rftgyふじこlp:今は反芻している…JP1NOM

のんべんだらりと生きてしまいましたよ。

軽量化だけで良いの?

2008年01月02日 22時08分13秒 | クルマ
日産、全車両を15%軽量化・15年までに燃費1割改善

トヨタは中型車で1割の軽量化を目指すというが、ニッサンは全車種で15%の軽量化、燃費の一割改善を目指すという。

京都議定書が発動する今年、炭酸ガス排出量は-6%どころか、+6%で推移しているという。産業界だけでは対処仕切れず家庭での対応が求められる中、自動車の排出する炭酸ガスも大きな問題として取り上げられるべきだろう。

燃料を食うのは定常走行時ではなく、加速時なので、軽量化には大きな意味がある。これは可変シリンダーのインスパイアが、定常時に稼働シリンダーを減らす事からも明かだ。F=maという式を知っていれば、説明するまでもないだろう。乗り方一つ、という事も重要な要素だ。

さて、こちらのページの試算によると、2.5~3.0Lのクルマを1.5~2.0Lに替えると40万、1.0~1.5Lに替えると60万円近く維持費が少なくて済むという。燃料費が高騰している昨今、さらに差は大きくなるだろう。

維持費にも含まれるが、小排気量車は一般に大排気量車より燃費がよい。質量と排気量が小さいからだ。つまり炭酸ガス排出量を減らせる。だからといって直ぐに買い換えると生産時の炭酸ガス排出量が余計かかるのだが、買い換えるなら小排気量にすれば、ランニングコストと炭酸ガス排出量を減らせる事になる。

さらに浮いたコストで原付バイクを購入、通勤などに使えば、2年で元が取れるはずだ。もっとも売れているワンボックス車の一つ、エルグランドの実燃費は街乗りで10Km/Lを切るという。おそらく原付ならその三倍は走るだろう。悪くて40Km/Lというカブならなおさらである。

つまり、2L未満+原付にすると、排気量を下げた以上に(ランニングコストとしての)炭酸ガス排出量を減らせる事になる。保険料も原付特約で安く済む。


普通車は小型車よりも快適である、というのが一般解かもしれない。室内が広く、運転にフラストレーションがたまりにくいだろう。原付から普通二輪に乗り換えて感じることと同じだろうね。時々キャンプに出かけるから大型ワンボックス、というのもわかるが、日常ほとんど一人しか乗らない車にしてはでかすぎると思う。

日常使うには原付や小型車、レジャーにはレンタカーでワンボックス、ぐらいのモーダルシフトが必要じゃないかと思う。なるべく鉄道を使うというパラダイムシフトも必要だろう。

自動車産業が冷え込むと困るのかマスメディアはあまり取り上げないが、こういう解法もあるよ、ということで。