JSP_Blog

ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

最近の若者は

2010-04-08 13:12:02 | 日記
 本屋に寄ることが多い。何が今読まれているのか気になり、積み上げられている本を眺めるだけのために本屋をぶらぶらする。通勤途中の横浜駅ビルの中にある書店に立ち寄ることが特に多い。

 先日もやはり会社の帰りに書店をぶらぶらしていたら、その書店の前をかなり大きな声で、と言うより叫び声をあげて通り過ぎていく若い女性がいた。
 何事か、と振り返って見たら携帯電話に叫んでいるのである。最近の若い者は、などとその一瞬でおじさん化してしまう自分が怖かったが、女性の声はとがっており否応無く耳に届く。しかも、言葉遣いはかなり汚い。

「だからっー、何でなんだよー、えっー」
「バカかー、何でそんなこと言ってんだよー」
「バーカ、そんなこと言ってんじゃねーよー」

 そんな声がやがて遠ざかって行ってしまったが、なぜか気になって声が去った方へぶらぶらしてみると、コーナーのベンチに腰掛けてまだやっている。

「おーい、チーコは世の中なめてんじゃねーの」
「バーカ、だから、やめんじゃねーよ」
「簡単にあきらめんなよー、続けろよー、何言ってんだよー」
「大変なことなんていっぱいあんだよー」

 叫び声は続いているけれど、ん、ちょっと違うかなこれは、と思えてきたのだが、叫んでいる女の子は泣いているのだ。

「やめるなんて言ったら終わりだっつってるだろ」
「やめんなよー。今やめんなー、おい、聞いてんのかよー」
「大変なんだよ、みんな大変なのー、でもやってんだよ」
「続けなきゃわかるものもわかんねぇーって、やめんなよー」

 声はかすれ悲痛な叫びみたいになっていたけれど、声が途切れた時、周囲の目は優しかった。ついさっき、最近の若い者は、ちぇっ、などど思っていた私だったが、その時にはもう、すごいな、最近の若い者は、と胸がいっぱいになっていた。
 アメリカ映画なら、あの時拍手が起きていたかもしれないな、と今思う。思い出せば拍手をする勇気も無かったのかと恥ずかしくなる。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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