深夜家に帰ってテレビのスイッチを入れると、インドとミネアポリスともう1ヶ所、場所は忘れてしまったがアメリカのどこか南部の方だったかもしれない。この3ヶ所で生活する3人の活動を小さなカットでつなぐドキュメンタリーをやっていてズルズルと引き込まれた。
前編と後篇に分かれていて翌日に後篇が放送されたのだが、何とまたしても同じ深夜の帰宅で、結局前後篇ともボーッとしながら、しかし多少真剣に見ることになった。
インド人はクリシュナンという真面目そうな小太りの青年。カースト制の頂点の出だそうで、家族も出演していたがさすがに裕福な家庭と言う感じだった。そのクリシュナン、ホテルのシェフの職に就いたのだが、路上のホームレスが自分の排せつ物を食べる姿を見てショックを受け、仕事を辞めて路上生活者に食事を配るボランティアを始める。
家族は一族を上げてクリシュナンを止めるが彼は一向に言うことを聞かない。毎日毎日、どんなにひどい天候の日でも町を回って食事を配る。この町の話しも説明されていたが、巡礼の聖地だそうで、地方からお参りに家族で人がたくさんやってきて、口減らしのために老人を置き去りにして若い者だけで帰ってしまうそうだ。日本でいう姥捨て山のような町なのである。残された老人は行く当てもなく道路端に座り込み飢餓で死が訪れるのを待つばかりだ。そんな人々に食事を配るのがクリシュナンの仕事になった。もちろん収入は無い。周囲の援助に頼るばかりだ。反対し続けた彼の両親も、ある日息子について町を一緒に回ってみて、考えを変えた。息子は凄いと。
一方ミネアポリスはアメリカでも北の方だ。冬は寒い。インドのように道端に寝転んでいれば凍死する。しかし、やはり貧しい人は多いようだ。世界の中でも最も富める国であるはずのアメリカであるのに、夜のミネアポリスにはホームレスがいっぱいだ。アラン・ローの周りに集まったホームレスは、アランから小銭をもらって夜通し走るバスに乗り込む。行く先がどこかにあるわけでは無い。凍死しないためにバスに乗る。アランは夜通し街を車で走り回って彼らにサンドイッチや靴下や手袋も配る。この夜回りを彼は30年も休まず続けているという。朝方になって車の中で仮眠を取って家に帰る。彼を支えなければ、と考える人の輪も広がっている。
もう1ヶ所場所は忘れてしまったが、ケイティという女の子の名前は忘れない。9歳の時、小学校で渡されたキャベツの種をしっかり育てたら巨大なキャベツに育ってしまって、それを貧しい人たちが集まる支援センターに寄付したところ何百人もの人たちがそのキャベツを食べて喜んでくれたことを知った彼女は、野菜を育てて寄付する活動を始める。その後、番組の中では14歳だったか15歳だったかに育ったケイティが学校の友達や地域の農家の人達の助けを借りて野菜畑を運営している姿が映し出された。小さな活動をずっと続けてきたのだ。両親の支えがなければ続かなかったことだろう。母親はインタビューの中で、実は今生活が苦しい、苦しいがそれで娘の活動に影響が出るようなことには決してしたくない、ときっぱりと言っていた。
3人に共通しているのは、誰かのために自分ができることをしたい、と始めた活動が何年も途切れずに今もまだ続いている、という事実だ。企業は収益が上がらないとやって行けない、と絶えず言われる。継続するためには利益が必要だと。しかし、この3人はまったく収入のことを気にかけず、わがままなくらい自分のやりたいことをやっているだけだ。それでも支援の輪は広がっており、地域を超えた広がりを見せている。
参考:
http://akshayatrust.org
http://mrdinc.org/index.html
http://katieskrops.com/
(三)
monipet
動物病院の犬猫の見守りをサポート
病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
「できたらいいな」を「できる」に
OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
短納期HEMS開発をサポート!
GuruPlug
カードサイズ スマートサーバ
株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
前編と後篇に分かれていて翌日に後篇が放送されたのだが、何とまたしても同じ深夜の帰宅で、結局前後篇ともボーッとしながら、しかし多少真剣に見ることになった。
インド人はクリシュナンという真面目そうな小太りの青年。カースト制の頂点の出だそうで、家族も出演していたがさすがに裕福な家庭と言う感じだった。そのクリシュナン、ホテルのシェフの職に就いたのだが、路上のホームレスが自分の排せつ物を食べる姿を見てショックを受け、仕事を辞めて路上生活者に食事を配るボランティアを始める。
家族は一族を上げてクリシュナンを止めるが彼は一向に言うことを聞かない。毎日毎日、どんなにひどい天候の日でも町を回って食事を配る。この町の話しも説明されていたが、巡礼の聖地だそうで、地方からお参りに家族で人がたくさんやってきて、口減らしのために老人を置き去りにして若い者だけで帰ってしまうそうだ。日本でいう姥捨て山のような町なのである。残された老人は行く当てもなく道路端に座り込み飢餓で死が訪れるのを待つばかりだ。そんな人々に食事を配るのがクリシュナンの仕事になった。もちろん収入は無い。周囲の援助に頼るばかりだ。反対し続けた彼の両親も、ある日息子について町を一緒に回ってみて、考えを変えた。息子は凄いと。
一方ミネアポリスはアメリカでも北の方だ。冬は寒い。インドのように道端に寝転んでいれば凍死する。しかし、やはり貧しい人は多いようだ。世界の中でも最も富める国であるはずのアメリカであるのに、夜のミネアポリスにはホームレスがいっぱいだ。アラン・ローの周りに集まったホームレスは、アランから小銭をもらって夜通し走るバスに乗り込む。行く先がどこかにあるわけでは無い。凍死しないためにバスに乗る。アランは夜通し街を車で走り回って彼らにサンドイッチや靴下や手袋も配る。この夜回りを彼は30年も休まず続けているという。朝方になって車の中で仮眠を取って家に帰る。彼を支えなければ、と考える人の輪も広がっている。
もう1ヶ所場所は忘れてしまったが、ケイティという女の子の名前は忘れない。9歳の時、小学校で渡されたキャベツの種をしっかり育てたら巨大なキャベツに育ってしまって、それを貧しい人たちが集まる支援センターに寄付したところ何百人もの人たちがそのキャベツを食べて喜んでくれたことを知った彼女は、野菜を育てて寄付する活動を始める。その後、番組の中では14歳だったか15歳だったかに育ったケイティが学校の友達や地域の農家の人達の助けを借りて野菜畑を運営している姿が映し出された。小さな活動をずっと続けてきたのだ。両親の支えがなければ続かなかったことだろう。母親はインタビューの中で、実は今生活が苦しい、苦しいがそれで娘の活動に影響が出るようなことには決してしたくない、ときっぱりと言っていた。
3人に共通しているのは、誰かのために自分ができることをしたい、と始めた活動が何年も途切れずに今もまだ続いている、という事実だ。企業は収益が上がらないとやって行けない、と絶えず言われる。継続するためには利益が必要だと。しかし、この3人はまったく収入のことを気にかけず、わがままなくらい自分のやりたいことをやっているだけだ。それでも支援の輪は広がっており、地域を超えた広がりを見せている。
参考:
http://akshayatrust.org
http://mrdinc.org/index.html
http://katieskrops.com/
(三)
monipet
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病院を離れる夜間でも安心
ASSE/CORPA
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「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業