●本日午前7時雨16.8℃ 昨日は梅雨の晴れ間、今日はもう雨で梅雨寒 ①
【アンテナシステムを振り返る】結論「衛星通信にはこれで十分」◆画像は2006年12月時点のものです。このアンテナシステムで深宇宙や月からの信号、またロシアの気象衛星「Meteor-M N2」の信号を捉えることが出来ていました。その陰には「安展」のアンテナ直下型プリアンプの存在が大きい気がします。安展というメーカーは今はありませんが、当時肝いりで作っていたように思え、頑丈でGain、 S/Nとも遜色ないものです。今は手に入らないのが残念ですが…。アンテナ直下型プリアンプを手に入れようとすれば「川越無線」で製造販売していますが、2m用の場合など帯域が2mに特定しているのでMeteor-M N2の137.900MHzは帯域対応していなくてMeteor-M N2の受信には使えないようです。もちろんNOAAシリーズの気象衛星を受信する場合はその周波数帯専用のプリアンプが選り取り見取り用意されているのでそれを使えば良いことになります。
◆2006年12月4日に上げたアンテナシステムを昨日12年半振りに全部降ろしました。クロス八木の実験をするため2m10ele、430MHz帯19eleのそれぞれクロス八木を新しく建てるタワーに上げる予定のため降ろした訳です。
◆2mのクロス八木アンテナは大丈夫そうですが、430MHz帯のクロス八木は大いに疑問があります。地上で送受信を試した限りでは15eleシングル八木より性能が劣ります。これをわざわざ上げて結果がどう出るか見通しが立ちません。アンテナのインピーダンスや電界パターンは測定器がないので計っていませんが、計ったとしても調整か所もないのでどうにもなりません。結果が思わしくなければ、他のアンテナにするしかないと思っています。
【錆】ルーフタワー(屋根馬)を支えるステーなどに使っていた「鉄金具」はことごとく錆ていました。ネジ部分は錆びついて回りません。外すにはグラインダーのダイアモンドカッターで切るしかありません。ターンバックルなど、高価であってもステンレス製を使うべきでしょう。ワイヤーは「デベロープ」ですが、これは丈夫で長持ちでした。
【ローテーター】降ろしたローテーターのうち「水平ローテーター」を手に持ち、振って見るとカタカタ音がします。ベアリングの球が中で跳ねているのです。グリースが完全に無くなっている証拠です(12年も経てばグリースも無くなるわなぁ)さて分解してグリースを塗り直す必要が出てきました。ただ、蓋を開けると中が面倒な構造になっていて再組立てが難しそうです。別のローテーターを開けた時、事欠いたことを覚えています。さてどうしたものか、雨っぷり仕事に始めるか…。
【ローテーターMaintenance】対辺10㎜のナットがえらぁ固かっただけで、中は面倒な構造になっている訳でなく、至ってシンプルでした。ベアリング部分ですから単純な構造が当たり前でしょうか。振ってカタカタ音がしたのは並べてあるベアリング球に1個分隙間があるのです。それでグリースが乾いて球が踊っていたようです。あとはグリースを買ってきてたっぷり塗るだけ。YAESU G-5500 Azimuth Rotator