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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

キーワード

2013-04-09 12:47:32 | 日記
 IT業界にいると英語の略語が会話の中に混じって飛び交うことが多く、話題になる用語の意味を知らないと周囲の人の話しについていけないことがある。「クラウド」のように略語ではなく意味のある単語であれば、ぼんやりとでも意味を掴むことができるのだが、初めて「SaaS」や「PaaS」と言われても何のことだか分かる人は少ない。
 
 それでもその世界の人間であろうとすれば、毎年のように生まれてくる新しい言葉を覚えて、会話ができるようにしておきたい。ここ数年、技術的に旬なキーワードを選んで解説してくれている雑誌から題材を頂いて、毎朝1つ社員の誰かに説明してもらうことを実施している。と言うと年中実施しているようだが、実態は年に2ヶ月ほど。その年入社の新人を中心にローテーションで担当が変わる。
 
 次から次に新しいキーワードが世に出るからと言っても、毎朝1つ題材として取り上げれば、ここ2年か3年のキーワードも2ヶ月程度で種切れになってしまう程度の数だ。だが、これが新人くんたちにとってはかなり大変だ。何もかも目新しく聞いたこともない言葉ばかりの中で、最近生まれた言葉を理解し説明しなければならない。説明する時は、ホワイトボードを使ってもらうこともお約束にしている。
 人の前に立って、ホワイトボードで自分の知識をうまく説明する。この業界では出来るだけ持っていたい技能のひとつだ。
 
 今年もこのキーワードの発表が今日の朝から始まった。本日のお題は「MDM」。緊張した面持ちではあったが、短い時間の中で伝えたいことをしっかり伝えることが出来た。質問にも堂々と答え、立派なものだった。自分で調べて自分で人に説明したキーワードは不思議と忘れない。その後、実生活の中でその言葉に出会うと、より理解が深まるように思う。紙に書いてある文字を読んだ時には理解できなかった意味が、人に説明されると理解できる、という場合もある。池上彰さんの人気が高いのは、話し言葉でわかりやすく説明してくれるからだろう。
 
 なんという事もない、ただのキーワードではあるが、その意味をうまく伝えられる表現を工夫できた時、その工夫を編み出した本人のそれからは、大きく変わって行くかもしれない。『舟を編む』(三浦しおん著)が、今映画にもなって脚光を浴びているが、キーワード一つ一つが、その時代の空気や命をたっぷり含んだ宝物である。大切にして自分の個性にあった伝え方や使い方をして行きたい。
 
 知らない言葉を知らないままにしておかず、少しでもその意味を知ろうとする努力を忘れないでいよう。恥ずかしがらずに、知っている人に意味を聞いてみるのもいいかもしれない。(三)
 
 
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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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