[ NFL2015 ]
スカウティング・コンバインが終了した直後頃。
TVのニュース番組で、子供達のスポーツテストの話題が取り上げられていました。
スポーツ適正テストというほどのもので、短距離走でも何メートルかの地点ごとにタイムを計測して、初速の速い子とか、速度を保てるとかそういうものまでを計測。
(コンバインでも40YD走の10YD地点とか計測して、OL陣の評価に役立ててますね。)
他にも各種種目の細かい計測を行い、最終的な結果として、●●くんはどのスポーツに向いていますという内容が返されるというもの。(実際は色々とある結果の一部なのかもしれませんが)
ざっくり、こういうイメージ。
実際は、野球ってとこに(ピッチャー)って書いてあったりもしてました。
まぁ、少なくとも映像で見た範囲にアメフトの文字は無かったな...。
アメフト(TE)とか書いてくれても良さそうだったりはします。
ともあれ、これ。
なんか気持ち悪さを感じるんですよね。
この結果を参考程度に見るという前提なら、まだしも...。
この結果を見て、今までやっていたスポーツをやめて別のスポーツに変える子の例もあったし(まぁ、それが決断理由の100%か?と言えばそうでもないのかもしれませんが。)
とにかく、色々と気持ち悪いものを感じます。
・こうした計測で向いているスポーツを診断される事
・ある時点の計測数値でこのスポーツが向いてる!という診断をくだされる事
・向いているスポーツがその子にとって幸せという価値観
・これをやりたい!という本人の気持ち部分と関係ない事
などなど...。
もちろん、向いているスポーツに転向して幸せだったという事もあるでしょう。
けど、何か特に親側が
向いていないスポーツをずっとやっていたら子供が可哀そう。
向いているスポーツに変えれば良かったって、後で後悔したら子供が可哀そう。
そういうイメージを持っているように思えたのです。
でも、向いているスポーツに転向して、実際向いていたけど、
後で本人が「やっぱり、元のスポーツを続けたかった...。」
って思ったら、子供が可哀そうじゃないのですかね?
極端なイメージで言うと無意識に
向いているスポーツに転向
→プロとかオリンピック選手に
→成功(経済的になのか社会的地位なのかは漠としているけど)
という事を良いと描いている感じがします。
まるで大昔の受験戦争のスポーツ版って感じ。
もちろん、結果的には幸せな場合もあるでしょうし、やる側は「診断結果はあくまで参考です。」みたいな事を言うんでしょう。
でも、子供には色々いるし、周囲の期待には結構敏感だから
親も、このテストを運営している人も、こっちのスポーツの方が向いているよ
→これをやって欲しいって事だよね
と思うでしょう。
そうなったら、いや、自分は野球やりたいんで、結構です!
って言える子供が、何%いる事か。
という事を思ってしまいました。
だってさ....。
これの音楽版で、例えば自分の計測結果が
こう出て、
「君、カントリーは向いていないから、パンクをやるといいよ」
って言われたら、イヤだもん。
と、色々書いたけど、結局のところ
これがアメリカなら、野球やってる子にフットボールの適正って出たとすると
「ふ~ん、そうなんだ。それなら、アメフトもやろうかな。」
とかなるのかもしれませんが、
日本だと、君は野球をやめてアメフトやった方がいいよ、という事になってしまう、スポーツ文化の浅さが根底の問題なのかもしれませんね。
BGM♪: Measurements / James Blake
スカウティングコンバインの測定数値を見てワイワイ楽しんだタイミング。
単純に測定するだけなら、色々やってみてもいいけどね...。
ちょっと論点が違うので、本文には列挙しなかったけど、身体能力が向いているって話と実際のスポーツ適正とは結構違うと思うYO。脳みその適正の方が大切だと思うけどね。
スカウティング・コンバインが終了した直後頃。
TVのニュース番組で、子供達のスポーツテストの話題が取り上げられていました。
スポーツ適正テストというほどのもので、短距離走でも何メートルかの地点ごとにタイムを計測して、初速の速い子とか、速度を保てるとかそういうものまでを計測。
(コンバインでも40YD走の10YD地点とか計測して、OL陣の評価に役立ててますね。)
他にも各種種目の細かい計測を行い、最終的な結果として、●●くんはどのスポーツに向いていますという内容が返されるというもの。(実際は色々とある結果の一部なのかもしれませんが)
ざっくり、こういうイメージ。
バレーボール | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
野球 | ||||||
水泳 | ||||||
ハンドボール | ||||||
カヌー |
実際は、野球ってとこに(ピッチャー)って書いてあったりもしてました。
まぁ、少なくとも映像で見た範囲にアメフトの文字は無かったな...。
アメフト(TE)とか書いてくれても良さそうだったりはします。
ともあれ、これ。
なんか気持ち悪さを感じるんですよね。
この結果を参考程度に見るという前提なら、まだしも...。
この結果を見て、今までやっていたスポーツをやめて別のスポーツに変える子の例もあったし(まぁ、それが決断理由の100%か?と言えばそうでもないのかもしれませんが。)
とにかく、色々と気持ち悪いものを感じます。
・こうした計測で向いているスポーツを診断される事
・ある時点の計測数値でこのスポーツが向いてる!という診断をくだされる事
・向いているスポーツがその子にとって幸せという価値観
・これをやりたい!という本人の気持ち部分と関係ない事
などなど...。
もちろん、向いているスポーツに転向して幸せだったという事もあるでしょう。
けど、何か特に親側が
向いていないスポーツをずっとやっていたら子供が可哀そう。
向いているスポーツに変えれば良かったって、後で後悔したら子供が可哀そう。
そういうイメージを持っているように思えたのです。
でも、向いているスポーツに転向して、実際向いていたけど、
後で本人が「やっぱり、元のスポーツを続けたかった...。」
って思ったら、子供が可哀そうじゃないのですかね?
極端なイメージで言うと無意識に
向いているスポーツに転向
→プロとかオリンピック選手に
→成功(経済的になのか社会的地位なのかは漠としているけど)
という事を良いと描いている感じがします。
まるで大昔の受験戦争のスポーツ版って感じ。
もちろん、結果的には幸せな場合もあるでしょうし、やる側は「診断結果はあくまで参考です。」みたいな事を言うんでしょう。
でも、子供には色々いるし、周囲の期待には結構敏感だから
親も、このテストを運営している人も、こっちのスポーツの方が向いているよ
→これをやって欲しいって事だよね
と思うでしょう。
そうなったら、いや、自分は野球やりたいんで、結構です!
って言える子供が、何%いる事か。
という事を思ってしまいました。
だってさ....。
これの音楽版で、例えば自分の計測結果が
パンク | |||||||||
R&B | |||||||||
J POP | |||||||||
クラシック | |||||||||
カントリー |
こう出て、
「君、カントリーは向いていないから、パンクをやるといいよ」
って言われたら、イヤだもん。
と、色々書いたけど、結局のところ
これがアメリカなら、野球やってる子にフットボールの適正って出たとすると
「ふ~ん、そうなんだ。それなら、アメフトもやろうかな。」
とかなるのかもしれませんが、
日本だと、君は野球をやめてアメフトやった方がいいよ、という事になってしまう、スポーツ文化の浅さが根底の問題なのかもしれませんね。
BGM♪: Measurements / James Blake
スカウティングコンバインの測定数値を見てワイワイ楽しんだタイミング。
単純に測定するだけなら、色々やってみてもいいけどね...。
ちょっと論点が違うので、本文には列挙しなかったけど、身体能力が向いているって話と実際のスポーツ適正とは結構違うと思うYO。脳みその適正の方が大切だと思うけどね。