チベット-中国-日本の関係

レアメタル・レアアースなどの資源戦略で日本は中国にでかい口をたたけない、という指摘を受けたので、チベットと絡めて経済関係を簡単にまとめてみた。

実はチベットが資源大国だったりして、中国が手放したくない大きな理由となっている事が判る。そして実は中国の資源戦略に絡めとられているという以上に、日本が希少資源を入手したいがために、表だっては口に出さないが中国のチベット支配を支持する理由がある。

中国の戦略の一つにアフリカなどでの各種援助というのがある。通信衛星を打ち上げて援助国に通信インフラを提供するのは、各種資源・石油を確保し、国際世論を味方に付けるためだ。

このような援助による囲い込みは日本も行っているが、中国の方が戦略的に上手。武力に頼らない外交を標榜する日本が一番力を入れないといけないところなんじゃないのか？

だから未来に向けた戦略がないってんだよねぇ。


ちょいと調べてまとめてみると、日本は中国の言いなりになっている訳ではなく、むしろ資源調達のためにチベット支配を利用している、という構図が見えてくるんだよね。

ゴルゴ13の脚本を書くなら、コレをふまえた上でさらに裏側をかけないとダメなんだろうなぁ…

追記：なにげにチベットの「国旗」が間違ってました…黄色い枠がついて正解。

聖火リレー

聖火　走る大警備線

日本の政治家は中国様のご機嫌を損ねないように、餃子問題でもチベット争乱でもほとんど沈黙を守っているけど、ロンドンでもパリでも大騒ぎになっている。

聖火ランナーがバスで移動したり、火を消して移動するなんて、モスクワオリンピックでもなかったんじゃない？

日本では長野を聖火リレーが通るというが『聖火リレーは、北京五輪を盛り上げたり、楽しんだりするイベントではもうなくなっている。滞りなく終わってほしい』という状況。とんだ厄介者状態。


政治とスポーツが別だというなら、チベット侵攻や独立運動に対する弾圧を糾弾する声明の一つも出せば良い。政治と経済も別だとそれができて良いんだけどね。

なんといっても毒餃子事件で中国で殺虫剤が混入された、という事になってきたら餃子と関係ないモノの輸出を止めたり、日本から輸入された物資の税関の審査を止めたりするからね。したたかというかずるがしこいというか>中国

なまじ市場として有望であり、過去に日本が侵略したという歴史的経緯があるから、強く出られないんだろうけど、言うべき事は言わないとますます舐められちゃいます。

日本の憲法前文や九条の規定は「武力による外交は否定し、話し合いで解決する」と言っているわけだけど、それは諸外国に迎合するという事ではないし、他国の軍事侵攻を肯定するわけでもない。ましてや人権蹂躙や武力弾圧を黙認する等という事でもない。

武装を解除し、まだどの国もなしえなかった崇高な思想を掲げたわけだけど、現実には再武装したあげく、アメリカの軍事戦略に組み込まれ、中韓にはゴメンサイ外交しかできていない。

その上中国のチベット弾圧に対し、どの政治家も政党も事実上何も言及しないのであれば、「卑しい国家」として、評価がますます低くなるだろうし、憲法の精神にも反するだろう。

過去の負い目は仕方がないが、現在から未来への視野にかける連中ばかりだね。そんな事だから日本の国際的な立場は良くならないし、一流国家になれないんだよ。

滝沢ダム市道の位置

滝沢ダムのWebサイトから資料を引っ張ってきました。

図中『アクセス路』とあるのは現在の県道210号の旧道で、中津川林道へのアクセス路のこと。県道210号は拡幅整備され大型観光バスでも通れるのだが、中津川林道方面への分岐のあたりは道幅が狭くときおり観光バスと10tトラックが離合に難儀する。

持桶トンネルなどの外周にある旧道は小型車がギリギリ離合出来るかどうか、場合によってはすれ違えない細い道。夏場などはこちらの旧道の方が趣がある。移動するには新道が便利だが、景色を楽しむには旧道に限る。

金山志賀坂林道は昨年の台風9号による壁面崩落で通行止め。オフ二輪なら通れそうだという事だが、四輪は無理だという。

市道開通の折りには金山志賀坂林道もアプローチしてみたい。その際には中津川林道も復旧している事を祈るばかり。