試験勉強については、非常に多くの方々がnet上で説明、紹介されていますので
後回し、かつ目新しい内容だけにするとして、まずは当日の結果から。
ARRL VEC NAGOYA VE teamは、名古屋市東別院の東別院会館で試験が開催され
ました。地下鉄東別院駅が最寄ですが、金山から歩いても大した距離ではないので
行きも帰りも徒歩でした。
13:00開始の15分前には集合、と案内いただきましたが下見を兼ねて1時間前に偵察。
既に会場には「VEC」の張り紙がされていました。
30分ほど前になり、再度会場を覗くと、ロビーのベンチで問題と睨めっこで勉強され
ている方が数名。「おォ、この方々も受けるのか」とだんだん緊張してきます。
他の試験でも同じですが、ここぞと言うときの集中力を高めるためにドーピングを
します。いつものユンケル(安物ではなく1,000円のやつ)補給。ゲン担ぎでもあり
ますが、実際効きます。粘り強く考えることができる(気がする)。
最初にVEの方々の自己紹介がありました。ネットやお空で有名なDXer各局を生で
至近距離で拝見することが出来ます(笑)。自己紹介もJAのコールサインではなく
USのコールサインでした。「かっこいいなぁ・・・」と羨望。
今回の受験者は7,8名で、10代と思われるアジア系女性から大OMのご老体(失礼)まで
いらっしゃいましたが、40代後半の自分は真ん中くらいか。
日本の国家試験の様な秒針を見て「はじめっ!」ではなく、めいめい準備ができた
人からバラバラに試験を開始していきます。非常にフランクな進行です。
最初はTechnician(Element-2)
問題用紙の問題文がゴシック系フォントで、いつも読んでいたPoolのフォントと違う
ので最初はちょっと違和感を感じましたが、流石にElement-2は全く判らない問題
は無く、最初から●を順番にマーキングして35問完了。見直しして迷いだすと混乱
するのでマーキング抜けが無いことだけ確認して挙手。
採点を待っている間は会場外へ出て構わないので外で休憩。
AB1HPさんとお話できリラックスさせていただけたのと、いつも模擬試験でやっている
感触と大差ないことから大分やる気が沸いてきました。
部屋へ戻るとVEから「三木さん・・・・Element-2合格です」と皆さんの前で発表され
ます。ちょっと照れくさいが嬉しい。
続けてGeneral(Element-3)着手。
今度は○(怪しいので後回し)が8問残った。ちょっとヤバイ・・・。
怪しい問題だけを何度も何度も問題文を繰り返し読む、読む、読む・・・・。
すると勉強した時に脳の端っこにかすったキーワードがふんわりと浮かんでくる。
(ユンケル効果がこの辺で出る(笑))
多分ギリギリだったと思うが、何はともあれElement-3も合格。
一応自己目標のノルマは達成。「今日はいける」とへんな自信が沸いてきて、少々
休憩を長く(15分ほど)頂いた。休憩中に一応Poolを読むが全く頭に入らない(笑)。
しょうがないので適当に3問だけ馬鹿のように問題文と正解文を何度も読み丸暗記
することにした。
(ちなみにこの内1問が本当に出題されて、思わず心の中でガッツポーズでした)
最後のExtra(Element-4)
50問を最後までやり、○(怪しいので後回し)が11問残った。単純には●が全て正解なら
合格圏内だ。俄然やる気が沸いてくるし、色気も出てくる。
Element-3同様に○11問を徹底的に何度も読む、読んで考える。ここで初めてスクラッチ
シートを使った。知ってる知識を総動員して回答した。
ちなみに、この11問中7問が、後の自己採点で正解だった。自分が正解●にした内で
6問を間違えたので、11問の正答率が悪かったら結構ヤバかった。
今度は採点中も外へ出ず席でVEの皆さんの採点作業を遠くで見つめていた。
採点していたVEの表情を見る・・・どっちだ?・・・判らない。
「三木さん」呼ばれた!
5秒ほど沈黙、VEの方が自分の顔をじっと見ている「うわっNGか?」と思った瞬間
「おめでとうございます、Extra合格です」
試験中の他の受験者の方々からも拍手頂けた。
「ありがとうございます!」しか、口に出せなかった。