人の言動でものすごい違和感を感じることはないだろうか?
昨夜、帰宅途中の駅でいつもの通り電車待ちの間に本を読んでいると
「だからー、そのまま切って食うなり、きゅうり詰めて切るなり、好きにすりゃいいじゃん!」
「は~?天ぷら?メンドー」
文字で書くと男性のようだが、女性が隣で電話しているのが聞こえてきた。
会話の断片から、どうやら竹輪を料理するとかしないとか、捨てるとか捨てないとかを大きな声で揉めている。かなり生活感溢れている。
私は、手元の本に目線は行っているが、耳は会話を拾っている。もうこうなると本の内容など入ってこない。
隣の女性がどんな感じの人なのか、見てみたくて仕様が無い。
駅の電車待ちの間に竹輪について大きな声で揉めている、っていうこのシチュエーションだけでも一生のうちで1回あるかないかだろう。
どうしても見てみたい誘惑に負けて隣をチラ見してみる。当然、電車まだかな~?風な顔を装っている。
すると、ビックリ!
隣で話している女性は声のトーンや話振りから、勝手に粗野な感じの女性を想像していたが、めちゃめちゃ清楚な感じのお嬢さん。
体は真っ直ぐ立っているが、気持ちの中では3メートル位仰け反り、後ずさり。どひゃー!っていう程驚いた。
外見と会話の内容が、アイスをおかずに御飯を食べる位合わない。とてつもない違和感を感じた。
今更であるが、よくよく考えてみると(よくよく考えなくても)、要するに私の勝手な先入観が成せる違和感である。
先入観とはなかなか恐ろしい。
こんな他愛ない話の先入観なら飲み会話のひとネタで済むが、よく聞くのが連絡、報告の類いでのひとコマ。
「あの話、XXさんに連絡した?」
「メールしておきました。」
「で?その後は?」
「・・・・」
私も良くやってしまう。相手がメールは読んでいるものだという先入観。
投げたボールを相手が受け取ったと勝手に思ってしまう。
本当に受け取ったかどうか、重要な話であればあるほど確認することは必須になる。
先入観は自分の考えを狭い範囲に留めてしまう枠みたいなもんだろう。
枠を取っ払わないと良いアイデアは浮かばない、とか
前提を疑え、とか
賢い人たちは色々な言葉で我々に先入観の危険性について教えてくれている。が、そんなに簡単なことでは無い。
その昔学生時代に、「他人は自分が思うほどやってくれないし、自分も他人が思うほどできない」という、
物凄い人生訓を教えてくれた先輩がいたが、これでは悲しい。
コレくらいやってくれるだろうという先入観を裏切られ、裏切られすると、こういう結論に至るのかと残念な気持ちになった事を思い出した。今なら先輩自身の先入観を指摘することが出来ただろう。
先入観を抜きにしてホントのところはどうなのよ、と周囲を良く見る目を養いたいと思う。
ちなみに竹輪ばなしの夜は、ちくわの磯辺揚げをつまみに一杯飲んだのは言うまでもない。(野)
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横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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私は、手元の本に目線は行っているが、耳は会話を拾っている。もうこうなると本の内容など入ってこない。
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隣で話している女性は声のトーンや話振りから、勝手に粗野な感じの女性を想像していたが、めちゃめちゃ清楚な感じのお嬢さん。
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枠を取っ払わないと良いアイデアは浮かばない、とか
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賢い人たちは色々な言葉で我々に先入観の危険性について教えてくれている。が、そんなに簡単なことでは無い。
その昔学生時代に、「他人は自分が思うほどやってくれないし、自分も他人が思うほどできない」という、
物凄い人生訓を教えてくれた先輩がいたが、これでは悲しい。
コレくらいやってくれるだろうという先入観を裏切られ、裏切られすると、こういう結論に至るのかと残念な気持ちになった事を思い出した。今なら先輩自身の先入観を指摘することが出来ただろう。
先入観を抜きにしてホントのところはどうなのよ、と周囲を良く見る目を養いたいと思う。
ちなみに竹輪ばなしの夜は、ちくわの磯辺揚げをつまみに一杯飲んだのは言うまでもない。(野)
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