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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

反重力装置

2010-04-15 10:42:52 | 日記
 昔、スーパージェッターという方がいた。本来、30世紀という遠い未来から来た人物なので、昔いた、というのは間違いだが、私が知っているジェッターさんは昔の白黒アニメの中に住んでいた未来の少年である。
 このジェッターさんはタイムパトロールというパトロール隊に勤務していて、タイムマシンの交通整理のような仕事をしていた、はずだ。実はもうあまり覚えていないが、何かの事故で私の子供時代のアニメの中に出現してしまったのだ。
 彼は常にパトロール隊の制服である黄色いスーツを着ていた。実に礼儀正しい人物だ。このスーツのベルトのバックルがすごい。反重力装置になっているのである。
 この反重力装置を使って、およそ60Kgほどありそうな体重を大幅に減少させ、野口さんや山崎さんが宇宙ステーション内を飛んで歩いているような軽やかな空中移動を可能にしているのである。
 ドラえもんの竹コプターも反重力装置の一種だろうと思うが、ネーミングがすでにユーザに受入れやすいものになっており、反重力装置という「科学技術」を感じさせる硬い響きは失せている。
 私が実用的な個人利用の反重力装置について話を聞いたのは、このジェッターさんが最後だったと思う。その後、私の周囲の方々は急速に科学技術から精神世界に興味の方向性を変えて行った、と記憶している。
 人の心の力、「気」で、飛ぶのである。悟空もジェダイもみんな、心の力で空を飛んだ。

 重力について最も理解を深めたのは、かのアインシュタインさんだったかもしれない。19世紀後半から20世紀前半の世界は、この世界を分析し、深く考えることが好きな人達を輩出しやすい空気があったのだろう。重力が空間をひずませていることを理解し、宇宙の歴史を理解する大きな世界観の変化を生んだ。

 現在、重力に抗するためには、プロペラを回したり、燃料の爆発を起こしたり、と、かなりの荒業を必要とする。私が今、急に個人的に空中に舞い上がろうとすると、周囲にいる方々にはかなり多大の迷惑をかけることになるだろう。ちょっと間違えば、命を落とす人まで出るに違いない。飛び上がった私自身もそうだ。細かなコントロールができる技術は現時点で開発されていないので、一気に天井に激突してこの世のもので無くなり、そのまま幽体離脱して天井をすり抜け、ほら飛べたと思うかもしれないが二度と現世には戻れない。

 静かに重力に抗するにはどうしたらいいのだろう?
 21世紀の科学と技術が、どんなソリューションを提案してくれるのか、楽しみだ。

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株式会社ジェイエスピー
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