日本国内のウィスキー蒸留所は、今現在で20か所くらいだろうか。
それぞれが競い合っていて、呑み助としてはたいへん嬉しい限りだ。
キリンがやっているので、いわゆる大手の事業だが富士御殿場蒸溜所で作られる「富士山麓」
一般的な「富士山麓 樽熟原酒50°」は、流通量が多く安い割にはたいへん美味しいウィスキーなので
ブラックニッカと並んで普段飲みのウィスキーとして最適だ。
2017年に限定で販売開始され、今は一般に流通している「富士山麓 シグニチャーブレンド」
いわゆる黒ラベルの富士山麓
御殿場の田中ブレンダーによって、樽ごとに異なる味の個性をブレンドした、まさに
ブレンダーの妙技とも言えるブレンデッドウィスキー。
白と黒と並べて同時に比べて呑んでみた。
香りが全然違う。シグニチャーは木の香り、蜜のような香り
口に含むとさらにその差がはっきり感じられる。
激しさがあるけど、荒くない
優しさがあるけど、ヤワじゃない
重くて強いけど、嫌じゃない
これは美味いです。
余市や山崎や駒ヶ根とは違った、御殿場ならではの個性が強く発揮されていると感じます。
こういうのを普段飲みにしたいです。