犬神スケキヨ~さざれ石

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Toward the alliance of hope 3

2016-05-29 19:00:55 | 草莽崛起
我々日本人には「和解」という文化があります。

それは二千年を超える歴史の中で培われたもので、それこそが日本のオリジナルの民主主義です。

意見の相違を乗り越え、立場の違いを乗り越えて、一致点を見いだすことです。

多数決にのみ頼らず、一致点絡む解決する。

今回の米国大統領広島訪問は、そういうことではないか。
私はそう考えます。

世界に見せつけた

世界の歴史を見れば、和解から始まります。

例えば、ドイツとフランス。
長年に渡るわだかまりはまず「和解」から始まりました。

「謝罪」から始まったのではありません。

被曝者の方は「誰が悪い、これが悪いなんて恨みはもういい、未来志向でやろう」
これがオバマ大統領への言葉でありました。



今回の訪問は、やはりオバマ大統領が「アフリカ系」であったこと。
民主党であったこと。

これは大きかったでしょう。

白人には、なかなかこれは出来ない。

肌の色で差別を受けた、共通の歴史をもつアフリカ系と日本。

政権終盤とは言え、政治的リスクを乗り越えて訪問した事は評価しなければなりません。

今回の訪問、世界のメディアは一様にポジティブな報道をしています。

また、戦争も広島長崎も知らない世代に、丁寧に説明している報道が多い事はびっくりします。

これは、世界がもう一度「歴史」を考える時期に来たのかもわかりません。



「核なき世界」は実は「核少なき世界」であって本質的には「核抑止力」が弱まる世界と変わって行くのです。

核兵器は無くそうとして無くなるものではありません。
アホの左翼が主張する様な「核兵器廃絶」などは絵空事です。

世界は手放しで「核」を捨てない。

ならば、どうするのか?

方法は
核を無効化出来る技術を作る、或いは核兵器に変わる兵器が出来るこれしかありません。

戦争を無くすにも「戦争をやる意味がない世界」を作る以外にありません。

戦争をやる意味のない世界とは
しっかりとした抑止力と他国間での連携をする以外ありません。

世界で「正直さ」を求める国は実は日本とアメリカだけです。

上手く嘘をつく人間が評価されるのが世界です。

その中にあって、やはり正直である事を重んじる社会を持つのは実は日米だけなのです。

日本の正直さとは「誠実」さにあります。
米国の正直さとは「率直」さにあります。

この日米が本気で手を組む事は、実はアジアの安定、世界の秩序に大きく関わります。

支那や朝鮮はこれが一番怖いのです。

今般、具体的な謝罪などはありませんでした。
しかし、あのオバマ大統領と被曝者の方々の関わりあった時間には少なくとも「嘘」はなかったのではないかと思います。

私は「謝罪なき訪問」には反対の立場をとって来ましたが、被曝者の方々が「これで良い」と言った言葉を尊重したいと思います。

そして、いつの日にか日米双方が連携し先の大戦を含めて「歴史の見直し」が出来た時、謝罪を超える両者の和解となるその様に出来れば良いのでは?
と、考えます。

それは「我々は今、戦争をしているがお前達は平和を希求してくれ」と命を捧げた先達の思いを達成することになるのではないでしょうか。

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