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無意識を意識することの難しさ。

2021-05-25 20:25:44 | ダイバーシティ

こんにちは。(有)人事・労務の山﨑です。

 

以前、こんなことがありました。

実家にいたころ、料理を知人の家に持っていくことがあり

「これ、うち(家)からのです。」と渡したところ、

後日「お母さん料理上手ね。」とお褒めいただいたが、実はその料理を作ったのは父だったのです。

 

私は特に家族の誰がその料理を作った、と伝えていませんでした。

私の家は父がよく料理をしていましたが、家の料理=女性がする、というイメージがあるのですね。

 

まさにアンコンシャスバイアス。

アンコンシャスバイアスとは、「無意識の偏見」「ものの見方や捉え方の歪みや偏り」のことを指します。

偏見なんて、良くない。自分は持っていない。と思うかもしれませんが、誰にでもあるものなのです。

※ アンコンシャスバイアスを減らそうと作成した家庭生活についてのイラスト素材(内閣府男女共同参画局提供)

 

 

アイコンシャスバイアスを知る、このようなテストがあります。

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次のシチュエーションでどんな人物を思い浮かべますか?

 

1.来客時のお茶出し、コピー取りを担当している

2.会議の議事録をわかりやすくつくるのが得意

3.月に1回は、海外に出張にいく

4.ジュエリーショップのファンシーな店舗デザインを担当した

5.二人目の子どもが生まれるので、半年の育休を取得した

6.顧客からのクレームに対して理路整然と対応できる

7.英語の商談に物怖じせず、ついに大きな契約を結んだ

8.部下の失敗に対して、つい感情的に叱責してしまう

9.仕事でミスをしたら落ち込んでしまい涙がでる

10.平日、お弁当屋で週3回のパート勤務

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私は例えば、「10.平日、お弁当屋で週3回のパート勤務」という人について

「女性で年齢は40~50代。子供が2人くらいいて、近所に住んでいる。」

そんな人物像をイメージしましたが、はたまた

パートの男性かもしれないし、平日の授業が少ない大学生もいるかもしれません。

 

「女性で年齢は40~50代。子供が2人くらいいて、近所に住んでいる。」

そういったイメージを持つのは、自分の過去の経験、習慣、感情などが関係しているそうです。育った環境、状況が違えば違ったバイアスを持ってしまうのはある意味当たり前のこと。

 

それを知って気づくことが価値観の違いや、自分の思考の癖を受け入れる第一歩。

 

今、アンコンシャス・バイアス研修を行う企業も増えてきているようです。

無意識だからこそ、全く悪気はなくモチベーションを下げてしまう言動をしてしまうことがあります。だからこそ、お互いが気づく回数を増やせば職場環境も良い方向に変わるかもしれませんね。多様性が大切な社会では是非気にかけたいポイントです。

 

職場だけではなく、日々の生活で面白い気づきがあると思うので

気になった方は是非、自分がどんな思い込みを持っているか確認してみてください。

 


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