ドイツの家と町並み図鑑
久保田由希 チカ・キーツマン 著
エクスナレッジ 発行
2022年11月1日 初版第1刷発行
ドイツのきれいな町並みというか家並びを、豊富な写真とわかりやすい説明で楽しく観察できます。
1章 ドイツの家の基礎知識
ドイツにおける住宅の変遷
・木組みの家 13~20世紀 全国
・レンガの家 中世後期~現代 おもに北部ドイツ
・歴史主義建築 1871~1914 ベルリンなどおもに大都市
・ユーゲントシュティール 1900年前後 ダルムシュタットなど
・レフォルム建築 1900~50年頃 おもに小都市や郊外
・表現主義建築 1920年前後 ハンブルグ、ラインラント地方など
・モダニズム建築 1920年以降 ベルリン、フランクフルトなど大都市から全国へ
木組みの家
木材を水平、垂直あるいは斜めに組んで骨格を作り、その隙間をレンガや粘土などで埋めて壁をつくる
茅葺屋根の家
ヨシやアシ、その仲間や麦を利用する
ギーベルハウス
玄関が屋根の妻側(正面から屋根の三角形が見える側)にある妻入りが通りに面している家。ファサード上部の三角形部分をギーベルと呼ぶ
アルトバウ
19世紀後半、大都市に流入してきた労働者のための集合住宅
レフォルム建築と田園都市
装飾の少ない、落ち着いたシンプルな様式
モダニズムジードルンク
モダニズム建築とは直線的でシンプルな建築。ジードルンクとは集落や団地の意味
スターリン建築
壮大なスケール。高い天井や柱
プラッテンバウ
東ドイツでのプレハブ建築
第2章 一軒家
北ドイツのノイブランデンブルグのヴィークハウス
もともと市壁に付属していた防御施設だったが、武器の進化で戦い方がかわり、1650年以降は住居となる。
氷河期に氷河に覆われていた北ドイツ。氷河とともに北から運ばれてきた多くの石がある。それを市壁や石畳、そしてさらには住居にまで使われた。
ギーベルハウスは特に中世のハンザ都市で多く見られる。
ハンザ都市のギーベルハウスは商人の仕事場兼住居だった。
第3章 集合住宅
グロースジードルンク・ブリッツ(ベルリン)
馬蹄形の建物を中心とした、斬新な労働者用住宅
ジードルンク・ブルフフェルトシュトラーセ(フランクフルト・アム・マイン)
ジグザグ型で、日光が入りやすくする
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