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ARRL/VEC FCC exam. 備忘録(2)

2009年02月16日 19時01分13秒 | License
試験勉強については、非常に多くの方々がnet上で説明、紹介されていますので
後回し、かつ目新しい内容だけにするとして、まずは当日の結果から。

ARRL VEC NAGOYA VE teamは、名古屋市東別院の東別院会館で試験が開催され
ました。地下鉄東別院駅が最寄ですが、金山から歩いても大した距離ではないので
行きも帰りも徒歩でした。

13:00開始の15分前には集合、と案内いただきましたが下見を兼ねて1時間前に偵察。
既に会場には「VEC」の張り紙がされていました。


30分ほど前になり、再度会場を覗くと、ロビーのベンチで問題と睨めっこで勉強され
ている方が数名。「おォ、この方々も受けるのか」とだんだん緊張してきます。

他の試験でも同じですが、ここぞと言うときの集中力を高めるためにドーピングを
します。いつものユンケル(安物ではなく1,000円のやつ)補給。ゲン担ぎでもあり
ますが、実際効きます。粘り強く考えることができる(気がする)。

最初にVEの方々の自己紹介がありました。ネットやお空で有名なDXer各局を生で
至近距離で拝見することが出来ます(笑)。自己紹介もJAのコールサインではなく
USのコールサインでした。「かっこいいなぁ・・・」と羨望。

今回の受験者は7,8名で、10代と思われるアジア系女性から大OMのご老体(失礼)まで
いらっしゃいましたが、40代後半の自分は真ん中くらいか。

日本の国家試験の様な秒針を見て「はじめっ!」ではなく、めいめい準備ができた
人からバラバラに試験を開始していきます。非常にフランクな進行です。

最初はTechnician(Element-2)
問題用紙の問題文がゴシック系フォントで、いつも読んでいたPoolのフォントと違う
ので最初はちょっと違和感を感じましたが、流石にElement-2は全く判らない問題
は無く、最初から●を順番にマーキングして35問完了。見直しして迷いだすと混乱
するのでマーキング抜けが無いことだけ確認して挙手。
採点を待っている間は会場外へ出て構わないので外で休憩。
AB1HPさんとお話できリラックスさせていただけたのと、いつも模擬試験でやっている
感触と大差ないことから大分やる気が沸いてきました。

部屋へ戻るとVEから「三木さん・・・・Element-2合格です」と皆さんの前で発表され
ます。ちょっと照れくさいが嬉しい。

続けてGeneral(Element-3)着手。
今度は○(怪しいので後回し)が8問残った。ちょっとヤバイ・・・。
怪しい問題だけを何度も何度も問題文を繰り返し読む、読む、読む・・・・。
すると勉強した時に脳の端っこにかすったキーワードがふんわりと浮かんでくる。
(ユンケル効果がこの辺で出る(笑))
多分ギリギリだったと思うが、何はともあれElement-3も合格。

一応自己目標のノルマは達成。「今日はいける」とへんな自信が沸いてきて、少々
休憩を長く(15分ほど)頂いた。休憩中に一応Poolを読むが全く頭に入らない(笑)。
しょうがないので適当に3問だけ馬鹿のように問題文と正解文を何度も読み丸暗記
することにした。
(ちなみにこの内1問が本当に出題されて、思わず心の中でガッツポーズでした)

最後のExtra(Element-4)
50問を最後までやり、○(怪しいので後回し)が11問残った。単純には●が全て正解なら
合格圏内だ。俄然やる気が沸いてくるし、色気も出てくる。
Element-3同様に○11問を徹底的に何度も読む、読んで考える。ここで初めてスクラッチ
シートを使った。知ってる知識を総動員して回答した。
ちなみに、この11問中7問が、後の自己採点で正解だった。自分が正解●にした内で
6問を間違えたので、11問の正答率が悪かったら結構ヤバかった。

今度は採点中も外へ出ず席でVEの皆さんの採点作業を遠くで見つめていた。
採点していたVEの表情を見る・・・どっちだ?・・・判らない。

「三木さん」呼ばれた!

5秒ほど沈黙、VEの方が自分の顔をじっと見ている「うわっNGか?」と思った瞬間

「おめでとうございます、Extra合格です」

試験中の他の受験者の方々からも拍手頂けた。

「ありがとうございます!」しか、口に出せなかった。
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ARRL/VEC FCC exam. 備忘録(1)

2009年02月16日 17時44分08秒 | License
2008年の年末にblogを書いていて、1年振り返りと、さて来年は何をしようかと
考えている中で、ボンヤリとですが米国ライセンスに挑戦してみたいなぁと考え
たので、ネットで各局の体験記や詳細を説明している記事を読み漁りました。

以前から、名古屋にもARRL VECチームがあり、定期的に試験を開催していること
は知っていましたが、実際に試験を受けようとは思いませんでした。しかし1アマ
取ってkW変更を行って以来、漫然とDXを追いかけているだけで、もう少しチャ
レンジャブルなことを手っ取り早くやりたくなったので、真剣に考えてみることに
しました。

それが設備の増強でも、自分で海外へ行って呼ばれる立場になる、でも何でも
良かったのですが、勤め人(サラリーマン)の宿命で時間と金が思い通りになら
ない(笑)ので、まずはやる気さえあれば合格できる資格にチャレンジ!となった
次第です。

と言う訳で、やる気になったが吉日で、2009年1月16日(金)の夜に準備を始めました。
2月15日の試験予定日の丁度1ヶ月前でした。

最初に受験応募するにあたり事前準備に手間がかかるのは
 1). FRN(FCC Registration Number)の取得
 2). US mailing address(郵便用の宛先住所)の確保
の二つで、他の受験料($15)やPhoto ID(パスポート、免許証など写真付き)は
どうにでもなるものです。

FRNの取得の方法はネット上で多くの方が判り易く説明されていますので割愛します。
※例えばこちら
注意すべきなのは、WEB画面で取得したFRNが表示されますが、他にmailなどでの
通知は来ないので、画面のCaptureを取っておかないと後で不便です。

US mailing addressは、本業で利用実績があった私設私書箱を半年間契約しました。
(最初から一発合格の自信があれば2,3ヶ月で十分かも?)
ちなみに2areaのCallsignを最初に指定して欲しかったのでNewYorkで開設しました。
私書箱探しもネットで沢山hitしますので、結構楽しめます。
知り合いや友人がいると気は使うものの安心できて一番いいのですが、生憎ILに
駐在していた幼馴染の友人が昨秋帰国してしまったので諦めて私書箱で対応する
こととしました。だいたい1,000~1,500/月で契約できます。

ここまで揃ったら、早速受験予定のVEチーム窓口へ申込みを行います。
当日いきなり飛び入り受験を対応頂けるVEチームもあるようですが、心配なので
申込みを行いました。

私が受験したのは、ARRL VEC NAGOYA VE teamで、1月17日に申込みして数時間
後には"Confirmation of Test Session Appointment"のメールを頂きました。

ここまで終われば、あとは心置きなく勉強するだけです(笑)

退路を断つために受験を公言するのも効果的です。
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