中小企業のES=人間性尊重経営のパイオニア/有限会社人事・労務 ES組織開発・人事制度改革ブログ

社員の幸せ、職場の幸せを基準に経営を、社風を変えたいと本気で思っている社長さん・人事担当者の方へのエールをあなたへ!

モチベーションを維持するのが大変な時代に。メンバーに感謝。

2020-05-22 22:12:02 | ダイバーシティ
テレワークに突入してから3ヶ月皆さんいかがお過ごしですか?
私が3ヶ月のなかで今一番危機的に感じているのは、モチベーションのこと。

よく会社は社長のやる気以上にはならない。
社長が150%ではじめて社員は70%のモチベーションぐらいだから社長が日々モチベーション高くないとだめだよ?と言われてきたがどうもモチベーションとは社長一人ではチームのモチベーションとは上がらないらしいのではないかなあと。

私は長いこと自分を奮い立たせねば社員はついてこないと考えていたタイプでした。
しかし、創業10年ぐらいから自分が頑張れば頑張るほど社員は離れていくということを痛感し、あれから15年。

確かに社長のやる気はもちろん大切ですが動のやる気というよりも静のやる気。
穏やかなやる気というかうまく表現できませんがやる気には2つのタイプがあるのだと
思うようになりました。

もう社長一人でことがなる時代ではない。
世の中は複雑になり今回のように先が見えない時代の中で社長一人のやる気だけでどうにかなる時代ではなくなってきました。

社長もチームの一つの役割。たしかに人体で言えば大切な頭や心臓にあたる器官かもしれないから大量のエネルギーを必要とする。だから、酸素や血液量も他の器官よりも使うかもしれない。

よって社長がその使用エネルギーに比例してお金や権限を有しているというだけのことであって人体という次元から見れば、社員も社長もそれぞれ一つの役割であってどれも大切さでは一緒。ときと場合でエネルギー消費量がなければお金や権限は他の役割の方に付与してよいわけですね。

モチベーションには以前このブログでも書かせていただきましたが、外的なモチベーションと内的なモチベーションというのはいままでよく語られるモチベーション理論の話ですが、どうももう一つの次元のモチベーションというものがある。それは、場から与えられるモチベーションというもう一つの次元からのやる気ですね。



今回のコロナ禍ではそんなことを思考していたりする。

コロナ禍の中で私が痛感する日々。一緒にリアルな場で働く仲間がいることがどんなにありがたいことかを思うのです。
オンラインではメンバーの笑顔や声がライブではどうしても伝わってこない。

かっこつけて言えば、私自身のモチベーションはメンバーの頑張りが見える、笑顔がダイレクトに見える、働きが見えるということに随分支えられているのだなあと思うのです。



今日、弊社のこのコロナ禍の中で始めてオンラインで採用した新人が休みにもかかわらず自分の責任を果たすべく仕事をやり遂げたと連絡が来た。

どうしてもお客さんのためにやり遂げねばならない仕事なのだが弊社の新人がこのような時期だからと仕事をやり遂げてくれた。ベテラン社員ならいざ知らず。

私は、彼のおかげでここ最近の晴れない気持ちが一気にすっ飛んだ!

私と社員の彼そしてお客さんという関係を超えた、社長でもなく社員でもなくそしてお客さんでもない主客一体となった関係での静かな能動的なハタラキ。

私も主客一体となったコミュニティの一部なんだなあと。

実はこんな当たり前のことに支えられているのだと改めて思うのでした。

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