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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

歴史

2010-04-20 16:40:31 | 日記
 「わが家の歴史」という三谷幸喜原作のテレビドラマを見た。残念ながら長過ぎてリアルタイムでは見られず、録画して週末に見たのだが、一気に見るにはかなり疲れる大作だ。月曜日は、おかげで目がかすんだ。だが、おもしろかった。
 そして、ジョン・アービングの「ホテル・ニューハンプシャー」を思い出した。原作の小説も映画もおもしろい作品だ。できれば小説の方を読んで頂きたい。あなたが若い方なら、アービングの処女作「熊を放つ」を読んでから読んで頂きたい作品だ。
 なんと、「熊を放つ」は、今をときめく「1Q84」の作家、村上春樹の日本語訳で販売されている。ロストジェネレーションと呼ばれた1920年代以降のアメリカ作家たちの流れを汲む若者の夢と挫折の物語だ。明るくおしゃれなのにどこかせつなく心に残る。
 アメリカは移民の国であるため、自分がどこから来てどのように生きてきた人種の末裔なのか気になるらしい。自分を育てた家族と、その家族を育てた家族と、そのご先祖様達のことをずいぶん気にする。「ルーツ」というアレックス・ヘイリーの作品があった。アフリカから奴隷としてアメリカに渡った少年のその後、孫の代までが描かれていた。2時間枠で流されたドラマだったが当時はヒマだったのか、家族みんなでテレビに釘付けになった記憶がある。

 「わが家の歴史」は、「ルーツ」のような前評判でもなかったし、内容もそんなに過酷なものではない。
 番組の冒頭に映し出される一枚の白黒写真。そこには運動会のパン喰い競争に参加した家族一同の奮闘振りが写っているのだが、「ぼく」はその写真をなんと大切に誇らしく感じているか、3夜2時間ずつかけて、その訳が語られるのだ。
 「ぼく」が今こうしていられるのは、誰のおかげなのか。「ぼく」を生んで育ててくれた父と母は、どんな苦労をしてここまで来たのか。その母を生んで育ててくれた祖父と祖母はどんな人生を送って来たのか。どこにでもある普通の家族の中に、どれだけ多くのドラマが生まれ積み重なって行くのか。小さなエピソードをこれでもかと重ね重ねて「ぼく」は写真の家族の自慢をした。

 誰かが本当に心から大切に思っているものの話を聞くのは、おもしろい。

 そして、「なぜ」そうあるのか、歴史を知らずに理解することはできない。
 歴史好きの人が増えている、という。新しい理解につながってくれるといい。


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