コーヒーが朝のスイッチだと言う人も多いだろう。私もなんとなくその口だ。朝出勤時に角のベローチェで「持ち帰りで、アメリカンのLを」などと言って購入し右手にコーヒー左手に鞄姿で会社のエレベータに乗る。
アメリカンと言うのはAmericanと書く。「アメリカの」とか「アメリカ人」とか言った意味だが、上記のせりふを日本語に置き換えると「持ち帰りで、アメリカ人のLを」となったりする。金髪の大柄な女性を持ち帰る姿を想像してしまいたくなるが、ちょっと待って欲しい。「アメリカ人」ではなく、「アメリカの」が正しかった。すると「持ち帰りで、アメリカの のLを」となる。
年若い方々と話をする際、「ん、アメリカの?」「アメリカの何?」「途中で止めてどうする?」「そこをはっきり言わなくちゃ、ダメじゃないか!」と言いたくなったりするものだが、角のベローチェでカウンターに立つアルバイト氏に「持ち帰りで、アメリカのコーヒーのLを」と日本語訳を施した後、全面的に省略無しで言った場合どのようなことになるのであろうか?何のことはない「アメリカンの大きいやつですね?」と聞き返されて恥ずかしげに「はい」とカウンターに人差し指でのの字を書きながら小さく答えておしまいだ。だが、心は晴れない。
「アメリカン」と言うのは本来「アメリカンコーヒー」の省略形であるはずだった。これならば、「アメリカのコーヒー」と言っても間違いではない。しかし、アメリカンコーヒーと言うのは浅く煎った豆から抽出したコーヒーのことだったのではないか?だが、角のベローチェのアメリカンは、「ブレンドのお湯割り」であって、それ以外のものではまったくない。つまり、アメリカンコーヒー=浅煎り豆コーヒーであるのに対し、アメリカン=ブレンドのお湯割りであって、アメリカンコーヒーとアメリカンはまったく別物なのであった。言ってみれば、ちょっとややこしいが日本のコーヒーチェーン店で供される「アメリカン」は、「日本のアメリカン」(ブレンドのお湯割り)という新種の飲み物なのである。
だから、「持ち帰りで、アメリカンのLを」とオーダーした場合のアメリカンは、「アメリカの」とか「アメリカ人」とかの意味ではまったくなく、日本人が発明したブレンドのお湯割りと言う意味なのだった。だから「ブレンドのお湯割りね」とオーダーしても通じるはずだが、それではあまりに垢抜けないではないか。
それにしても、とてつもない飲み物を販売しているものだ。
このとてつもない飲み物で朝のスイッチが入るの入らないのとブログに書くやつの気が知れないが、不思議と目が覚めるのだ。
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横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
アメリカンと言うのはAmericanと書く。「アメリカの」とか「アメリカ人」とか言った意味だが、上記のせりふを日本語に置き換えると「持ち帰りで、アメリカ人のLを」となったりする。金髪の大柄な女性を持ち帰る姿を想像してしまいたくなるが、ちょっと待って欲しい。「アメリカ人」ではなく、「アメリカの」が正しかった。すると「持ち帰りで、アメリカの のLを」となる。
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「アメリカン」と言うのは本来「アメリカンコーヒー」の省略形であるはずだった。これならば、「アメリカのコーヒー」と言っても間違いではない。しかし、アメリカンコーヒーと言うのは浅く煎った豆から抽出したコーヒーのことだったのではないか?だが、角のベローチェのアメリカンは、「ブレンドのお湯割り」であって、それ以外のものではまったくない。つまり、アメリカンコーヒー=浅煎り豆コーヒーであるのに対し、アメリカン=ブレンドのお湯割りであって、アメリカンコーヒーとアメリカンはまったく別物なのであった。言ってみれば、ちょっとややこしいが日本のコーヒーチェーン店で供される「アメリカン」は、「日本のアメリカン」(ブレンドのお湯割り)という新種の飲み物なのである。
だから、「持ち帰りで、アメリカンのLを」とオーダーした場合のアメリカンは、「アメリカの」とか「アメリカ人」とかの意味ではまったくなく、日本人が発明したブレンドのお湯割りと言う意味なのだった。だから「ブレンドのお湯割りね」とオーダーしても通じるはずだが、それではあまりに垢抜けないではないか。
それにしても、とてつもない飲み物を販売しているものだ。
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