平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
日本一小さな衛星通信情報サイト

衛星通信記録6月23日(日)

2019-06-23 08:43:51 | アマチュア無線

本日午前7時曇り20.2℃

  【AO-85健康診断】15:27のパス ONでAOSして来ましたが、本調子ではありませんでした。信号はある程度強いのですが、変調がうまく乗っていない感じです。それでもJR6DIさんと何とかQSOしました。その後OFFになり、15:33′31″にVoiceBeaconが出ました。DUV2つ取得。続いて2分10秒後の15:35′41″に2回目のVoiceBeaconが出ました。DUV1つ取得。3回目が15:31′51″に出ましたが、VoiceBeaconになっていなくてアナウンスも聞こえずDUVも取れず。SafeModeになっている形なのでLeaderboardsにレポートが出ました。最新TLEでIlluminationを出して見るとかなり日陰です。このままの運用は難しいと思われます。この後17:06にパスがあるのでもう一回確かめてみようと思います。

【AO-85】「Fox-1A」17:06 SafeModeでAOSして来ました。しかし、SafeModeの形であれば、世界中だだれかがDUVを受信し、Leaderboardに上がるはずですが、前回のパス以降上がった形跡がありません。17:09′03″に一回目のVoiceBeaconが出ました。2分10秒後の17:11′13″に2回目のVoiceBeaconが出て直後にONになり、JA3FWTさんのCQが聞こえ、中国局(たぶん)を呼んでいるのが聞こえました。呼ぼうかなと思っているうちにOFFになりました。その後またONになり、JA3FWTさんと17:14に交信。その後17:16′49″にOFFになりました。ON、つまりFMレピーター稼働中であれば、DUVが流れるはずですが、流れません。このパスでは2回のVoiceBeaconで2個DUVを採っただけです。ON、OFFを繰り返し、いずれにしても本調子ではありませんでした。

【DUV取得数考察】Fox-1シリーズ衛星は「DUV:Data Under Voice」として衛星のHousekeepingデータをTelemetryとして降ろしています。FMで通信をしながらDUVを受信します。200HzのToneの中にデータが隠れている形です。その取得数について考察します。結論から言いますと「クロス八木は効果絶大」です。今まで10elementの垂直シングル八木でしたが、6月21日(金)に10Element Cross Yagi に替えました。それ以来そのアンテナでFox-1シリーズ衛星のDUVを受信していますが、今までよりはるかに多く採れます。22日(土)11:52のAO-91滞在13分の西パスで119個採れました。大袈裟に言えば今までにない脅威的な数字です全く単純な考え方ですが、クロス八木はシングル八木に比べて偏波面が2倍ある訳ですから、偏波面を変化させて飛んでいる衛星に対して偏波面を合わせる機会も2倍あるという見方です。偏波面が合うと受信感度が向上することは事実で、衛星からの偏波面が合わずに取りこぼしていたDUVを拾っているので、取得数が多くなる。という考察をしました実はこの考察の前段として、取得数の多い局にその様子を尋ねたことがあるのです。その局と同時にFox-1シリーズ衛星を追っていた時、その局の取得数が当局の約2倍採れていたのです「何かしたのですか」と聞くと「追っているのはクロス八木です」と言うのです。この時「そうか偏波面が2倍ある訳だから偏波が合うチャンスも2倍ある訳か」と思ったのです。その後当局のクロス八木で追って見ると今までのシングル八木よりはるかに取得数が多くなったので、この見方がほぼ合っているのではないかと思った次第です。

【SO-50】07:54 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JA0CAW アンテナの具合の情報交換を少し

【SO-50】09:33 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JP3IVD JS6DRQ JA6EGM JA3FWT JA3VQW JA2NLT JR2NPC ■受信 BD4SDY JE1DXC

↑上がる時はスッと上がり、上がらない時は全く上がらず、もどかしさを感じるパスでした。FM特有の弱肉強食も現れていて、強い信号に潰され、無変調状態になる時がありました。

【AO-92】10:15 L/Vモード OFFでAOSして来て、10:18′35″にONになりました■受信のみ JA6PL JA2NLT JH1EKH JA1FMU JA6EGM JR2NPC JA5BLZ JA3VQW JR6DI Payloads:77

◆↑日曜日とあって多くの局がQRVし、交互に交信ご同慶の至りであります。JA6PLさんが「Lモードアップです」とアナウンスしたので、Uでアップしていた局が気が付いたかも知れません。JH1EKH局は手持ちのアンテナ、ハンディ機1Wで運用、とても良く上がっていました。最後の方パスはまだ残っていましたが、10:25′20″にOFFになりました。AMSAT-NAの管制局はJAのパスに合わせてON/OFFを設定したのでしょうか。

【AO-91】10:38 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JA6EGM JA1FMU JK7BEJ JA2NLT ■受信 JA4DQX JJ7ATA Payloads:66

↑ある局はCallsignを言うのが早すぎてなかなか取れず、言うのを数回待ってやっと取れました。Callsignを相手に取ってもらわないことには通信出来ないので「どうしたら相手に確実に自分のCallsignを取ってもらえるか」を常に考えていた方がいいと思いました。

【AO-91】「RadFxSat」12:14 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JA5BLZ JA4GVA JA6EGM ■受信 7J1ADJ/JR6 BD4SDY DV2JHA JS6DRQ JA6PL JR6AZ BH3MVA ◆Payloads:103

【FO-29】14:36 ■交信(SSB)JA4GVA 1,940Hz~2,020Hz

【AO-85】15:27 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JR6DI Payloads:3

【AO-85】17:06 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JA3FWT Payloads:2

【A0-73】17:48 ■交信(SSB)JA3FWT 9,520→8,600Hz

【SO-50】18:07 ■交信(FM:Tone67.0Hz)JA2NLT JA1FMU JE1DXC JA4GVA JR6DI ノイズの少ない各局の信号がクリアーに聞こえて来るパスでした。

【Fox-1シリーズ衛星・SO-50にQRVしたことのある東南アジアの局】

【China】BD4RHV BD4SDY BD4UJ  BD5EUA BD9BU BG5UTE BG6BLA  BG6LQV BH3MVA BH4ESB BH4IWK BH5BDE  BH6ABO
【Taiwan】BX9AA
【Korea】HL1NNK DS1MFC DS2BWU DS4HCB 
【Philippins】4I1AWN DU2XXA DU4PGS DU6DKL DV2JHA  DW2JHA DX1O 
【Thailand】HS3ANP
【Russia】UA0SUN

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする