環境税、運転者の「理解」課題=道路族反発、難航は必至
道路特定財源がめちゃくちゃな使われ方をしているのに、暫定税率を復活させるつもりの与党。現状でも既に国民の理解を得られないどころか、理解の範疇を越えています。
道路特定財源のハズが地方に交付される補助金になっていたりする事も明らかになってきてます。道の駅を道路特定財源から補助するのは解ります(し、あればあったで便利です)が、箱モノに流用されるのは納得出来ません。
「暫定税率商法」も議員の懐を暖めるだけです。
そういう事の反省も改善も無いところに、環境税として徴収する、というのは単なるごまかしにしか映らないですよ。天下り法人を潰すだけじゃ同意は得られないでしょう。道路道路と言ってる議員にはいらんですよ。道路作ればいいと思ってる首長や有権者もイランですよ。
環境税化するならガソリンの税率は正規にして、自動車税・重量税などをアグレッシブな累進課税に変更した方が良いでしょう。それに消費税の二重課税もやめましょう。
10・15モードの燃費を基準にして、30Km/L走るなら減税。25Km/Lなら変更無し、20Km/Lなら現行の2倍、15Km/Lを切るなら現行の4倍、10Km/Lを切るようなら8倍の自動車税。5Km/Lなら16倍とかね。
重量税も2.5tを越えれば8倍、2tを越えで4倍。1.5tで変わらず、1tを切ると減税とか、ね。
古いアメ車は徹底的に排除されるでしょう。4L/2tを越える「高級車」は売れなくなるでしょう。でも炭酸ガスを減らすことって結局、そういう事なんだよね。馬鹿でかい車が減れば道路の改良工事も減って一石二鳥。
もちろんトラックやバスは優遇税制にする。ただし鉄道輸送へのモーダルシフトを促すようにする。使った分のガソリン(=炭酸ガス)に課税するというよりは、ガソリンを使わせない方向へ誘導するのが政策ってもんじゃないのかな?
道路特定財源を残すにしても、路面を傷める重量車からより多く徴収するのが合理的でしょう。
それと石油があるうちに水素プラント/インフラを整える。天ぷら油などのBDF精製プラントを建設、供給する。公共交通機関を筆頭に石油代替え燃料を積極的に利用する。集配車なんかは水素にどんどん切り替えちゃう。水素自動車やBDF専用車、燃料電池車は政策的に減税して、補助金も出す。この財源は「環境税」をあてればいい。
環境税だからといってガソリンと道路の範疇で考えてちゃダメでしょ。
それよりもまず、手始めに
衆議院を解散して民意を問うてみてはどうかね?