ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

千葉・花見川(探鳥会) Hanamigawa River, Chiba, December 13, 2020

2020年12月16日 | 日記
10年以上ぶりで日本野鳥の会による花見川探鳥会に参加させて頂きました。計4時間で歩数は約17,000歩、自宅との往復も自転車でしたので、とても良い運動になりました。

花見川中央公園で集合後、最初のポイントである雑木林に入りました。



まず登場したのはツグミ(Japanese Thrush)。越冬のため渡ってきたのですね。この個体の後も雑木林の中で多数が見られました。



林を抜けると、なんと上空にミサゴ(Osprey)が!長年この探鳥会に参加されれている方も「初めてではないか」とコメント。魚を足に掴んでいるようです。想像では、印旛沼方面に飛んで行ったことでしょう。



皆さんで花島公園に入っていきます。紅葉が美しい時期です。



水路沿いの大きな岩の上で、ジョウビタキ(Daurian Redstart)がポーズしていました。



ここからモズ(Bull-headed Shrike)のズームインをご覧ください。かなり距離がありましたが、探鳥会のように大勢で活動していると、一人では見つけられなかったであろう鳥にも出会えます。どこに居るか分かりますか?



もっと近づきます。見えますね?



何か喋っていますよ!



公園から花島観音の横を通って花見川に出るところ、メジロ(Japanese White-eye)がペアで柿の木にいました。



川に近づくと、藪の中からコジュケイ(Chinese Bamboo Partridge)の「チョットコイ」の声が聞かれました。写真はとれませんでしたが、存在を大いにアピールしていました。

ああ、何かノスタルジックな花見川の風景・・。手前の欄干がかなり古い橋だと表しているせいでそう感じるのでしょうか。水面に繁茂する水草は南米からの外来種で、除去が必要だと聞きました。



ここから川沿いを歩きますと、この日はカワセミ(Common Kingfisher)のオンパレード。何度も出てきてくれました。一体花見川流域には何羽のカワセミが棲んでいるのだろうと知りたくなりました。





私の中では、花見川=カワセミとなりつつあります。いつ見ても美しい鳥です。

最後にじっくり観察したのがカワラヒワ(Oriental Greenfinch)。川の近くの家庭菜園エリアで3羽。少し大きな個体?色が少し濃い?などの声が参加者から聞かれましたが、リーダーによるとオオカワラヒワとのこと。



鳥合せの結果、この日に観察できたのは30種。地元・花見川が、カワセミを始め多くの鳥にとって重要な生息地であることを再認識しました。