豆

[ 最近の出来事 ]
昔、昔。

ある村に、福という娘がおったそうな。

ある年、その村は日照りにで作物が育たずたいそう困っていたとさ。

そんな時、鬼が村にやってきて、雨を降らしてやるから、娘を一人寄こせと要求をしてきました。

福のおっとうとおっかあは、これを承諾。
村には雨が降り、なんとか窮地を脱します。

その後、鬼がやってきて、約束の娘を差し出すようにと申したそうな。

画像と本文は関係ありません。

末娘であった福が、自分が行きますと名乗り出て、鬼の元に旅立ちました。

その時、菜種を捲きながら鬼の家へ。

そこで炊事洗濯的な下働きに従事する福。

やがて菜の花が咲き乱れたのを見計らい、福は鬼の家を逃げ出し、その菜の花を目印に家まで帰ろうとします。

気づいた鬼が追いかけてきました。

そこで福の両親は炒った豆を鬼に投げつけ、「鬼は～外、福は～ウチ！」と叫んだそうです。

すると、豆が鬼の目に入り、撃退する事に成功。
めでたし、めでたし....................。

という昔話を聞いたのですが、（たぶん、諸説あるうちのひとつかなぁ。）

鬼、悪くねぇ～。

事前に契約内容の合意もあるし、下働き....は給与の支払いは無さそうだけど、人道的に問題のあるような内容でも無さそうな気がする。

しかも、一方的に契約を破棄されたうえ、身体的被害まで受けるなんて。

なんか、ちょっと鬼に同情してしまうような内容で、昔話の幼少期の道徳形成的側面においては、ちょっと効果が疑問です。

まぁ、細かい事はいっか。

そんな訳で、今日は節分。
明日が立春、昔の暦で言えば明日から春って事になるのかな。

早く暖かくなって欲しいですね。

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BGM♪：　Devil's Right Hand / Johnny Cash
楳図 かずおを思い起こすタイトルですが...。
納得感の薄い昔話ってのも、結構ありますよね。世の不条理を説いているんだったりして...。

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