画像はオーセールのほぼ中心に建てられている時計塔です。
この辺りのことをパンフレットで読んでみると、別のものを発見しました。
それは画像の右下の像です。頭頂部が禿げておられる方の頭によりかなり隠れているので、像だけの写真も付けておきます。
これはオーセールの芸術家フランソワ・ブロシェによるレチフ・ド・ラ・ブルトンヌRestif de la Bretonne(1734-1806)の像です。
日本語の発音ではレスティフ・ドゥ・ラ・ブルトンヌの方が近いと思われますが、下の写真ではRetifと綴っていることもあってか、慣例的にレチフの方になってしまっているようです。
この人は作家で、18世紀の民衆の生活を写実的に描いた風俗小説で知られているそうです。
自分は全く知らなかったのですが、日本語に翻訳された作品も有りました。
この小説家がオーセールのこの辺りで印刷工として働いていた事実に基づき、彫像を設置されたようです。
古の写真とパンフレットを振り返ることにより、オーセールに関する隠れたことを新たにひとつ発見できて、ちょっと嬉しくなりました。
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