Jose's FANTASY SPORTS!

アメリカンフットボールを中心にスポーツ好きで、カントリーギター好きのJoseによる雑記帳です。

集中と分散の振り子

2015年02月21日 23時00分00秒 | NFL
[ 最近の出来事 ]
コンピュータシステムの世界では、トレンドが集中分散の間で振り子のように行ったり来たり。


ホストコンピュータ端末 という構成の集中型システムから

パソコンの普及・発達・処理能力の飛躍的向上に伴い、分散型ネットワークが出てきたり。

クライアント/サーバという、今でも一般的な前時代とは異なる、演算は分散だけどデータの集約という意味で集中的なシステムとか。

かと思えばピアツーピアみたいな発想が出てきたり。

集中したシステムになると、そのデメリットを嫌がって、そのデメリットというのは大抵分散のメリットだったりするから、そっちに流れ、そうすると今度は逆の現象が起きるという事なんでしょう。
これに、技術発達によるデメリットの解消みたいなものが拍車をかけるという繰り返し。

NFLにおいては、選手のスカウティングを、かつては各チームのスタッフが全国から情報を集め、直接現地に赴いたり、さらに面談したりなどして、選手を見定めていました。

しかし、これでは広いアメリカ全土と、無数に存在する有力選手達をカバーしきれないし、埋もれていく選手にとってはフェアじゃない(←アメリカ人が、とてもビットをたてるワード)という事もあって....。

全米の有力選手を一同に会して、数値測定とかやって、さらに面談とかもしたらいいんじゃない?
という集中型の発想で生まれたのが、スカウティングコンバイン

とても良い形で機能していたように見えます。
40YD走などの数値は、一律で計測できるから、ブレも少ないなどのメリットがありました。

しかし近年、複雑な要素が絡む、特にパス投は、このスカウティングコンバインでの評価を嫌って、自校にスカウティング陣を読んで開催するプロデーで判断させる選手も増えてきていました。
なるべく、自分のやりやすい環境で見せたいという気持ちは分からなくもない。

こうして、限定的ながらとても効率的なシステムだった集中型から、分散へという流れが、加速していました。

そんな中、今季。
注目QBの両巨頭と目されている、マーカス・マリオタ(オレゴン大学)、ジェイミス・ウィンストン(フロリダ州立大学)のお二人とも、スカウティングコンバインでのパス投を披露する予定だそうです。

オープンな場での披露を嫌う事の、印象評価のマイナスとかがあるんでしょうかね。

これがまた、集中型への回帰というトレンドを生み出すのでしょうか。

開催日がバラバラになるプロデーは、ファンとしては情報を整理しにくいので、できれば皆さん集中的にご計測・披露されていただくとありがたいです。

BGM♪: It's Just a Thought / Creedence Clearwater Revival
アルバム「Pendulum」(振り子)に収録された曲。
集中型で情報が欲しいというのは、ただの個人の思想ではありますが、多くのファンは賛同してくれるんじゃないかと...。
コメント
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