荒川修作さんは、滞在を二日延長され無事にニューヨークに帰られました。滞在中の荒川さんとの会話の中で、心に残ったものを今日・明日載せます。
「どの様に、今迄のメジャメントを変えるか、僕は芸術には興味なかった。レオナルド・ダビンチみたいになってやろうと思った時から始まった。江戸時代迄の芸術家はみんな僕と同じ事を言った。永遠に生きると言う事をやった。」
「ヨーロッパ人は、“無限”と言う言葉で解かった。日本人は永遠と言う、浮世絵は永遠の線、マチスは遠近法でやった無限の線、マチスはピカソよりすごい。」
「日本人は、20世紀の奇跡をやった。日本からやって来るもの一番素晴しい。何故、トヨタが売れるか?メイドイン日本は、アメリカ・イングランドその他でも売れる。インド・中国は日本を追っかけている。僕だったら、ベトナムにお金投資する。彼らは、10年後返してくれる。」
「100冊本を読んでも、倉富さんから足の指をギュウットやられ方がすごい。生物学人間学になってくるとダメ。人間、“間”の“人”として、話をしないと、まともに話せない。空気とかなるともうダメ。シュール残している。動く事で感覚生まれる。肉そのものなんだ!月・星・季節を作っているのは、ほんの瞬間立ち会うだけ。少し無限に出来ないか、地球に僕のような奴出なかった。遊眞君の様に、毎日この様な状態にいるのを、お金を一兆円かけて何千万人にやらせたい。」
荒川さんが、遊眞君のお母さんに「遊眞君にどうなって欲しい?」と質問されました。
お母さんは、「穏やかな、優しい子になって欲しい」、荒川さんの答は、「とてつもない方向をつけて、お前の曾じいさん、曾ばあさんをつけて来い!科学者にするんだ。科学者に成れ、持てないもの持っているんだと言うんだ」
「倉富さん、言葉に出来ないけど、そのままだ倉富さんがやって来たこと、言葉に成ったら哲学者の2,3冊分が空中に浮いている。遊眞君と倉富さんとやらないか?今日こそ、ビックバン。本当に有難う。必ず始めます。」
昨日、美術館の学芸員の方が来られて、荒川さんと過ごした事をお話したら、「荒川さんは、新しいアーティストだ。荒川さんは、とても元気だけど、何か健康法有るのかな?」と質問を受け、「荒川さんの食事は、毎日アワとヒエ。自宅はニューヨークのマンハッタンの大きなビルディングと聞いています。荒川さんの体の中には、反転住宅が存在しているので特別な健康法は要らない?」と答えました。