の信認を落とした。
これは国力の衰退を示しているのです。
そこでアメリカ国民はアメリカ初の黒人大統領を選んだけれど、逆にこれはアメリカの国体である『自由』を壊す結果となり、人種間の軋轢を生んでしまったのです。
国体の瓦解は国家の瓦解です。
アメリカがアメリカでなくなってしまう。
そして黒人大統領8年の任期の反動がトランプ大統領の誕生だと言えるのではないかと思います。
つまりは『アメリカファースト』とはアメリカがアメリカであることを取り戻す『国体護持』であるのです。
フランスにしても『平等』を謳いながら移民や難民を受け入れたけど結果として格差が生まれ、国体である『平等』を失いつつあるのです。
だからテロのが頻発し、治安は乱れた。
けれど『我々はテロに萎縮しない』としてなんとか国体を護持しようとしているのです。
中国に至っては市場経済と共産主義と言う相反するものを両立させようとして国体が瓦解して行っているのですが、中国共産党一党独裁を維持する事でどうにか国体を護持しようとしています。
我々日本人は個性を尊重しながら、それでいて統率の取れた社会と言うものを続けて来たのですが、戦後政策によりアメリカの基準、グローバリズムの中で個人主義を持ち込みイビツになってしまったのです。
だいたい、家族や身内が個人主義などとはおかしな話しです。
個々人の自由を尊重しながら、家族としての統率が取れた社会こそ日本ではないでしょうか。
例えば労働にしても、我々日本人にとっての労働は喜びであったりします。
これは長らく農耕をやって来た国であるから、働く事で収穫を得る。
それは恵みを得る喜びで、達成でもあるのです。
例えば、外国では労働は苦役で罰なのです。
キリスト教を見れば、禁断の果実を口にしたアダムとイブは神の怒りを買い罰として地上世界に落とされた。
地上世界では自ら働かなければ、生きる糧を得ることが出来ません。
つまり、これは『罪』を犯した『罰』であるのです。
この根っこを理解することが出来るのも『国体』あればこそなのです。
日本人は1000円の報酬に対して1500円の労働をします。
パッと見れば損をしているかもしれないけど、それは信用と言う見返りを得ることが出来ます。
その見返りは、実は継続的な受注へと転換され長く報酬を得ることが出来ます。
アメリカは1000円ならば1000円の仕事しかしない。それは罰だからです。
罰だから1000円の仕事はその値段の仕事以上の仕事はやりません。罰を長引かせたくないからです。
中国に至ってはもう、1000円の仕事すらやらずに500円の仕事でバレなければ儲けもの。
そんな事を平気でやるのが中国です。
日本の正直さは『人が見ていなくても確実にやる』と言う事。
アメリカの正直さは『契約』で、必ず交わした契約は履行する。
中国に至っては正直さはなく『如何に上手く嘘をつくか』で、嘘の上手い奴は優れた人間と言う事なのです。
その上で昨今は、アメリカや中国の企業が日本に工場を作っていて日本人を雇用しているのです。
それは日本人の労働者のモラルの高さにあるのです。
コストを考えると、ベトナムやバングラデシュの様な国で作れば安く製品を作れるけれどアウトな品物も多々出来る。
しかし、日本で作れば高品質な製品がアウトもなく作れます。
また、日本のインフラ整備の充実度もあるのです。
物流において時間のロスが少ない。
製品にロスがなく、また納品が確実であればそれは信用となり、更なる受注を生み企業の成長へと繋がる、つまり長く先々も儲ける事が出来ると言う訳です。
実際に中国国内で作って物流するより、日本で作り中国に運ぶ方が時間も早くて結果としてコストを下げているとも聞いています。
ま、話しはそれる様でそれないのですが、例えば家族に食わせる飯に毒を入れようと言う人は殆どいないでしょう?
日本のものづくりとはそう言うものなんです。
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それは少し理解出来たのではないかと思います。
我々が護持しなければならないものは何かを理解すれば、自ずと成長が見えるものです。
言い方を変えれば『成長させるべき事』が理解出来るはずです。
日本人と言うのは、面白い事に平等には実は大して重きを置いていない。
日本人が重きを置いているのは『公平』なのです。
例えば、働きに応じた報酬ならば何ら文句はないのです。
それはA君は今月物凄く頑張ったので給料は幾ら、B君は今回休みも多く取ったし給料はこれだけと言う様なものです。
1日8時間働く人の時給が1000円、6時間働く人は800円と言う様な差には文句はないのです。
平等さに重きを置けば、頑張る人も、そこそこの人も皆一緒となってしまいます。
頑張る人もそうでない人も平等に同じだとすると、『誰かがやるだろう』となります。
これをやって潰れたのが共産主義ソビエト連邦ですね。
例えば、1の仕事に8時間かかる人、同じ仕事を2時間で終わらせる人がいたとして、この人達の報酬が同じなら同じ8時間なら平等ではあるけど、公平ではない。
ならば公平にしようとすれば、2時間で終わらせた人には2時間、8時間かかる人には8時間で1の仕事に対して報酬を与える。
例えば左翼の言う様な『平等』を謳えば、不満が噴出してしまいます。
頑張れば頑張っただけ報酬を得る。そんな社会こそ正しいのではないかと思います。
だからと言ってそこそこの人が悪いとか言っているのではありません。
それは生き方の問題なのです。
仕事はこれぐらいでいい、後は自分のやりたい事をやる、そんな生き方をすると言う人の生き方を尊重する。
それが個性を尊重する事なのです。
8時間働けば生活出来ると言う野党や左翼の考えは決して間違いではないけれど、それを平等にする事は実は矛盾しか生まないのです。
これはグローバリズムとも言える訳です。
グローバリズムとは、世界中に基準や平均を無理矢理に持ち込み、一部の人間に富を集めて収奪する社会です。
平均を徹底的に持ち込み、それ以外は認めない。
その基準を世界に広めて、世界中で俺は儲けるぞ!と言うのがグローバリズムです。
戦後のグローバリズムとは、即ちアメリカの基準です。
戦後、世界のGDPの約65%はアメリカでした。
だからアメリカは自分達の基準を世界に広めた。
しかし現在アメリカのGDPは世界の16%程度。
また近年、ネオコンとか呼ばれる新自由主義経済も完全に制度疲労を起こして全く機能しなくなっているのです。
それは中国の台頭を見れば明らかです。
新自由主義のブッシュ大統領は9.11の同時多発テロ以降、中東に手を出して数々の失敗を重ねた結果、ドルと言う自国通貨の信認を落とした。
これは国力の衰退を示しているのです。
そこでアメリカ国民はアメリカ初の黒人大統領を選んだけれど、逆にこれはアメリカの国体である『自由』を壊す結果となり、人種間の軋轢を生んでしまったのです。
国体の瓦解は国家の瓦解です。
アメリカがアメリカでなくなってしまう。
そして黒人大統領8年の任期の反動がトランプ大統領の誕生だと言えるのではないかと思います。
つまりは『アメリカファースト』とはアメリカがアメリカであることを取り戻す『国体護持』であるのです。
フランスにしても『平等』を謳いながら移民や難民を受け入れたけど結果として格差が生まれ、国体である『平等』を失いつつあるのです。
だからテロのが頻発し、治安は乱れた。
けれど『我々はテロに萎縮しない』としてなんとか国体を護持しようとしているのです。
中国に至っては市場経済と共産主義と言う相反するものを両立させようとして国体が瓦解して行っているのですが、中国共産党一党独裁を維持する事でどうにか国体を護持しようとしています。
我々日本人は個性を尊重しながら、それでいて統率の取れた社会と言うものを続けて来たのですが、戦後政策によりアメリカの基準、グローバリズムの中で個人主義を持ち込みイビツになってしまったのです。
だいたい、家族や身内が個人主義などとはおかしな話しです。
個々人の自由を尊重しながら、家族としての統率が取れた社会こそ日本ではないでしょうか。
例えば労働にしても、我々日本人にとっての労働は喜びであったりします。
これは長らく農耕をやって来た国であるから、働く事で収穫を得る。
それは恵みを得る喜びで、達成でもあるのです。
例えば、外国では労働は苦役で罰なのです。
キリスト教を見れば、禁断の果実を口にしたアダムとイブは神の怒りを買い罰として地上世界に落とされた。
地上世界では自ら働かなければ、生きる糧を得ることが出来ません。
つまり、これは『罪』を犯した『罰』であるのです。
この根っこを理解することが出来るのも『国体』あればこそなのです。
日本人は1000円の報酬に対して1500円の労働をします。
パッと見れば損をしているかもしれないけど、それは信用と言う見返りを得ることが出来ます。
その見返りは、実は継続的な受注へと転換され長く報酬を得ることが出来ます。
アメリカは1000円ならば1000円の仕事しかしない。それは罰だからです。
罰だから1000円の仕事はその値段の仕事以上の仕事はやりません。罰を長引かせたくないからです。
中国に至ってはもう、1000円の仕事すらやらずに500円の仕事でバレなければ儲けもの。
そんな事を平気でやるのが中国です。
日本の正直さは『人が見ていなくても確実にやる』と言う事。
アメリカの正直さは『契約』で、必ず交わした契約は履行する。
中国に至っては正直さはなく『如何に上手く嘘をつくか』で、嘘の上手い奴は優れた人間と言う事なのです。
その上で昨今は、アメリカや中国の企業が日本に工場を作っていて日本人を雇用しているのです。
それは日本人の労働者のモラルの高さにあるのです。
コストを考えると、ベトナムやバングラデシュの様な国で作れば安く製品を作れるけれどアウトな品物も多々出来る。
しかし、日本で作れば高品質な製品がアウトもなく作れます。
また、日本のインフラ整備の充実度もあるのです。
物流において時間のロスが少ない。
製品にロスがなく、また納品が確実であればそれは信用となり、更なる受注を生み企業の成長へと繋がる、つまり長く先々も儲ける事が出来ると言う訳です。
実際に中国国内で作って物流するより、日本で作り中国に運ぶ方が時間も早くて結果としてコストを下げているとも聞いています。
ま、話しはそれる様でそれないのですが、例えば家族に食わせる飯に毒を入れようと言う人は殆どいないでしょう?
日本のものづくりとはそう言うものなんです。
4へ続く